ジェネラティブエージェンツの大嶋です。
「AIエージェントキャッチアップ #64 - Universal Commerce Protocol」という勉強会を開催しました。
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アーカイブ動画はこちらです。
Universal Commerce Protocol(UCP)
今回は、Googleが発表したエージェンティックコマースのプロトコル「Universal Commerce Protocol(UCP)」をキャッチアップしました。
UCPのGitHubリポジトリはこちらです。
公式ドキュメントはこちらです。
今回のポイント
Universal Commerce Protocol(UCP)とは
Universal Commerce Protocol(UCP)は、Googleが発表したエージェンティックコマースのオープンなプロトコルです。
AIエージェント(たとえばGeminiのチャットボット)を介して商品を調べ、購入するという体験を実現するために使用できます。
UCPの登場人物
UCPには、4種類の登場人物がいます。
- プラットフォーム(アプリケーション/エージェント):Geminiやのチャットボットなど、ユーザーとやり取りするAIアプリケーション
- ビジネス:商品やサービスを販売する事業者
- 資格情報プロバイダー:ユーザーデータ(支払い情報、配送先など)を管理するサービス(Google Walletなど)
- 決済プロバイダー:決済処理を行うサービス
OpenAIのAgentic Commerce Protocolでは、購入するバイヤー以外にエージェント・セラー・ペイメントプロセッサーの3種類の登場人物でがいますが、UCPでは資格情報プロバイダーが存在する点が特徴的です。
主な機能
UCPは以下のような機能を提供します。
- ディスカバリー:
/.well-known/ucpエンドポイントにアクセスすることで、そのサーバーがどのようなUCPの機能(チェックアウト、割引、注文管理など)をサポートしているかを確認 - チェックアウト:購入手続きの作成、更新、完了
- 割引適用:割引コードの適用(UCPの拡張)
- Webhook:注文ステータスの更新などを通知
プレイグラウンド
UCPの動作の概要は、ドキュメント内のプレイグラウンドで確認できます。

UCPのデモを動かしてみた
UCPのGitHub Organizationには、サンプルリポジトリもあります。
サンプルの内容としては、UCPをサポートしたAIエージェントのサーバーを動かし、そこにリクエストを送る様子を試すことができます。

サンプルリポジトリのクライアントは購入処理を順に呼び出す簡単なスクリプトですが、実際にはチャットボットの実装で似た処理を適宜呼び出すことになるはずです。
類似プロトコルとの比較
Universal Commerce Protocol(UCP)と類似のプロトコルを2つ紹介します。
- Agentic Commerce Protocol(ACP)
- Agent Payments Protocol(AP2)
Agentic Commerce Protocol(ACP)は、OpenAIとStripeが共同開発したプロトコルです。 ChatGPTの商品購入機能で使われており、商品の検索などはAIエージェントが行い、購入操作は人間が行います。 今回扱ったUniversal Commerce Protocol(UCP)と近い立ち位置にあります。
Universal Commerce Protocol(UCP)は、Googleが以前発表したプロトコルです。 AIエージェントが商品の購入まで代替するプロトコルとなっており、Agentic Commerce Protocol(ACP)やAgent Payments Protocol(AP2)とは位置付けが異なります。
「Agentic Commerce Protocol(ACP)」と「Agent Payments Protocol(AP2)」については、過去にキャッチアップした記事があります。
次回のご案内
以上、今回は「Universal Commerce Protocol」をキャッチアップしました。
次回は「AIエージェントキャッチアップ #65 - Open Responses」ということで、OpenAIのResponses APIをオープンな仕様にした「Open Responses」がテーマです!
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ご興味・お時間ある方はぜひご参加ください!
また、その次の回以降のテーマも募集しているので、気になるエージェントのOSSなどあれば教えてください!