
イメージパース[出典:東京都]
東京都中央区の京橋で計画されている「京橋三丁目東地区市街地再開発事業」(地上35階、高さ約180m)について、東京都は京橋三丁目東地区市街地再開発組合の設立を4月11日に認可すると発表がありました。同再開発は高層部にホテルが入る超高層オフィスビルで、地下通路で東京メトロ銀座線「京橋」駅に接続し、そして東京高速道路を廃止して整備するKK線上部広場(Tokyo Sky Corridor)にも接続します。この記事では同再開発の概要や現況、地図等を載せています。
京橋三丁目東地区について

断面イメージ[出典:東京都]
「京橋三丁目東地区市街地再開発事業」は東京メトロ銀座線「京橋」駅に直結となる複合ビルで、規模は地上35階、地下4階、高さ約180m、敷地面積約6,820?、延床面積約16万4900?となっています。事業者は京橋三丁目東地区市街地再開発組合(参加組合員:東京建物、日本郵政不動産)、実施設計は日本設計と鹿島建設のJV、特定業務代行者は鹿島建設で、2024年度の権利変換計画認可を経て、2026年度着工、2030年度に竣工予定です。
フロア構成は低層部に店舗、中層部にオフィスフロア、そして高層部に国際水準のホテル(約1万7000?)で計画されています。また、どのフロアに配置されるかは不明ですが、施設用途に住宅が追加されています。低層部には立体的に連続する広場空間が設けられ、廃止となる東京高速道路(KK線)に整備されるKK線上部広場(Tokyo Sky Corridor)にも接続する計画となっています。

断面イメージ[出典:東京建物]
中央通りを挟んだ西隣にある「東京スクエアガーデン」とは東京メトロ銀座線「京橋」駅を中心に広がる地下通路によって接続されます。また、現在のKK線がある場所に整備される「Tokyo Sky Corridor」の地下には新京橋連結路(地下)ルートが整備されます。

首都高速都心環状線 新京橋連結路(地下)[出典:東京都]
「新京橋連結路」は日本橋の首都高地下化に伴い江戸橋JCTの一部撤去され、C1が途切れてしまうことから、C1と首都高八重洲線を繋げて途切れないようにするための新ルートになります。

配置図[出典:東京都]
計画地の南側はKK線上部広場(Tokyo Sky Corridor)として整備される東京高速道路(KK線)となっており、西側は中央通りに面した場所となっています。

Tokyo Sky Corridorに面したにぎわい形成イメージ[出典:東京建物]
同再開発では「Tokyo Sky Corridor」との接続空間や縦動線の連続性に配慮した屋内広場等が整備されます。

にぎわいを創出する歩行者滞留空間の整備イメージ[出典:東京建物]
中央通り側には南北方向の連続的な歩道を形成するとともに、新たなにぎわい創出の場となる歩行者滞留空間が整備されます。

イメージパース[出典:内閣府]
同再開ではアート・ものづくり文化に関する発信機能と育成・交流機能を有する「(仮称)アートセンター」が整備され、「Tokyo Sky Corridor」側の低層部には店舗空間や壁面を利用した展示スペースが配置される計画となっています。

イメージパース[出典:内閣府]
中央通りの南側から見た低層部の完成予想図です。

イメージパース[出典:内閣府]
中央通り北側から見た完成予想図です。左が「京橋三丁目東地区市街地再開発事業」、右が既存の「東京スクエアガーデン」で立体的な緑のゲート空間が形成されます。
位置図

位置図[出典:東京都]
計画地は中央通りと東京高速道路(KK線)が交差し、最寄駅の東京メトロ銀座線「京橋」駅とは地下通路で直結します。

地下歩行者通路の整備イメージ[出典:内閣府]
地下通路で接続する「京橋」駅からは、西側にある「東京スクエアガーデン」にも接続します。

地下歩行者ネットワークの拡充イメージ[出典:内閣府]
地下通路は北側にある「京橋エドグラン」にも接続し、「京橋エドグラン」はこれから建設が始まる「八重洲二丁目中地区」に接続し、「八重洲二丁目中地区」は八重洲地下街に接続するため東京駅まで地下通路で繋がることになります。
現況

2019年1月にヘリから空撮した京橋方面です。右側の赤い網掛けをした場所が「京橋三丁目東地区第一種市街地再開発事業」(地上35階、高さ約180m)の計画地で、東京駅周辺の超高層ビル群の中では南東端に位置しています。

こちらは2020年12月に空撮した京橋方面で、左上の矢印を入れた場所が計画地です。矢印の奥が銀座となっています。

中央通り沿いの東京駅側から撮影した「京橋三丁目東地区市街地再開発事業」の計画地です。

銀座側から撮影。ここ最近は現地での撮影をしていませんが、近くを通りかかったときに見た感じでは解体工事などが行われている様子はありませんでした。

こちらの「ポリスミュージアム(警察博物館)」がある場所も計画地に含まれているため、閉館か移転することになるかと思います。
その右側のAOKIがある場所の上部が東京高速道路(KK線)で、将来的にはKK線は廃止され、道路があった場所に「Tokyo Sky Corridor」が整備される計画となっています。

KK線を車で走行した時に撮影した「京橋三丁目東地区市街地再開発事業」の計画地です。ここに高さ約180mの超高層ビルが建設されます。

反対側車線からの撮影。この走行している道路が廃止され、「Tokyo Sky Corridor」と呼ばれる緑道が整備され「京橋三丁目東地区市街地再開発事業」と接続します。
車からの景色は360度カメラで撮影した動画のキャプチャです。以下はその元動画のYouTubeです。
・【VR360度】首都高ドライブ!色々な方向から東京の超高層ビルを見てみよう!【Insta360 ONE X2】
・【VR360度】首都高ドライブ@晴海→C1→目黒【4K】【Insta360 ONE X2】
地図
物件概要
事業名:京橋三丁目東地区市街地再開発事業
所在地:東京都中央区京橋三丁目5番、6番
交通:東京メトロ銀座線「京橋」駅
都営浅草線「宝町」駅
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅
用途:事務所、ホテル、店舗、住宅、地域貢献施設、駐車場等
階数:地上35階、地下4階
高さ:約180m
敷地面積:約6,820?
建築面積:−
延床面積:約164,900?
事業者:京橋三丁目東地区市街地再開発組合
参加組合員:東京建物、日本郵政不動産
特定業務代行者:鹿島建設
設計者:日本設計・鹿島JV
工期:2026年度着工〜2030年度竣工予定
総事業費:約1552億円
出典
▼建設通信新聞(2024年4月11日)
東京都、京橋三丁目東地区の組合設立認可/特定業務代行は鹿島
▼東京都:報道発表資料(2024年4月10日)
京橋三丁目東地区市街地再開発組合の設立を認可します
▼東京建物:ニュースリリース(2023年1月13日)
京橋三丁目東地区市街地再開発事業 都市計画決定のお知らせ
▼第23回 東京都都市再生分科会 配布資料(2022年6月28日)
資料1 京橋三丁目東地区都市計画(素案)の概要
▼東京都中央区:4月11日銀座地区まちづくり協議会(2022年4月12日)
資料4 京橋三丁目東地区の計画概要について
- カテゴリ
- 中央区