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理想のプラットフォームを目指す、kintoneプラットフォームエンジニアリング部の仲間たち

kintoneの開発部門には、「プラットフォームエンジニアリング部(以下、PfE部)」があります。
キャリア入社してPfE部に配属された aki (@aki366) が、PfE部が何をする部なのか、なぜ今このタイミングで立ち上がったのかを、立ち上げメンバーへのインタビューを通してひも解く3部作。今回はその最終回です。


人と文化の両面から、PfE部の今とこれからを探る

プラットフォームは機能や基盤の進化だけでなく、そこに関わる人たちの考え方や文化も重要です。
第3部では、kintoneプラットフォームエンジニアリング部を支えるメンバーと、どんな文化を育てようとしているのかを掘り下げます。

こんにちは。プラットフォームエンジニアリング部所属の aki (@aki366) です。

前回に引き続き 上岡 (@ueokande) さんと 三苫 (@mitomasan) さんにお話を伺っていきたいと思います。

この記事の構成は以下の通りです。

PfE部の今

Q. 今のPfE部には、どんなメンバーが集まっていますか?

上岡:
インフラ系に共通するところかもしれませんが、寡黙で黙々と手を動かすタイプが多いと思います。
なので...akiさんは別ですね(笑)

aki:
え?僕も黙々やってますよ(笑)

上岡:
共通しているのは、技術的な土台がしっかりしていることですね。 自分の専門領域に責任を持って向き合っている人が多いと思います。

aki:
なるほど。三苫さんはどう感じていますか?

三苫:
きっちりと決まったものをやり切るのが好きな人が多い印象です。
可用性の高いサービスを実現するという意味では、とても良い特性だと思っています。一方でその方向に少し比重が寄っているのも事実です。

三苫:
いろいろなタイプの人の良い特性があるからこそチームとして機能しているので、これを一様にしたくはないと思っています。
信頼性をベースにしつつ、利用者の生産性をどう伸ばせるかを考える。そのうえで、相手の意見にきちんと耳を傾け、フラットに受け止めたうえで、自分なりに咀嚼して判断できる。
そういう姿勢を持ち続けられるチームでありたいですね。

aki:
利用者の立場にも立ちながら、意見を受け止めて考える。その姿勢を大事にしていきたいですね。

Q. このチームらしさはどこに現れますか?

上岡:
成果物の正確さですね。
お願いしたことに対して、きちっと正確なものが出てくる。
その上で、「なぜそうしたのか」を技術的な確証を持って説明できるところは強みだと思っています。

aki:
三苫さんはどうですか?

三苫:
元々チームのやることとして決まっているところについては、ビシッとやり切るところがあって、得意としてきたところについてはレベルが高いと思いますね。

上岡:
開発部署の中でも技術経験は高いほうだと感じています。

PfE部のこれから

Q. 今後、プラットフォームとしての役割はどのように進化していきそうですか?

上岡:
プラットフォームとしての提供先や選択肢は、確実に広がってきていると思います。 いまのkintoneの構成だけでなく、新しいアーキテクチャも実現できるようになりたい。開発チームが本当に作りたいものを実現できるようにしていきたいですね。

aki:
「作りたいものを実現できるようにする」というのは、まさにプラットフォームの役割ですね。

三苫:
出来ることの幅は、ここ数年で大きく変わってきたと感じています。
例えば、サービスをデプロイするときのルール準拠を、AIを使って支援する。そういった取り組みも、利用者の生産性を押し上げるプラットフォームの一つだと捉えられると思います。
プラットフォームは広く解釈できますし、利用者を見ていると、自分たちの想像を超えた新しいアイデアが生まれてくる可能性もあると感じています。

上岡:
役割が広がっていく中で、プラットフォームとしての価値をどう伝えるか、チームの外に踏み出して利用者理解できるかは、部全体としても伸ばしていきたいと思います。
これまで積み重ねてきた技術的な強みがあるからこそ、その価値をどう届けるかまで含めて取り組んでいけると、より良くなると感じています。

aki:
役割が広がるだけでなく、その価値をどう届けるかまで含めて進化していく、ということですね。

Q. そのために、どんな文化を育てていきたいですか?

三苫:
以前、大阪開発部という組織があったころ、当時の部長が「目立つ」というスローガンを掲げたことがありました。
一緒に仕事をしていく中の一つのチームの役割として、ちゃんと存在感を出すことも大事だという考え方です。

三苫:
寡黙に良い仕事をすることは、事情を知っている部内であれば評価しやすいのですが、外部の人には伝える努力をしないと価値に気づいてもらえません。
「僕はこういう性格だから」で終わらせず、仕事として必要な発信はしていく。ある程度やらなあかんことの一つとしてあると思っています。

aki:
価値をどう伝えるかも意識していきたいですね。

三苫:
あとは仕事を終えて「やったぞ!」という時に、パチパチ👏 とそれを周囲で評価して盛り上げるみたいなことを、少し照れくさく感じているところはあるかもしれませんね。

上岡:
確かに。

aki:
個人的には 「やっていき、のっていき、バーン!」ref: やっていき、のっていき )を大事にしていて、誰かが挑戦したときに、のっていきで周りが盛り上げて「いいじゃん」と言える空気は作っていきたいと思っています。

Q. 今、PfE部を拡大させたいと考えている理由は何ですか?

上岡:
少し前のkintoneでは、いわゆるモノレポ上で機能開発して、インフラの変更はそこまでないっていう状態でした。ここ1、2年ぐらい新しいアーキテクチャを採用したり、新しいチームもできたり、新しいプラットフォームもできたり、そういった多様なアーキテクチャとかサービス機能を増やしていく中で、プラットフォームがとても重要になってきていると思っています。
今後kintoneの進化を止めないためにも、プラットフォームの進化も止めたくない
そのためにプラットフォームを今以上の開発力を持たせたいと思っています。

aki:
プロダクト開発を加速させたい。kintoneの価値をもっと大きく。そして届けたいっていうところに結びついているんですね。

三苫:
プロダクト開発は疎結合でスケールするチームを増やすことで、開発できる機能を増やしていく方針を取っています。
それに伴ってプラットフォームも、今想定される流れに対応できるプラットフォームを開発したり、便利にしていくことが戦略としてあります。
なので、「人は十分じゃないですか?」という話ではなくて、将来に備えるための計画があるから、今、部を拡大させたいと思っています。

aki:
なるほど。今困ってるから入れたいっていうよりも、将来を見据えて先手を打っているようなイメージですね。

PfE部が大切にしたい人の姿勢

Q. PfE部にフィットする思考とは?

上岡:
やはり根底には技術があると思っています。
ただ、それ以前の話として、事業やプラットフォームを作るっていうところへ共感してくれる人ですね。

aki:
三苫さんはいかがですか。

三苫:
堅実な人はフィットしそうという気持ちにはなりますが、一方で波風を起こしそうな人もいいと思っています。
利用者にとって何が必要かを考え、「こういうものが必要なんじゃないですか」「やらないといけないんじゃないですか」みたいなところを言える人がいると、組織はより良くなると思います。

aki:
サイボウズの理念やプラットフォームへの共感は前提としてありつつ、技術にも向き合っていく人がフィットするということですね。

上岡:
技術に限らない話ですが、局所最適にならないことも大事ですかね。
技術選定や意思決定で、自分のチームだけが嬉しい状態になっても良くないので、全体を見渡して意思決定するところが大事だと思っています。

aki:
「技術だけに向き合わない」という向き合い方ですね。

Q. 「こういう人は活躍しているな」と感じる共通点は?

上岡:
理想への共感ですね。
サイボウズの理想、kintone、プラットフォーム、それぞれの部への共感がある人は強い。共感があれば、技術的なアプローチや状況変化への対応も後からついてくると思います。逆にそこが薄いと、方向を見誤ることもある。
そこはサイボウズのソフトウェアエンジニアとしても、やっぱり理想への共感っていうのは大事ですね。

三苫:
僕の中で活躍してる人のイメージは、不確実性を引き受けていく人っていうのは活躍している気はしますね。 「こうやってください」っていうやることが固まったものだけをうけとるのではなく、課題はあるけれど答えが見えない状況で、「自分が引き取って考えてみます」と言える人。そういう人は活躍の場がすごい広がると思います。

aki:
サイボウズの人材要件の中の行動指針にも「果敢に挑む」ってありますもんね。
理想への共感と、不確実性への挑戦。活躍している人の共通点としてありそうですね。

出典:Cybozu採用サイト「人材要件」
出典:Cybozu採用サイト「人材要件」(https://cybozu.co.jp/recruit/about/personality/

最後に

ここまで読んでくださった方に向けて、メッセージをお願いします。

上岡:
kintoneはいま、大きな転換点にあると感じています。以前のインフラでは多くをデプロイできなかったのは事実ですが、変化の背景にあったのは基盤移行(ref:【連載】Cybozu.comクラウド基盤の全貌 )だけではありません。

プロダクト側の体制整備やアラインメント強化も同時期に進み、結果としてそれぞれの取り組みの成果が合流する形となりました。

入社して10年になりますが、開発の仕方も成果の出し方も、ここ数年ほどで明らかに変わりました。
AI系の機能やエンタープライズ向け機能など、これまでとは違う挑戦が形になり始めています。いままでで最もダイナミックなフェーズで正直一番面白いと思っています。

それを支えるプラットフォーム側も、大きく役割が変わろうとしているところで、やはりこのフェーズに関われるのはすごく面白いと感じています。

三苫:
基盤が整ったこと自体がゴールではありません。
どこに手を入れれば利用者の生産性が一番伸びるのかを考え続け、その価値がきちんと届くところまで責任を持つ。それが、これからのプラットフォームの役割だと思っています。

これまで長くモノリシックに開発してきたkintoneですが、組織や基盤などの変化もあり、テコを入れられるポイントが一気に増えました。
まさに“ビッグバン”のスタート地点に立っている段階です。

間接的な立場ではありますが、その分レバレッジを効かせられる。
その判断をどう積み重ねていくか。それが、いまプラットフォームエンジニアリングに問われていることだと感じています。

aki:
これでインタビューを終わります。
ここまで長時間お話を聞かせていただき、ありがとうございました。

三苫:
ありがとうございました。

上岡:
ありがとうございました。

インタビューを終えて

この連載は、「なぜkintoneにPfE部が必要なのか?」という問いから始まりました。
第1部で扱ったのは、部が生まれた背景。
第2部で向き合ったのは、探索型開発とプラットフォーム開発の時間軸の違い。
そして第3部で見えてきたのは、そのギャップを埋めるのは仕組みだけではなく、文化と姿勢も重要だということでした。

複数の選択肢の中から何を選ぶか、という問いに対して、私たちは「何を作るか」だけでなく、「どう選び、どう届けるか」にも向き合っています。

この3部作が、同じような課題に向き合うチームの議論のきっかけになればうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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