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『皆勤の徒』感想

 方々から聞こえる評判に、これはチェックしておかねばなるまいということで読んでみた。

 初っぱなから難読漢字による当て字を多用しながらのブラック企業をもじった異形の生物たちの生態の描写に驚かされる。ただこれが短期記憶が優れない部類の人間としてはユーモアは理解できるけれど面白さを実感するよりも読みにくさによるストレスの方が勝って、正直なところ最初は「これは僕には合わないやつかもな」と思ってしまった。

 そんなわけで若干期待値低めの滑り出しだったのだけど、読み進めるうちに一見関係無さそうだった章と章の間の共通項が見え始め、ほとんど読み飛ばすような感じだった断章の重要さに気づき始めると途端に舞台裏の人類の壮大な歴史が見え隠れして面白くなってきた。ナノマシン、テラフォーミング、異種知性体・・・形質も文明も変容させながらしぶとく生きのびる人々。

 異種知性体が惑星を支配し人が虫けらのように扱われる世界という点で、なるほどBLAMEとも近いものを感じる。

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 本作には用語などを説明した『隔世遺傳』も出版されている。これを読んで自分の認識が合っていたか、理解に取りこぼしは無かったか、いわば「答え合わせ」をすることができる。これで作品を二度楽しめるのも本作の魅力かもしれない。




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