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創業から12年、SmartHRの取締役を退任しました

左から元CFO玉木さん、現CEO芹澤さん、宮田。3年前の社長退任ブログのパロディ写真です

創業から12年、社長をバトンタッチしてから3年、自分が創業したSmartHRを離れるタイミングが来ました。

2025年3月26日をもって取締役を任期満了し、SmartHR社への在籍が完全になくなりました。オフィスの入館証も返却し、昨夜でSlackのアカウントも削除されました。

2013年に、友人エンジニアの内藤研介くんとたった2人で(週2で手伝ってくれてたデザイナーの白坂翔くんも入れると3人で)創業した株式会社KUFUは、いまでは株式会社SmartHRという社員数1,400名を超える大きな会社になりました。

そこで働く皆さんや、ユーザー企業の皆さん、株主の皆さん、多くの人の人生に良い影響を与えられていたらうれしいです。

現CEOの芹澤さん、同じ日に退任する元CFOの玉木さん、それと宮田の3人の対談をいい感じの記事にしてもらえたので、そちらもよければ読んでください。

note.com

「退任して寂しくないのか?」

自分が創業し、12年も続いている会社を離れるって、やっぱり寂しいだろうなと想像していました。

けど、取締役の退任が決まってからも、実際に退任してから1日経ったいまも、不思議と全く感じていません。

「自分ってこんなドライな人間だっけ?」とも思い、コーチングの先生に話をしてみたんですが、そこで「トランジッション理論」を教えてもらいました。

トランジッション理論(ウィリアム・ブリッジス)

例えば、引退したスポーツ選手が、引退後の変化に苦しむというのはテレビなどで見聞きしたことがあると思います。

誰もが大きな変化を順調に乗り越えられるわけではありません。人は、どうすれば変化を受け入れ、上手に次のステージに進めるのか、研究がされてきたそうです。

「トランジッション理論」は、米国の組織コンサルタントであるウィリアム・ブリッジズさんが提唱する理論で、トランジションは「新たなキャリアステージへの準備段階」という定義らしいです。

参考)ChangeとTransitionの違い

  • Changeは「外的な変化」
    • 転職をした、管理職になった、など
  • Transitionは「内的な変化」
    • 転職をしてワクワクして出社するようになった、管理職になったことで⼈材開発への興味が⾼まった、など

キャリアに関するトランジションは「キャリアトランジション」と呼ばれ、誰もが経験しうることです。就職や転職もそうですし、現場のプレイヤーがマネージャーになったり、出産・育児・介護などライフステージの変化で起こることもあるのだそう。

トランジションにおける「心の変化」は、次の3つのフェーズで表せるらしいです。

2021年から「Ending(終わり)」を迎えていた

「Ending(終わり)」
上記の3フェーズを自分に当てはめて考えていると、社長を退任する1年前くらいから「Ending(終わり)」のフェーズにいたんだなと思います。

当時の自分は、大きくなっていくSmartHR社の変化に耐えられなくなり、まだ退任のような外的な変化が起きていたわけではないのですが、おそらく内的には「自分と会社の関係が変わった、終わった」と感じていたのでしょう。喪失、拒否、混乱、悲しみという感情に覚えがあります。

2021年の夏頃、芹澤さんにCEOをバトンタッチすると決めた日に、長いトンネルを抜けたような感覚を覚えたので、その日から次のステップへの移行がはじまったんだと思います。

「Neutral Zone(ニュートラル)」
SmartHR社のCEOを退任し、Nstockをはじめた2022年は、「New Beginning(始まり)」だった……と言いたいところですが、おそらく「Neutral Zone(ニュートラル)」から少しだけ進んだフェーズでした。

Nstockの事業コンセプトだけ決めて見切り発車で創業したタイミングで、無気力や虚無感はなかったですが、手探り状態で不安も大きく、アイデンティティの混乱はあったように思います。

誰にも言ってなかったですが、SmartHRの初期、特に150人くらいまでのフェーズはものすごく楽しく、「Nstockでも、またあんな経験ができるのかな」と不安に感じることもありました。

「New Beginning(始まり)」

さて、いよいよNew Beginningですが、これは2025年に入ってからです(遅

いや、2024年の資金調達のタイミングから徐々にNew Beginningが始まっていて、ここ最近でさらにグッとギアが一段上がった感じでしょうか。特にこの1〜2ヶ月は希望、活力、自信、ワクワク感に満ちています。

Nstockと私の「New Beginning(始まり)」

冒頭の対談記事でサラッと触れていますが、NstockはSmartHRグループの連結から外れ、ここから、よりアグレッシブに事業を展開していきます。

本日時点では、その方針が決議されただけで、まだ連結を外れていません。1ヶ月ほどかけて手続きを進めていき、完了するのは5月初旬ごろになると思います。

この連結を外れるスキームは、とてもNstockらしいやり方で、スタートアップ業界においてエポックメイキングなものになると思います。

大きなリスクをとれること、大きなチャレンジができること。そして、SmartHRの初期と同等か、それを超えるような経験ができることに、とてもワクワクしています。

5月ごろにはまた詳細をブログ等でお知らせするので、楽しみにしておいてください。

送別会をやってもらった

対談記事からの引用です。

宮田:最後に、今後のSmartHRに対する期待というか、願いというか。個人的に期待していることなんですが、送別会やってほしい。

芹澤:はい。前向きに検討します。行けたら行く。

やってもらえました、送別会!

新旧経営メンバーで合同送別会

そして、あのドライな芹澤さんがお手紙まで書いてきてくれました。

本人にOKをもらったので、一部を省略して掲載させてもらいます。

SmartHRを卒業される宮田さん江

宮田さんとTechCrunch Tokyo 2015の会場で初めて出会った時のことは今でも鮮明に覚えています。あの時はまさか、こんなに大きな会社を一緒に作っていくことになるなんて、微塵も思っていませんでした。

2016年にKUFUで働き始めた僕は、「社長」と呼ばれる人と一緒に働くのが初めてで、全てが新鮮でした。(中略)

そこからしばらくの絵に描いたような「スタートアップ」な日々は今でもとても良い思い出です。濃いメンバーによる濃い日々。会社を成長させていく手触り感。あの頃の僕たちは、宮田さんを中心に傍若無人に振る舞いつつも力強く成長する、勢いのある革新勢力でした。

時が巡り2021年。組織拡大にコロナ禍によるリモートワークも相まって、宮田さんとの関わりが少し薄くなってきた頃に、突然1on1でCEOを辞めたい旨を伝えられました。Zoomの背景は「辞表」でした。

本気か?と思いましたが、宮田さんのことなので本当に辞めるのだろうと思いました。そこからのCEO引き継ぎの議論は、正直なところ、CTOの自分には関係ないことだという気持ちと、自分にしか引き継げないのではという気持ちの葛藤でした。ただ、2016年からの日々を振り返って、宮田さんの始めた物語を紡いでいくのは自分しかいないだろうと心に決めたのでした。

さて、宮田さんはまもなくSmartHRを卒業されます。宮田さんはよく「自分の作ったSmartHRで、人生が変わる人が出てくると嬉しい」と言っていますが、間違いなく僕はSmartHRによって人生が変わった人の1人です。これからも、人、そして世界を変えられるようなスタートアップを立ち上げ続けてください。

2025年3月18日 芹澤雅人

素直にうれしい。

Nstockでも「人生が変わった」と言ってくれる人がたくさん表れるようがんばるぞ。

日本語ラップ好きの皆さんへ

退任のテーマ曲は、 ZORN が昭和レコード(当時、般若、SHINGO☆西成が在籍)を辞めて独立するときに出した「Don't Look Back」でお願いします。

3年前、SmartHRの社長を交代するときのブログでも使いましたが、ZORNを知らないSmartHR社員から「この人の歌詞、宮田さんみたいですね」と言われてめっちゃうれしかったです。

youtu.be

おわり




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