『行者返し』の上で折り返すことに、戻ろうと後ろを向くと・・・
下の方を ガスがどんどん流れていた。

行く先がガスで白く道がハッキリ見えないと 不安な気持ちになるけれど、
道迷いの心配はない。とにかく下ろう。

東側の草原を見下ろすと、ガスが切れて池塘が見えた。
青空が映る空色の池塘と、ガスが映る白い池塘と。

下っていくと、目の前の石にバッタが。
あれ? 近づいても逃げないぞ?・・・と思ったら・・・

あ! 産卵中なんだ!

産卵中のバッタ、初めて見たなぁ~と思いながら下っていったのだけど・・・

気になって 戻ってみることにした。
すると・・・
産卵を終えたらしいバッタが さっきの場所にいた。
よく見ると、窪みの中にコケがあって、そこに産卵したようだった。

バッタの産卵シーンを見ることができて ドキドキしながら下って振り返ると、
青空が見えた。

後から下ってきた方たちが 何人か追い越していった。
「そっか、まだ下ってくる人たちがいるんだな・・・」なんてホッとしたりして。

道のすぐそばで何かが動いたぞ? と立ち止まって見ると・・・カエルさん。
何というカエルでしょう。

「今年は ガンコウランの実が あまりならない年なのかな~」
と思っていたのだけれど、
コケモモの赤い実と一緒にブルーベリーみたいな実がなっているのを見つけた。


初夏に 大群生しているハクサンイチゲも素敵だし、
夏の終わりに ポツポツ咲いているハクサンイチゲも素敵だ。

前方をガスが流れて行ったり・・・

ガスがきれて 陽が差し込んだり。


『行者返し』の方を振り返ると、
さっき青空が見えていたと思ったら、また ガスで真っ白。

この辺りが 紅葉した時の様子を想像しながら眺める。

この日 何だか気になって 何度も眺めた場所。

目の前を、その向こうを、ガスが流れていく。
その様子をただ眺めながら下る。




仏生池小屋が見えてきて
今日も寄って行こう!と決めた。

目的は コレ。( ´艸`)
今回は、地元 羽黒産サクランボで作ったという『チェリーソース』をトッピングして。

月山高原牧場の牛乳で作られた濃厚なソフトクリームとチェリーソース。
心も体も満足して 仏生池小屋を後にした。

東側斜面に 影が伸びている。


まだ見えてるな、と 雲海の向こうの鳥海山を確認しつつ下る。

頭上をスゴイ速さで流れていく雲を見上げると、彩雲が。


こ・・・こんにちは。

辺りは、すっかり夕方の光に。

弥陀ヶ原湿原の方も。

分岐にもどって振り返り・・・

ちょっとだけ 弥陀ヶ原湿原の遊歩道の方へ入ってみることにする。

実は、仏生池小屋から 隣町のOさんという方と一緒。
小屋の前で 登ってきたばかりのOさんと一緒になり、
何となく会話して 一緒にソフトクリームを食べて 一緒に下ることになって。

前から来たいと思っていた月山に初めて来たというOさん。
3時半にスタートしてきたそう。
私より ずっと年下の方だったけど、
話しやすくて、いろいろお喋りしながら下った。

下山は ナント18時頃に。(;^ω^)

Oさんに挨拶して別れてからも、少し夕日を眺めた。

この日は夕食の準備をしなくてもいいと思うと、のんびりしちゃって。(;^ω^)

太陽が雲の下に沈むころ、ようやく車に乗った。

雲海の中を下り、雲海の下に出た頃には、辺りは薄暗くなっていて
遠くに市街地の明かりが見えた。
