
渋谷の大規模再開発「(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区」(地上41階、高さ約208m)の計画地にある既存ビル「みずほ銀行渋谷事務センター」(地上20階、高さ91.81m)の地上解体工事が2025年3月1日に着手しました。解体の施工者はゼクオスで、解体工期は2026年12月25日までとなっています。この記事では同再開発の概要や既存建物解体状況(2025年3月2日時点)、地図等を載せています。
渋谷二丁目西地区について

完成予想図[出典:東京都]
「渋谷二丁目西地区再開発(渋谷二丁目プロジェクト)」は「Shibuya REGENERATION Project」と称される渋谷駅東側(青山側)の大規模再開発で、A街区とB街区に分かれた「(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業」と、この図の左側となる任意の共同建て替え事業(C街区)で構成されています。

断面図[出典:東京建物]
A街区は店舗や上空広場がある集客施設で、規模は地上5階、地下1階、高さ約44m、敷地面積約1,700?、延床面積約2,940?となり、B街区は地下にバスターミナル、低層部に店舗、広場、人材育成拠点、国際水準のホテル(4〜9階)、中高層部が事務所となる複合施設で、規模は地上41階、地下4階、高さ約208m、敷地面積約1万2800?、延床面積約24万6850?となります。
C街区は外国人ビジネスワーカー等の中長期滞在の需要を満たす国際水準の住宅(国家戦略住宅、賃貸住宅約1万2000?)となるタワーマンションで、規模は地上41階、地下2階、高さ約175m、敷地面積約4,300?、延床面積約約6万3000?で計画されています。
事業者は渋谷二丁目西地区市街地再開発組合(参加組合員:東京建物、都市再生機構)で2025年度着工、2029年度の竣工予定となっています。

配置図[出典:内閣府]
計画地は渋谷駅の東側でA街区は宮益坂と青山通りに挟まれた敷地、B街区は青山通りと六本木通りに挟まれた敷地となっており、各街区はペデストリアンデッキによって接続されます。

青山通りから見たA街区[出典:内閣府]
表参道側から見たA街区の完成予想図です。計画地は宮益坂、金王坂を登ったところの角地で、表参道側から青山通りを通って渋谷に向かったときに真正面に見える建物となります。

青山通り側から見たA街区建物の全景[出典:内閣府]
A街区は店舗や階段状の上空広場がある斬新なデザインの屋外施設で、イベント等でも利用活用できるように地域に開放する計画となっています。

上空広場から見た青山通り[出典:内閣府]
A街区の上空広場からの眺めです。表参道方面を望むことができるようになります。

A街区から見た青山通り横断デッキ(B街区方向)[出典:内閣府]
青山通り上空にはA街区とB街区を接続するデッキが整備されます。

南側(六本木通り側)から見たB街区[出典:内閣府]
B街区には大屋根のある広場が整備されます。

B街区南側の大規模広場[出典:内閣府]
広場の芝生は開放されることになります。

南側(六本木通り側)から見た計画地[出典:内閣府]
B街区とC街区の完成予想図です。大屋根のある大規模広場はC街区の隣となる六本木通り沿いに配置されます。

計画地内現況図[出典:東京都]
A街区とB街区の現況図です。B街区の「みずほ情報総研渋谷事務所」となっているビルは地上20階、高さ91.81m規模となっています。
位置図

計画地位置図[出典:東京都]
計画地は渋谷駅の東側(青山側)となる高台側で、渋谷駅側から見た場合は「渋谷クロスタワー」(地上32階、高さ131m)の背後に位置しています。
渋谷二丁目21地区は「渋谷ヒカリエ」(地上34階、高さ182.48m)、渋谷二丁目17地区は「渋谷アクシュ(SHIBUYA AXSH)」(地上23階、高さ122.86m)のことで、これらのビルを経由することで高低差を解消したルートでアクセスが可能となります。
既存建物解体状況

2015年1月25日にヘリから撮影した「渋谷二丁目西地区再開発(渋谷二丁目プロジェクト)」の計画地です。緑色の網掛けがA街区(地上5階、高さ約44m)、赤がB街区(地上41階、高さ約208m)、青がC街区(地上41階、高さ約175m)となっています。このうちB街区において、一部既存建物の解体工事が3月1日から始まっています。

解体工事が始まった「みずほ銀行渋谷事務センター」です。2025年3月2日に撮影しました。

六本木通りに面した場所で、写真左側の渋谷駅側には「渋谷クロスタワー」や「渋谷スクランブルスクエア」などが建ち並んでいます。

「みずほ銀行渋谷事務センター」は別館と本館があります。

本館は地上20階、高さ91.8mの超高層ビルとなっています。

最近は超高層ビルの解体工事をちょくちょく見るようになりました。

渋谷駅側から撮影。左の道路は渋谷区の道路としては廃止され、渋谷二丁目西地区市街地再開発組合が維持管理する通路となっています。

「渋谷クロスタワー」の敷地内から撮影。最初は内装解体やアスベスト除去となると思うので、外から見てわかる本格的な解体工事はもう少し先になるかと思います。

六本木通り側の南西側から撮影。見た感じはまだ解体工事が始まっている気配はありませんが…

渋谷スカイから見下ろすと敷地内に重機がいるのが見えました。

ちなみに青山通り側の既存建物は、まだ解体工事は始まっていませんでした。

解体工事のお知らせです。解体工事の名称は「渋谷二丁目13番地 地上解体工事」となっており、解体工期は2025年3月1日から2026年12月25日までとなっています。
地図
物件概要

概略工事工程表[出典:東京都]
■物件概要(B街区)■
計画名称:(仮称)渋谷二丁目西地区第一種市街地再開発事業 B街区
所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目
交通:JR・京王・東急・東京メトロ「渋谷」駅
用途:事務所・店舗・ホテル・人材育成拠点・バスターミナル・熱源機械室・駐車場等
階数:地上41階、地下4階
高さ:約208m
構造:S造、一部SRC造
敷地面積:約12,800?
建築面積:−
延床面積:約246,850?
建築主:渋谷二丁目西地区市街地再開発組合
参加組合員:東京建物、都市再生機構
設計者:−
施工者:−
工期:2025年度着工〜2029年度竣工予定
出典
▼東京都:報道発表資料(2023年1月13日)
渋谷二丁目西地区市街地再開発組合の設立を認可します
▼東京建物:ニュースリリース(2022年3月24日)
渋谷二丁目西地区再開発(渋谷二丁目プロジェクト)都市計画決定のお知らせ
▼内閣府:東京都都市再生分科会 第19回 配布資料(2021年6月29日)
資料16 都市再生特別地区(渋谷二丁目西地区)都市計画(素案)の概要
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