冷たい風が吹き抜ける滝ノ小屋付近。
見上げると ガスがスゴイ速さで流れていた。
何度も立ち止まっているうちに 少しずつ寒くなってきたけれど、
滝ノ小屋に入って ゆっくり昼食・・・という感じではないし、
そのうち 辺りがガスで真っ白になる可能性もあるし・・・
もう少し風紋を眺めて撮ったら樹林帯の方へ下る方がいいかな、と思った。


幅の狭い線や スプーンですくったような形は
どんなふうにしてできるんだろう。

ザザザザ・・・という波。

なめらかな波。


ふと振り返った見た外輪は、手前を流れるガスで薄っすら白くなっていた。


うわ・・・
こういう模様もおもしろいし・・・
こういうのは初めて見たかも。

また振り返ると、さっきより辺りにガスが。

でも・・・
こんな景色も すごく惹かれるんだよなぁ・・・。

斜面にぶつかって上がって行くガス・・・

スゴイ速さで流れてくる雲・・・

みんなみんな美しくて、
ただただボ~ッと眺めていたくなった。
また振り返ると、雪面にヘンな模様が!

・・・と思ったら、あちらこちらで立ち止まった自分の足跡だった。

辺り一面に 風紋が広がっているのに、

同じ模様は無くて

ずうっと眺めていたくなる。

でも、そろそろ下ろうかな。

キョロキョロして たまに段差でズルッとなったりしながら 戻り始めた。

滝ノ小屋や外輪は、さっきから薄いガスに霞んだままだな。
この後 またスッキリ見える時間帯もあるかな。

下山して帰路の途中にスッキリ晴れるかな。(鳥海山あるある)

見下ろすと、ずっと下の方に スタート地点の牧場が見える。

脛~膝のラッセルしながら やっと登ってきたけれど、
もう下ってしまうんだな・・・。
ガスの中 光って見える外輪が、
「また おいで」と言っているようだった。

滝ノ小屋にも、またいつか。

流れるガスの中、陽が差している斜面がきれいだ。

下っていく方も、薄っすらガスの中。

陽が差す斜面や・・・

モコモコ動いていう雲海や スゴイ速さで動いたりしているガスを・・・

何度も何度も眺めながら下っていく。
時には、振り返って しばらく立ち止まって眺めたりも。

それくらい、ガスが流れる景色は素敵だった。
急斜面を下ってからも・・・

あちらこちらキョロキョロと・・・

ガスが流れる景色を眺めた。




スッキリ晴れた山はもちろん素晴らしいけれど、
勢いよくガスが流れる山も素晴らしい・・・。

あらためて そう思った。
・・・⑥へ続く・・・