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最近読んだ本『ヤバい経営学』『ファスト&スロー』

技術ネタ続きだったんで久々に技術系以外での本の感想。

『ヤバい経営学』

  • 作者: フリークヴァーミューレン,Freek Vermeulen,本木隆一郎,山形佳史
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2013/03
  • メディア: 単行本
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社会人になり四年目ともなるとかつてのフレッシュマンはどこへやら、酒をかっ食らっては同僚と会社の愚痴を言い合うただの疲れたオッサンになってしまった。

さっぱり存在意義の感じられない謎役職に、どうにも合理性の見えない組織改編。

「経営陣サマ」の判断による右往左往でいっちょ前にフラストレーションを溜めてみたりする。


さて、本著。軽薄そうなタイトルから何かブラックな事例の紹介とかそういう本に見えるが実は至って真面目な内容で、経営における様々な風習の実際の価値を統計によって明らかにしたものである。

会社組織といえども結局は個人が集まった集合体、思い込みによる非合理が多く存在する。

「思い切った経営改革」は一時的に株価を押し上げる効果はあっても長期的な効用が薄いみたいな「ああ、なんとなくそうなんだろうな」という感覚を裏付けるような話もあれば、一方で「組織改編」はそれそのものに価値は薄くとも定期的にかき回すことによる効用が大きいみたいな話もあり、話の種として知っておくと面白いと思う。

「思い込み」のメカニズムについては平行して読んでいた『ファスト&スロー』とも繋がる部分があって興味深い。


『ファスト&スロー』

「人間の意思決定における非合理」つまりは思い違いや錯覚がなぜ生じるのか、人間の思考プロセスの研究から得られた結果を解説した本。

タイトルの通り、人間には直感的な「早い思考」と論理的な「遅い思考」の2つが組み合わさって物事を判断している。

全てを「遅い思考」でこなすのは無駄が多いため簡単な物事については「早い思考」によって判断することにより効率化が行われているのだが、これが必ずしも正確でないため非合理的な判断に結びついてしまう。


個人的には数値が入った文章の解釈あたりの話が興味深かった。

例えば何らかの病気のリスクを説明するとき

  • 4.53%の人が死亡する

という文章よりも

  • 1万人中453人が死亡する

という表現のほうがより真に迫って感じられる(というのも確率より具体的な数字の方が早い思考が得意だから)、みたいな話。

このあたりなんかは実際の仕事(例えばキャンペーンの煽り文言とか)でも活用出来そうな気がする。


単純に知的興味として面白い内容だったし、著者の仮説を検証をするための実験のアイディアの柔軟さには驚かされた。




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