劉はp5.js を使用してフレームごとのジェネラティブ ペインティングを作成するのが得意で、彼の作品のテーマは主に具象的なオブジェクトです。今回もそうです。彼が得意とする具象的なオブジェクトを使い、現在の台北の街並みを描写します。
郭雪湖《南街殷賑》(左) vs 劉乃廷《Walk in Progress #0》(右)
劉の新作の「Walk in Progress」は、郭雪湖の「南街殷賑」(1930年)を、時間を中心概念としてコードで表現したものです。印刷したのは変化している「Walk in Progress #0」の4つの段階の静止画です。1/4は、街風景の輪郭線です。2/4は、まだ塗りつぶされていない部分がいくつかあり、「これは過程である」ということを示す手がかりが残されています。3/4の第3段階は最終調整で、ライトが輝き始めるだけでなく、太陽の位置も低く沈みます。4/4の最後には看板は崩壊し、伝統的なメディアと都市開発の輪廻を表現しています。「Walk in Progress」というタイトルは、「Work in Progress(進行中の仕事)」にインスパイアされたもので、ほぼ1世紀にわたるこの2つの作品(郭の「南街殷賑」と劉の「Walk in Progress」)は、台北の進行中の都市開発の2つのWIPを表しています。
劉乃廷《Walk in Progress #0》1/4, 2/4, 3/4, 4/4 (作品のスクリーンショットhttps://akaswap.com/event/guoxuehuにより)
作品のNFTはWalk in Progress #0のデジタル版です。ミントした後7日以内であれば、輪郭線の描写の完成までを見ることができます。7日から1ヶ月の間に、色とテクスチャの描写の完成までを見ることができます。1ヵ月後、全体の描写の完成までを見ることができます。93年前の1930年の郭の作品「南街の祭」を再考して「Walk in Progress」が作られました。それに対して、93年後には作品が崩壊し始めることを劉が設定しました。そのとき、作品を開くための対応ブラウザは存在するのだろうかと劉が言っていました。
さいごに
今回は、主に「Kuo Hsueh-Hu And Generative Artists: Landscape Across Centuries」とそのなかの3つの作品について紹介しました。展示期間は2024年1月14日までです。ぜひ、台北に行ってみてください。台北で見た他の展示会も面白かったです。チャンスがあれば、またブログでみなさんに紹介します。