以下の内容はhttps://blue1st.hateblo.jp/entry/2016/07/11/003731より取得しました。


最近読んだ本

個別に書くほどではないけど、何も残さないのもなんなので。

最近とはいったものの結構前のもあったり。


シドニアの騎士

アニメ開始の報を聞いて原作を読みはじめてアニメ共々個人的にはかなりヒットだったんだけど、 なんだかんだこのブログでは触れる機会がないままに完結してしまった。

この作品の魅力を僕なりに解釈するなら、かなりハードなSF設定と少年漫画的な展開とが綺麗に同居できている点だと思う。

「人間性」の限界点のようなシドニアの生活。

クローン人間あり、性別の科学的操作あり、サイボーグ技術による人体拡張あり、人外ヒロインあり。

だが、それらがその世界観であえて取り上げるでもなく当たり前のものとして受け入れられているという雰囲気に、 非常にSF的な感性を刺激された。

(この辺の話は前の『プレステージ』の感想とも繋がる)

blue1st.hateblo.jp

終わり方はいささか尻切れな感もあり、もっとこの世界に浸かっていたかったなぁというのが率直なところではあるが。


同じ作者の『BLAME!』も、やはりSF的エッセンスに惹かれるものがある。

この世界観でVR作品とか作られたらおもしろそう。


虎よ、虎よ!

何も持たなかった男が復讐心を糧に成長し、そして愛を知り再生する。

SFの名作として題を目にする機会も多く、また個人的に大好きなアニメ『岩窟王』がかなり影響を受けていたらしいことから、いつか読みたいと思っていた本作。

本作自体も『モンテ・クリスト伯』をネタ元として書かれたものだということは前情報として耳にしていて、 SFガジェットが登場するだけの古典小説的なストーリーを想像していたのだが、実際には大きく異なるものだった。

瞬間移動というものが実現した世界のセキュリティの有り様の想像力や、 最終局面の民衆に語りかけるテーマなんかは示唆に富んでいて非常に面白い。


後年の作品(たとえば石ノ森章太郎) に大きな影響を与えたと言われる

  • 感情の昂にぶりにより顔に紋様が浮かび上がるギミック
  • 加速装置の描写
  • 危機に現れる謎の燃える男

あたりの圧倒的なビジュアルイメージには、確かに魂をゆさぶられるものがある。


オールラウンダー廻

個人的に推し漫画家である遠藤浩輝氏の総合格闘漫画がついに完結。

とにかくアクションの描写が巧みで、動作の一つ一つが丁寧に、それでいて迫力をもって読み取れる。

こと非現実路線に逃げがちなこのジャンルにおいて、 リアルな方向性でここまで読み応えがあるのは流石の一言。

作者のTwitterをフォローしていると震災以後ちょっと香ばしい感じの発言やRTが多くなっていて、 「あぁ、これがアーティスト気質ってやつか…」と少し辟易していたところはあって、 本作でもほんのりそういう臭いがする部分はあるけど、 幸いにして作品を楽しめなくほどではない。


シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

こういう健康系のものをスルーできなくなったあたり、我ながら年食ったなぁと実感してしまう。

内容的には結局は昨今ありがちな「炭水化物控えよう、脂肪は取ろう、良い物食おう」系であり、 従っていれば概ね健康になれそうな気はする。

一方で主張の根拠が「筆者自身が試した」だったりして、個人差の多いこの手の話題としてはちょっと弱い印象。

それ以前に幾度と無く出てくる「体内炎症」もどうにも眉唾っぽく見える。

まあいずれにしろ、完全に実践するのは金銭的に厳しいし、ひとつの読み物というぐらいの感覚で。


バイコヌール宇宙基地の廃墟

廃墟・巨大建造物・宇宙・共産圏とまあ男の子の心を鷲掴みにする写真集。


クロスボーンガンダム

ゴースト完結ということで。

世間的には根強いファンも多いクロスボーン・ガンダム系。

なんだけど、絵柄的にも物語的にも少年玩具漫画っぽいというか悪く言うと子供向けっぽく、 個人的にはそんなに引っかからなかった。


猫背をのばして

『ハイスコアガール』のごたごたが片付いたらしく続編が楽しみな押切蓮介氏の自伝的マンガ。

いつもながら、鬱屈した感じは妙にシンパシーを覚えるところ。


メタルギアソリッド ファントムペイン

実は読み終わってから数ヶ月ごし、書こう書こうと思いつつ、どうにもまとまらない。

やっぱりストーリー面に関しては

  • 燃える男あっけなく退場
  • サヘラントロプス別に変形する必要無かったね
  • スカルフェイスもあっけなく退場
  • リキッドのその後への言及なし
  • 結局どうアウターヘブンにつながったのかの具体的な話もなし

といまいち締まらないところがあり、一方でSF的には

  • 寄生虫の人類考古学SF的な使い方
  • 伊藤計劃・円城塔の『屍者の帝国』に影響を受けたであろう部分
  • 自分という存在の境界線

あたりは惹かれる部分もかなりあるから悩ましい。


僕なりにはどうしてもゲーム最後の「ビックボス」の演出にポジティブなものを感じられず、それこそが「悪に堕ちる」なのだと解釈していたので、本作の終わりの心境描写には非常に違和感を感じた。

blue1st.hateblo.jp

過去を奪われ、顔を奪われ、人格を奪われた男が、果たしてその状況に納得できるだろうか?

納得出来ないからこそ、その偽物の体を用いて最大限の復讐を世界に果たそうとした、それがアウターヘブンだったんじゃないだろうか。

僕なりにはそう思っている。


「野島一人」という人物を、前作での監督の気持ち悪い位の持ち上げっぷりや作者の不遜なまでのあとがきから、僕は小島監督自身なのではないかと思っていたのだが、色々な情報を読む限りはやっぱり別人なようだ。

そういった意味においてなんとなく「違和感」に勝手に納得しているところ。




以上の内容はhttps://blue1st.hateblo.jp/entry/2016/07/11/003731より取得しました。
このページはhttp://font.textar.tv/のウェブフォントを使用してます

不具合報告/要望等はこちらへお願いします。
モバイルやる夫Viewer Ver0.14