来た道を戻るか、鳥海湖のそばを歩くか、迷いに迷って・・・
とりあえず 鳥ノ海分岐の方へ歩いて行ってみて、
ダメだと思ったら戻ってくることにした。

向こうへ歩いて行った足跡しかなかったので、
滑るのが怖い私でも ゆっくり行けば何とか行けるんじゃないか、
という気持ちがあった。
いつの間にか空が曇ってしまったけれど、
昼過ぎまでの陽ざしで 雪は融け加減。

この辺りのように あまり傾きの無いところは大丈夫そうだけど・・・
問題は、向こうに見えるけっこう下るところだな。
融けかけた雪で 傾いた木道が滑るだろうな・・・。

千畳ヶ原の方を眺める。

千畳ヶ原の木道も 雪で白くなってるね~。

足元に気を付けながら 木道を進んで行くと、
斜面を流れ落ちていく水音が聞こえてきた。

石がゴロゴロしてるところを雪解け水が流れ落ちているのだ。

見あげると、石の間を流れてくる水が見えた。

木道の下も 水は流れ・・・

斜面を流れ、蛇石流へと合流していく。

今頃 蛇石流分岐の辺りでは、けっこう雪解け水が流れているんだろうか。
そこから少し進むと、この日一番緊張するところに来た。
薄っすら積もった雪がとけかけ、濡れている木道。しかも ここまでよりも斜度のある下り。

足の置き方・体重の掛け方に気を付けたり
木道の端に靴を引っかけるようにしたりしながら
ゆっくりゆっくり下って 緊張感いっぱいの部分を何とか通過し・・・
14:13 鳥ノ海分岐まで来た。
振り返ると、山頂も外輪もガスの中。

気になる千畳ヶ原は、今回は ここから眺めるだけ。

鳥海湖の方へ行くと・・・

向こうの斜面の方から、雪解け水が流れる音がザーザー響き渡っていた。

そして残念ながら・・・
御浜から見下ろした時に水鏡になっていた鳥海湖は、
風でさざ波が立っていた。

鳥海湖のそばの道を歩いて行く。

歩きながら、

あっちを眺めたり こっちを眺めたり・・・

何度も立ち止まって眺めたり・・・。


あの辺りも 毎度気になるところ。

抽象画みたいに見えるところに 惹かれるんだよね~。

木道に上がる手前で振り返ると、
ガスの流れる山頂・外輪の上には青空があった。

あの様子だと すぐにはガスは取れないかもなぁ・・・と思いながら
木道に上がった。

ここから長坂道の方へ上がる木道も けっこう斜度があるし、
その上 傾いたりもしているんだけど、
下りよりはマシなんじゃないかな。

雪が少し降ったことで、

木道のそばのところどころに水たまりができている。

その様子が また素敵で、立ち止まって眺める。

また振り返って見たけれど
やっぱり山頂の方のガスは そのまま。

山頂の方は見えなくても、
いつもと違う景色が あちらこちらに ある。

こんな、ただ水たまりがあるみたいな様子にも心が動かされてしまうので
あちらこちらで立ち止まらなくちゃならなくて大変だ。(;^ω^)

これは・・・毎度撮りたくなる景色。

そして・・・
毎度 眺める場所。

水のある場所は、気になる・・・。

雪解け水が表面を流れ落ちる石のそばに 紅葉したチングルマの葉。

トウウチソウ。紅葉した葉の間に 緑や黄の葉もチラリ。

長坂道に合流する手前で 山頂の方を振り返る。

私が T字分岐のベンチでコーヒーを飲んでる間に 山頂が見えてくる・・・
なんてのは、キビシそうだな。

14:37 長坂道に合流。

T字分岐近くのベンチでは、白いネズミさんが山頂の方を眺めていた。


粉砂糖がかかったショコラケーキみたいな鍋森。

月山森から南西にのびる尾根の斜面の紅葉がきれいだ。

2日後に 向日葵さんとあの斜面を眺めながら歩く予定がある。
今の自分の体力・体調でも歩き通せるといいなぁ。

コーヒーを飲みながら しばし待っていたけれど、
やっぱり山頂のガスは なかなか取れないみたい。

鳥海山あるあるで、鉾立の展望台まで下る頃には ガスが流れて山頂が見えるかもしれない。
まずは 下るとしようかな。
・・・⑥へ続く・・・