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日本武道館で卒業式のスピーチをした話と、Claudeとの原稿づくり

日本武道館のステージでスピーチする私

先日、母校・専修大学の卒業式で来賓スピーチの機会をいただきました。

場所はなんと、日本武道館。人生やり直せるならラッパーになりたいと思っているので、違う世界線の人生の目標と合流した気持ちで高揚しました。

職員の方曰く、当日の参加者は卒業生・保護者・来賓など約8,000名。たぶん、これまでの人生で1番大勢の前で話す機会なので、しっかり準備しようと思い、AI (Claude)を活用して原稿を品質を高めました。

今日はその過程で気づいた「Claudeとのスピーチ原稿づくり」のノウハウをシェアします。


完成した原稿

まずはじめに、完成した原稿がこちらです。 当日アドリブを入れたり、言い回しを変えたりもしたが、95%は原稿通りに話をしました。

卒業生、保護者の皆さま、おめでとうございます。ご紹介にあずかりました宮田昇始と申します。

私は、専修大学を卒業後、28歳のときに友人と起業しました。会社は約10年で1,500名の規模に。ビジネス誌Forbesの日本の起業家ランキングで1位をいただいて、自分の顔が雑誌の表紙になり、コンビニに並ぶという体験もしました。日本スタートアップ大賞では、内閣総理大臣賞を受賞。個人として10億円を寄付し、天皇陛下の名(めい)で紺綬褒章も授与されました。そしていま、2回目の起業にも、チャレンジしています。

我ながら、なかなかすごいな、と思います。

……ただ、卒業時点では、めちゃくちゃ普通、いやむしろダメな学生でした。

私は在学中、生田校舎の坂の下、多摩警察署の近くに住んでいました。毎朝あの長い坂道を登って通学し、小田急線の踏切が全然開かなくて、何度も遅刻しました。マジメに受けていた授業もありましたが、ほとんどは単位の取りやすさで選んで履修していました。先輩から「試験にノート持ち込みOK」の授業を教えてもらい、「コピーのコピー」みたいな薄くなって文字が見えなくなったノートを、さらにコピーして試験に持ち込んでいました。

特別な課外活動もしていません。バイト代があれば友達と駅前に飲みに行き、金欠のときは南口の松屋で食べて帰るか、友達の家でウイニングイレブン。1年生のとき公認会計士の講座を申し込んだこともあるけど、1回しか行きませんでした。ろくに就活もせず、入った会社はいわゆるブラック企業。25〜6歳のときは、1年くらいニートもやってました。

どうでしょう。当時の私より、今の皆さんのほうが人生の成功確率は、おそらく高そうです。実際、自分の卒業式の日、将来自分がここでスピーチすることになるなんて、1ミリも思っていませんでした。それどころか、「普通の人生が待っているんだろうな」「いや、普通の人生すらおくれるのか?」と不安に思っていたくらいです。

今日は「すごい人の話」じゃなくて、大学卒業時点では「少しダメな先輩」から、2つだけアドバイスをさせてください。

1つ目は、私の人生が、卒業後うまくいくようになった秘訣です。 私以外にこれを言っている人を見たことがないので、もしかしたらすごい秘訣かもしれません。

「打席に立ったらバットを振れ」という言葉があります。これはよく聞きますよね?でも社会に出て気づいたのは、「あなた、いま打席に立っていますよ」と、誰かが教えてくれたり、お膳立てしてくれることは、ほぼないということです。

学生のうちはわかりやすいです。受験、大事な模擬試験、部活の大会、就活。「ここが大事だ、バットを振れ」、まわりが教えてくれる環境がある。でも社会に出ると、誰も言ってくれません。気づかないうちに打席に立っていて、気付かないうちに三振しているんです。

打席のサインは意外と身近なところにあります。同世代の人の話を聞いて「自分には関係ない話だな」と思ったとき。友人や同期の活躍を見て、内心、嫉妬しているのに「あいつは特別だし」と思って、気が付かないふりをしたとき。そのモヤっとした感覚が、実は打席のサインだったりします。

準備が完璧じゃなくてもいい。体勢が崩れていても構わない。気配を感じたらボールが飛んできそうな方向にダッシュして、バットを振ってほしい。

私は、運がいいことに、その秘訣に気がつきました。

20代で同い年の友人たちが起業したとき、応援する気持ちと、少し嫉妬する気持ちもありました。「自分には関係ない」。そう思い込もうとしたけれど「同い年の彼らにできるなら、もしかして自分にもできるかも?」と気がつきました。それが私にとっての大きな打席でした。その後も「いまこの瞬間も打席に立っているんじゃないか?」と、小さなことでも疑い続けました。

打席って、起業みたいな大きな話だけじゃないんです。「AIが流行っているけど、自分の仕事にAIは関係ないかな」と避けていたら、1年後にまわりと差がついていた。社内で新しいプロジェクトの公募があったのに「自分にはまだ早い」とスルーしていたら、手を挙げた同期は、どんどんチャンスをつかんで行った。

今日は卒業式で、きっとこの1ヶ月以内に、皆さんにとって大きな打席が、何度か来ます。これは絶対に来ます。そのサインを見逃さないよう、覚えておいてください。

2つ目のアドバイスは、友達を大切にしてほしいという話です。 もし、社会人になって大成功しても、友達がいない人生は寂しいです。

去年、大学のサークルの同窓会をやりました。卒業から十数年経っているのに、皆で向ヶ丘遊園に集まって、学校にも行きました。あの坂道も「こんなに急だったっけ」と言いながら。その後、いつものコースで飲みに行って、最高の時間でした。

卒業して何年か経つと、飲食店を始める友人もでてきます。高円寺で居酒屋をひらいた友人、溝の口でバーを続ける後輩、四谷の荒木町で日本料理のお店を開いた後輩も。もしかしたら、皆さんの友人・知人も、そのうちお店を開くかもしれません。常連になって「いつものお願い」で注文が通るような関係になれるかもしれない。大学での縁が、その後もつながります。そのとき、連絡先を知っていたら会いに行けます。

だから今日、ぜひ一つだけアクションをお願いします。この会場で、連絡先を知らない顔見知りを見かけたら、LINEを交換して帰ってください。インスタのDMでも全然いい。ゼミの先生と交換してみるのも、勇気があればぜひ。その縁が、5年後、10年後、どこかで大事な打席を届けてくれるかもしれません。

あの坂道も、開かずの踏切も、コピーのコピーのノートも……全部ひっくるめて、大学生活は、今も私の一部になっています。

今日は、日本武道館という、一生に一回かもしれない舞台に立たせていただきました。私もこのあと、友達にLINEで連絡してちょっと自慢したいと思います。

改めまして、皆さん、本日は誠におめでとうございます。皆さんの人生に、最高のボールが飛んでくることを祈っています。ご清聴ありがとうございました。

さて、ここからはClaudeの活用方法を書いていきます。


Claudeの個人設定をカスタマイズしている

まず前提として、私はClaudeの個人設定に、自分についての情報を細かく設定しています。

  • 自分のプロフィール(仕事・会社の背景)
  • 出力の好み(結論先出し、カジュアルなトーン、専門用語には補足を入れるなど)
  • 業務の前提知識

これがあることで、「自分の仕事の内容」とか「少しカジュアルなトーンで」といった指示を毎回しなくてもClaudeが文脈を理解した上で動いてくれます。スピーチ原稿のような個人的なプロジェクトでは特に精度が上がります。


最初のプロンプト

最初にClaudeに投げたプロンプトはこんな感じです。

卒業式の挨拶を一緒に考えて欲しい

#前提
* 専修大学 2007年卒業
* 学校からオファー
* 場所は日本武道館

# 学校からリクエスト
* 宮田様がお考えの卒業生へのエールを送っていただければと考えています。
  強いて付け加えるとすると、いつかまた、大学を思い出したり、
  教職員に会いにきてくれたり、してもらえるようなスピーチだと嬉しいです。

# キーメッセージ1
* よく「バットを振れ」と言うけれど、皆実際には打席に立っていることに気付けず、知らないうちに三振している
* だから「いま打席に立っているかも?」と、自分で気がつけるようになってね

# キーメッセージ2
* 友達や縁を大事にしよう
* LINEを交換して返ろう

# 構成案
1. 実績の話をして「話を聞いておこう」と思ってもらう
   1. 仕事の実績など
   2. 神山高専への10億円の寄付

2. 身近な人だと感じてもらうエピソード
   1. 大学の生田校舎の近くの多摩警察署の近くのローソンの裏に住んでた
   2. 長い坂道を歩いて、登山みたいな通学路。踏切が全然開かなくて何度も遅刻した
   3. お店(試験勉強してたジョナサン、南口松屋の松屋のウマトマハンバーグ定食、リクスーを買ったコナカ)
   4. 楽な授業しか履修してなかった。卒業もギリギリ
   5. 試験持ち込みOKの授業で、コピーのコピーで文字がかすれて読めないノート
   6. 公認会計士講座も1回しか出なかった
   7. 就活もほぼやらず、ブラック企業に入社
   8. 卒業式時点では「普通の人生が待っている」と思っていた

3. 成功の秘訣を伝える
   1. 「チャンスが来たらバットを振ろう」という表現がある
   2. 学生時代までは受験や部活の試合など「いま重要な打席に立っているよ」がわかりやすい
   3. 社会に出てからは実は「いま打席に立っている」と誰も教えてくれず、自覚できることが稀
   4. なので、「いま打席になっているか」を意識して、「もしかしてそうかも?」と思ったらバットを振ろう!みたいな話をしたい

(……以下割愛、構成やエピソードの詳細がもう20行ほどあります)

最初から構成案と、具体的なエピソードを書いて渡したのがポイントです。「スピーチを書いて」だけだと汎用的なものになるので、自分が話したいメッセージと、具体的なエピソードを素材として渡すことが大事だと思っています。

特に、"小田急線"の踏切とか、友達と"ウィニングイレブン"のような「固有名詞」を入れることでリアリティが増す感じがします。時間の都合で本番原稿ではカットしたけど、駅前のジョナサンや、南口松屋のウマトマハンバーグ定食も入れたかった。

「Claudeにスピーチを全部書いてもらう」のではなく、「自分が編集長として判断しながら、自分の体験や考えをClaudeと一緒に言語化していく」くらいのスタンスが、今日時点では良さそうです。


Claude Codeで、エージェントチームをつくってみたが……

原稿をイジっている途中、チューリング社のPRマネージャーさんのXでの投稿「 PRマネージャー1人の中に、32人のチームがいる話」を見て「自分専属のPRチームを、Claude Codeで組んだらより良い成果物ができるのでは?」と思い、試してみることに。

すぐに、19人のエージェントチームができました。「構成アーキテクト」「スクリプトライター」「ナラティブデザイナー」「ブランドガーディアン」など、Claudeが定義したエージェント達は皆なんかめちゃくちゃ強そう。

しかし、出来上がった19人のエージェントチームを使い、人員を入れ替えたり、ガイドラインをカスタマイズしてもなかなか原稿の品質が上がっていきません。

うまくいかなくて別のスレッドでClaudeチャットに相談したところ、こんなことを言われました。

スピーチ原稿のような仕事は、広さよりも深さが重要です。Claude Codeで複数のエージェントに分担させると、それぞれが文脈の一部しか持てないまま動くことになります。

例えば『レビュー担当エージェント』は原稿の成り立ちを知らず、『文体調整エージェント』はレビューの経緯を知らない。その結果、一つのスレッドで積み上げた理解には遠く及ばない、薄い成果物になります。

宮田さんの仕事の核心は「言葉と思考を深める」こと。これはシングルエージェントが一番得意なことで、マルチエージェントだとむしろ劣化します。

私の用途が微妙だったんですね。マルチエージェントでチームを組むやり方は一旦辞め、ひとつのスレッドでClaudeと深く話し込む方針に戻しました。


工夫①:10人のレビュアーを設定した

一番効果的だったのが「聴衆に近い属性のペルソナ10人を設定してレビューしてもらう」手法です。

賢いなあと思ったのは、「卒業生に近い22歳前後のレビュアーを10人つくって」と指示しただけで、10人のペルソナはClaudeが自分で考えてくれたという点です。具体的な指示していないのに属性・特徴・バランスまで自分で設計してくれました。

属性 特徴
女性・就活中 素直に聞くタイプ
男性・体育会系 感覚的
女性・地方出身 共感型
男性・理系 論理的・冷静
女性・大学院進学 知的好奇心強め
男性・留学経験あり グローバル視点
女性・サークル幹部 行動力あり
男性・内定あり 冷めてる・批判的
女性・就職が不安 感情移入しやすい
男性・起業志望 最も前のめり

このレビュアーたちに「記憶をリセットして初見で読んでもらう」形式で何度もフィードバックをもらいました。

最初のレビューでは厳しい意見も出てきました。

  • 「実績の数字がピンとこない」
  • 「打席の話、結局起業の話でしょ。自分には関係ない」
  • 「同じことを何回か言ってる気がした」

これらの指摘をもとに原稿を修正していきました。


工夫②:レビュアーの使い方を深化させた

レビューを重ねていくうちに気づいたのが、レビュアーは甘くなっていくという問題です。

何度も同じ原稿を見ていると、Claude曰く「改善された箇所に目が向きやすくなる」「この原稿に刺さりやすいペルソナを無意識に選ぶ」という傾向が出てくるそうです。

対策として、

  • 定期的にレビュアーを入れ替える(1代目→2代目→3代目→4代目と計4回入れ替えました)
  • 「記憶をリセットして初見で」と毎回明示する
  • 「厳しい目線でフィードバックして」と指示する

といった工夫をしました。

また、途中で「保護者はこの話聞いてどう思うのかな?」と気になってきたので、保護者レビュアーも5人追加しました。ただし「保護者の反応は参考程度。成果物(原稿)には影響を与えないように」と明示。保護者は学生とは視点が違うので、成果物に直接影響させると方向が歪むと思ったからです。


工夫③:専門家をレビュアーに加えた

後半では、こんな専門家ペルソナを追加しました。

  • 元NHKアナウンサー・スピーチコンサルタント
  • TEDトーク登壇経験のある起業家
  • スタートアップ業界のYouTube視聴者
  • ビジネス書編集者
  • 大学職員(卒業式運営担当)

この視点から出てきた具体的な指摘がとても有効でした。

  • 「皆さんのほうが成功確率は高そうですよね?」という聴衆への問いかけは、日本武道館の規模だと返答が返ってこないので宙に浮く可能性があります。会場の規模を考えると、問いかけより断言の方が効きます。(元NHKアナウンサー)

  • 「1つ目は」と言っているのに「2つ目は」が明示されていない。聴衆は無意識に待つ」(元NHKアナウンサー、ビジネス書編集者)

  • 「皆さんの打席は〜かもしれません」という弱い表現より断言した方がパンチが出る(TEDトーク経験者)

  • ◯◯の演出は事前に運営と確認を(大学職員)

特に、元NHKアナウンサーの「問いかけは、日本武道館の規模だと返答が返ってこないので宙に浮く」という、異次元のアドバイスには驚愕しました。その他にも、聴衆ペルソナからは決して出てこない、構成や話し方の専門的な視点が得られました。

簡単なプロンプトだけで、19人のエージェントチームでやりたかったことに近いことが実現できたのでオススメです。

また、今回のレビュー手法(聴衆に近いペルソナ+専門家を設定して、定期的に入れ替えながら初見でレビューしてもらう流れ)は、スピーチに限らずピッチや提案書でも使えると思います。

毎回ゼロから設計するのは手間なので、再利用できるよう、Claudeのスキルとしてまとめておくことにしました。


自分の音声データがあってよかった

原稿を仕上げていく中で、「文体を自分の喋り方に近づけたい」という課題が出てきました。

ここで役に立ったのが、個人Podcast「ミヤタブックLM」の存在です。

open.spotify.com

説明文抜粋

■ ミヤタブックLMについて
Nstockの宮田さんに、スタートアップ経営者(kickflowの重松)が質問するポッドキャストです。

ミヤタブックLMのデータは、専用のNotebookLMに格納しています。聞かなくてもNotebookLMに質問すればどんな話だったか分かります。

過去25回分の収録テキストを、NotebookLMに格納していたので、「宮田さんの話し方・喋り方の特徴を教えてください」とNotebookLMに質問して、その回答をClaudeに渡しました。

Claudeはそこから以下のような特徴を抽出してくれました。

  • 「〜なんですよ。で、〜」と一回言い切ってから接続詞で繋ぐリズム
  • 「〜みたいな」「〜と思ってて」など断定を避けるクッション表現
  • 「〜じゃないですか」と相手に同意を求める語り口
  • 「ちょっと語弊があるんですけど」などの枕詞

これを元に原稿の文体をチューニングしたことで、「自分が話しているような自然さ」が出てきました。

ちなみにミヤタブックLMの、専用NotebookLM」は公開されているので、誰でも利用することができます。質問すると、Podcastで話した内容を要約してくれたり、質問すると宮田っぽい回答を返してくれるようになっています。お試しあれ。


原稿以外で、Claudeが教えてくれた実用的なこと

原稿づくり以外にも、細かい実用的な相談に乗ってもらいました。

原稿の読み方について 「卒業式のスピーチは原稿を読み上げる形式でいいのか?」と聞いたら、「公式な場では紙に印刷して読み上げるのは普通のスタイル」と教えてもらいました。

印刷の仕方について 下記のように具体的に教えてくれました。はじめての経験なので助かる。

  • A4、フォント18〜20pt、行間1.5〜2倍
  • ページ番号を右下に入れる
  • ホチキス止めはめくりにくいのでNG
  • クリアファイルかバインダーに挟む
  • 2部印刷しておく

時間管理について 「この原稿は何分になる?」と聞くと、文字数から読み上げペースごとの時間を計算してくれ、下記のように瞬時に返答してくれます。Claudeがなければ、原稿を修正する度に読み上げて長さの確認が必要だったので、だいぶ助かりました。

  • ゆっくり 約10.4分
  • 普通 約8.7分
  • 速め 約7.4分

削り方の優先順位について 「2分短くするにはどこを削る?」という相談に対して、「コアメッセージへの貢献度」「重複しているか」「テンポへの影響」を基準に優先順位をつけて提案してくれました。単純に短かくするだけではなく、残すべき箇所の理由まで説明してくれるのが良かったです。


よかった点

  • いきなり65点の初稿ができる:自分でゼロから書くより、65点の初稿を改善していくほうが圧倒的に楽
  • ペルソナ & 専門家レビュアー:聴衆に近い属性のレビュアーや、専門家レビュアーを設定することで、自分では到底気がつけなかったフィードバックを得られた
  • いつでもレビュー依頼できる:夜中でも、何度でも、レビュアーに依頼できるので、人間のレビュアーに頼むときに感じる心理的ハードルがゼロ
  • 実用情報の提供:原稿の内容だけでなく、印刷方法・時間管理・当日の持ち方まで一貫してサポートしてもらえた
  • 自分の文体の再現:NotebookLMのポッドキャスト文字起こしから話し方の特徴を分析して、文体をチューニングできた

のびしろを感じる点

  • まだAIっぽい文章になる:まだClaudeが書き上げる原稿は、単語の羅列っぽくなることがあったり、良いこと言っている風でなにも言ってない一文が挿入されたりするので、結局は人間の手直しが必要。体感、60〜70点の初稿はつくってくれるので、人間で85〜95点にしていくイメージ。
  • 話と話のつなぎの削りが苦手かも?:「そこ削ったら話と話の接続が微妙じゃない?」という箇所が何度もあった。削る提案は便利だったけど、まだ中身はちゃんと見たほうがよさそう
  • レビュアーが甘くなる:何度も同じ原稿を見ていると批判的な視点が薄れる。定期的な入れ替えと「記憶リセット」の明示が必要
  • 音声が聞けない:SpotifyのポッドキャストやNotebookLMの音声は直接取得できず、テキスト文字起こしを経由する必要があった
  • ペルソナの限界:あくまでAIが想定する反応なので、本当の22歳が読んだときの反応とは差がある可能性がある

当日の反応

スピーチを終えた後、嬉しいフィードバックをいくつもいただきました。

  • 生徒が「今の自分に言われたような気がするのでメモを取った」と言っていた
  • ゼミ生が近づいてきて、「ボクも武道館に登壇します」と興奮した様子でした
  • 実に多くの先生方から「宮田さんのスピーチ良かったね」(中略)先生方のこれほどまでの反応は初めてでした
  • 学生時代の俺にバッチリ届きました!ウルッときながら聴いてました
  • うちのインターン生がスピーチに感動したと言ってました

うれしい〜!原稿づくりに時間をかけて良かったと思いました。


謝辞

今回のスピーチ依頼は、専修大学で特別講師を務めるビジョナルの茂野さんを通じていただきました。原稿の内容についても相談に乗っていただき、茂野さんとの会話がヒントになり「あ、打席の話をしよう」となりました。ありがとうございました。

また、自分のPodcast「ミヤタブックLM」に株式会社おくりバントのお二人(高山さん・西久保さん)をゲストに迎えて、スピーチの内容について相談する回を収録しました。「恥ずかしがらずにカマシを最初に入れた方がいい」というアドバイスをはじめ、多くのヒントをいただきました。ありがとうございました。

↓おくりバントの2人にスピーチ内容を相談した回はこちら open.spotify.com


おわりに

このブログも、同じスレッドでClaudeに65点の初稿をつくってもらいました。

過小評価してました。ブログでのClaudeの初稿は70〜75点でした。ありがとうClaude!

最後まで読んでくれた皆さんの人生にも、最高のボールが飛んでくることを祈っています!

日本語ラップコーナー

埼玉県越生町出身の2人組ラップグループ SUSHIBOYSのメンバー「FARMHOUSE」のソロ曲です。最初の35秒までで、もうだいぶカマしているので、ちょっとだけでも聴いて欲しい!

FARMHOUSE「distance」

小学校まで歩いた60分 遠い
中学校まで自転車で40分 遠い
高校まで1時間一本の電車で30分
家から一番近い大学に入学バイクで20分
まさかの車で5分の会社退社して徒歩で0分
自宅のスタジオで verse をマイクに放り込む職業
Rec する distance


Yeah 駅のホーム
八高縦長時刻表フロー
あの日電車に乗って聴いてたラッパーと
同じビートに乗ってラップした今も2車両編成
元気かな 神崎先生
全てが大事な経験
最短距離で作った曲やるため乗る Airplane




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