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OSTでフィードバックを集め、アプリ改善を加速させる

Garoonモバイルチームに所属しているモバイルエンジニアのAtria(@AtriaSoft)とプロダクトデザイナーのyuki(@snowyk25)です。
今年の4月にGaroonモバイルの新機能として、新しいデザインのトップページをリリースしました🎉

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この記事では、トップページのデザインリニューアルに取り組むにあたって、社内でOST(Open Space Technology)を活用してフィードバックを集め、プロトタイプをブラッシュアップした経過について書いています。
スクラムやアジャイル開発に関心のある方や、OSTなどを使った組織づくり・プロダクト改善に取り組んでいるチームの方々の参考になれば嬉しいです!

※Garoonとは、サイボウズが開発・提供している中大規模企業向けの多機能グループウェアです。詳しくは製品ページをご覧ください。

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はじめに:この取り組みの背景

私たちが担当していたトップページ刷新のデザイン案をブラッシュアップするために、カジュアルに多くの人の意見を集めたいと考えていました。
タイミングよく今年の2月に社内テックカンファレンスが開催され、OSTを行うこととなり、テーマの1つとしてデザイン案のフィードバックをもらう機会を作ろうと企画しました。
OSTは対面での開催であったため、実際にモバイル端末でプロトタイプを手元で触ってもらいながら感想を集めることができる形だったのも、企画に踏み切った理由の一つです。

社内テックカンファレンスの概要については↓の記事でも確認できます!

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OST(Open Space Technology)とは?

OST(Open Space Technology)とは、参加者が自分たちの興味に基づいて自由にテーマを出し合い、ディスカッションを行う手法のことです。

OSTには以下の4つの役割があります。

  • ホスト:テーマを提案し、そのセッションを主催する人
  • 参加者:テーマに興味を持ち、セッションに加わる人
  • ハチ:複数のセッションを行き来して話題をつなぐ人
  • 蝶:どのセッションにも深く関わらず、場をふらふらと漂う存在

OSTでは、まず全体のファシリテーターがOSTのルールや進め方を説明し、参加者が自由にテーマを提案します。そこからテーマごとの時間や場所を調整し、セッションが始まります。参加者は上記の4つの役割のどれかを担いながら、自由にディスカッションに参加することができます。

社内でのOSTの様子

OSTについてはkintone開発チームの大石さんがまとめているので、こちらの記事も合わせてご確認ください!

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実践:OSTを活用したユーザーテストの進め方

準備

OSTを活用してユーザーテストを行うために、以下の準備を進めました。

  • Figmaで複数案のプロトタイプ作成
  • 当日使う端末を複数台準備
  • セッションタイトルの決定

OSTには普段活動しているチーム内のメンバーだけでなく、サイボウズ製品の開発に関わる幅広い職種のメンバーが参加します。普段チームで利用している専門用語や表現を極力控えて、フラットにフィードバックを得られるよう準備する必要がありました。

プロトタイプはチームメンバーの意見や実装上の都合なども確認し、できるだけブラッシュアップした状態でOSTに参加できるよう、当日まで準備を進めていました。

デザイン案についてディスカッションしている様子

当日の様子

当日はあらゆる職能のメンバーが集まり、業務に直接的に関わることや雑談ベースのテーマなど、様々なセッションが開催されました。

OST実施時の会場の様子

私たちのセッションにもたくさんのメンバーが参加してくださり、実際にプロトタイプを触ってもらいました🙌(当日端末が足りなくなったことは想定外でした…!)

もともとデザイン案として2パターンのプロトタイプを用意しており、どちらの案がスムーズに使えるかなども含め、多くのフィードバックをもらえました。

イベントの特性上、社内でも開発・運用関連のチームに所属するメンバーが多かったため、技術的な事情や他社アプリでの例など、色々な観点でのディスカッションができました!

集めたフィードバック

フィードバックから改善・リリースへ

OSTのセッションの中で得られたフィードバックをMiro上で整理し、プロジェクトに反映させるべきものor見送るものを見極めていきました。フィードバックからさらにデザインの検討が必要なものに関しては、プロダクトデザイナーが中心となって再度アイデアを出し、チームで議論しながらブラッシュアップしていきました。

得られたフィードバックを整理している様子

デザインをブラッシュアップして実装した後、最初のリリース段階では機能を有効にしたユーザーのみが使える形で、新しいトップページをリリースしました。
アプリ上にユーザー用のアンケートも設置することでさらなるフィードバックも集め、より良いアプリの基盤となるトップページの開発や検討を進めています。

※ 現在は一部UIに変更があります。

おわりに

Atria:OSTという場を借りることで、多くのフィードバックを低コストで集めてプロダクトに適用するという美味しすぎる状況を生むことができるという知見を得ました。次々と付箋が増えていき、アイディアが蓄積/ブラッシュアップされていく様子はOSTの可能性を感じる瞬間でした。
今後も社内フィードバックを集めたり利用したりと、様々な手法を使ってGaroonモバイルアプリを改善していきたいと思います!

yuki:「OSTに出してみよう!」というAtriaくんのナイスアイデアにより、チーム外のメンバーからさまざまな視点の意見をもらうことができました。
サイボウズでは、自分たち自身がサイボウズ製品のユーザーとなり、日々の業務で活用する文化がありますが、今回はその文化がとても良い形で活かされたと感じています。
OST当日はこのテーマにも多くの方が関心を寄せてくださり、自社製品をより良くしたいという社内の熱量を改めて感じることができました!

今回の取り組みは、社内でカジュアルにユーザーテストを実施する良いきっかけになりました。 この記事が、どこかで同じような工夫をしてみたい方の参考になれば嬉しいです☺️




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