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在阪企業が提供する「ビジネス現場の生々しいデータ」を分析し、新規ビジネスを生み出せ! 大阪公立大学×ブレインパッドが仕掛ける、産官学連携の新たな挑戦、学生向けデータ活用コンペティション「Osaka Data Quest(ODQ)」とは?

「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」。 このPURPOSEを掲げるブレインパッドが、大阪公立大学と共に仕掛けた新たな挑戦があります。それが、学生向けデータ活用コンペティション「Osaka Data Quest(以下:ODQ)」です。

なぜ今、大阪なのか? なぜ産官学連携なのか? なぜ「企業が持つ生々しいデータ」の分析にこだわったのか?
2025年11月7日に開催された第1回大会であるODQ2025を経て見えてきたODQにかける想いについて、発起人である大阪公立大学 副学長 松井先生とブレインパッド代表取締役社長 CEO 関口が語り合いました。

ODQを立ち上げた経緯から、開催を経て見えた景色、そしてODQの未来の構想まで。
熱い対話の全容をお届けします。


関口 朋宏 松井 利之
ブレインパッド
代表取締役社長
CEO
大阪公立大学
副学長

Chapter 1. なぜ「大阪」で始まったのか? ODQ立ち上げの背景にある危機感と希望。

関口
まずはODQ立ち上げのきっかけから振り返りたいと思います。

私自身、東京でデータ分析やAI関連の人材を採用している中で、関西出身の優秀な学生さんが非常に多いと感じていました。その一方で、それはつまり関西圏の大学でデータ分析やAIを学んだ学生たちが、キャリアを積むために東京へ出てきてしまっているということでもあり、「もったいないな」という気持ちを抱えていたんです。

関西には世界トップクラスのグローバル企業や、商人の町として培われた素晴らしいビジネス土壌があります。それなのに、データやAIに関わる人材が東京へ一極集中してしまっている。この「バランスの悪さ」に、日本のデータ活用を促進する上での大きな課題を感じていました。

そこで、「人材の地産地消」のようなイメージで、その地域で育った人材がその地域の企業や課題と結びつき、グローバルに活躍できる環境を作りたい。そんな想いを松井先生にご相談したのが始まりでした。

松井
関口さんからいただいたお話は、大阪公立大学としてはまさに「渡りに船」でした。大学としても、社会の変化がこれだけ激しい中で、データサイエンスの専門家だけでなくあらゆる分野の学生が「データを活用して社会課題に立ち向かう力」を身に付けていかねばならないという危機感がありました。

そして、私がODQを開催するにあたって「大阪」というテーマにこだわったのは、単に「人材流出を食い止めたいから」という閉じた理由ではありません。これからの時代、人がもっと流動的に動くようになる中で、「グローカル(Glocal)」な視点が重要だと考えているからなんです。

関口
グローカル、ですか。

松井  
グローカルとは、「地球規模(Global)の視点を持って、地域(Local)の課題に取り組む」ことを意味します。

人は、自分の生まれ育った場所や、学びの拠点となった「故郷」に愛着を持っていることが多いですよね。ODQのような経験を通じて、在阪企業の大人たちと真剣に向き合った経験があれば、たとえ将来ニューヨークやインドへ飛び立ったとしても、彼らにとって大阪は「帰ってくるべき基地(ベース)」になってくれるかもしれない。

飛行機が給油や整備のために必ず空港に戻るように、世界で戦う彼らがふと立ち戻り、またつながりを持てる場所。 大阪をそんなハブにしたいという想いで関口さんとは意気投合しましたよね。

関口
そうですね。日本のマーケットを一番理解しているのは日本人ですし、関西の商習慣やカルチャーを肌感覚で知っているのは、やはりその地の人たちです。地場のポテンシャルとデジタルの力を掛け合わせることで、東京とは違う、新しいイノベーションの形が生まれると確信しています。

今回、大阪公立大学さんが主催という形を取りながらも、実際には大学の枠を超えて多くの大学や民間企業を巻き込んだ「産官学連携」での取り組みとなりました。これは、特定の大学のためではなく、地域全体のエコシステムを作るという意味で非常に重要だったと思います。

松井  
おっしゃる通りです。私たちとしてはこのイベントが「大学内に閉じたイベント」だと思われたくなかったんです。地域全体で取り組むことにこそ価値がある。

在阪企業の方々が教育現場に入り込み、社会課題を学生にぶつけてくれることは、大学内に閉じていては絶対に提供できない価値です。今回多くの企業のみなさまが「育成」という視点からコミットしてくださったことは、本当にありがたかったです。

ODQ2025の集合写真

Chapter 2. 「土まみれの野菜(ビジネス現場の生々しいデータ)」を料理せよ。ODQの真の価値とは?

関口 
今回、ODQの成功要因として一番大きかったのは、多くの在阪企業のみなさまにご協賛・ご協力いただけたことだと思っています。特に、学生に提供したデータが「教科書的な綺麗なデータ」ではなく、実際のビジネス現場で使われている「生々しいデータ」だったこと。この点に非常に価値がありました。

松井
本当にそう思います。学生があそこまで生のデータに触れる機会は、大学の中だけでは絶対に作れません。

関口  
私はよく「土まみれの野菜」と表現するのですが、ビジネスの現場にあるデータは、プラモデルのように説明書通りに組めば完成するものではありません。畑から掘り出したばかりで、泥がついているし、曲がっているし、時には腐っている部分もある。「これをどう料理して、美味しい一皿(価値)にするか?」を問われるのが、プロのデータサイエンティストの仕事です。

学生たちが、その「扱いにくさ」や「リアリティ」に直面し、悩みながらも熱量を持って食らいついていく姿には、私たち職業人も心が洗われる思いでした。学生からは「こんなデータ扱ったことない」という悲鳴にも似た声が聞こえましたが、それこそが狙い通りであり、最大の学びになったのではないかと思います。

松井  
今回はODQも第1回開催ということで「本当に応募が来るのか?」と当初はドキドキしていましたが、蓋を開けてみれば多くの学生が真摯に取り組んでくれました。面白かったのは、優勝チームが福岡大学のチームだったことですね。

優勝したチーム天然水(福岡大学)のメンバーと、松井先生

関口 
あれは象徴的でした。「大阪」をテーマにしたコンペで、他の地域から来た学生が優勝した。彼らは「外からの視点」で関西を研究し、関西の人たちが当たり前すぎて気づかない魅力や課題を発掘してくれました。

松井
「関西はおもろいな」と外の人に思ってもらえれば、必ず人は集まってくるはずです。ODQは大阪だけの閉じたイベントではなく、外からの風も取り込んで、多様な視点が混ざり合う場になった。これは第1回として大きな成果でした。

一方で、運営側としては「楽しかった」という思い出作りだけで終わらせてはいけないという課題も見えました。次回は、学生が「何か一つ、確かなものを持ち帰れる」レベルまで、メンタリングや課題設定を進化させていく必要があります。参加いただいた企業のみなさまへの恩返しという意味でも、学生のアウトプットの質をさらに高めていくことが、イベントの価値向上に繋がると考えています。

関口 
そうですね。短期間であれだけ成長する学生たちですから、私たち大人がもう少しメンタリングの質を高め、学びの場としての設計を強化すれば、もっとすごい化学反応が起きるはずです。そこは次回への大きな宿題であり、楽しみな部分でもあります。

Chapter 3. ODQが見据える未来。他地域でも真似されるような文化の形成を目指して。

関口 
松井先生はODQをどのようなイベントにしていきたいとお考えですか?

松井  
地域や年齢の壁を超えた「開かれたイベント」にし続けたいです。高校生、あるいは小中学生、さらには海外の大学からの参加があっても面白い。「さすが大阪、やることが面白い」と言われるような、多様な人が集まる場にしていきたいです。

関口 
いいですね。「開かれた関西、開かれた大阪」というイメージを発信していきたいなと私も思います。そして将来的には、ODQのような「産官学が連携して学生と企業が交わる枠組み」が、他の地域でも真似されるような新しい文化になることが理想です。「すべての始まりは大阪だった」と言われるようなイベントに育てていきたいですね。

松井
私は、ODQのような「まずは何も分からない中でも動いてみる経験」は、まさにイノベーターの育成に必要だと考えています。それでもし失敗したとしても、そこで得た経験値を元に「次どうするべきか」を学び、再度チャレンジしていく。

今回予選で敗退してしまった学生も、来年またチャレンジしてほしいです。 ビジョンを共にする仲間とともに何かを成し遂げていくプロセスで、人はイノベーターへと成長していきます。

関口 
ODQのように答えがない経験に数か月間取り組むことは得難い機会ですよね。私たち大人はメンターとして学生に 「答え」は教えないけれど、「選択肢(オプション)」は増やす。何を参考にして何を変えるか、もしくは変えないのかは学生次第。そのような関わりを通じて、自分の頭で考え抜く力を育てたいです。

そのうえで、私としては「課題の解き方はいくらでも変えてもいい」と思う一方で、「この課題を解きたいんだ」「これを成し遂げたいんだ」という意志はむしろ変えないで貫いてもらえたら、と願っています。

学生のプレゼン風景

Chapter 4. 最後に、これからのODQに向けて。

関口  
最後に、次回のODQに挑戦しようと考えている学生のみなさま、そしてこの取り組みに注目していただいている在阪企業のみなさまに向けて、一言いただければと思います。

松井
学生の皆さんには、「とにかくチャレンジしてほしい」と伝えたいです。挑戦することでスキルが磨かれ、ネットワークが広がり、新しい未来が見えてきます。

企業の方々には、ぜひ若い学生の熱量や、大人にはない突飛な発想(ピボット)を楽しんでいただきたい。学生の真摯な想いに触れることは、企業にとっても明日への活力になるはずです。

関口  
ブレインパッドは「日本一の人材輩出企業」を目指す中で、自社の社員だけでなく、社会全体に優秀な人材を送り出すポンプの役割を担いたいと考えています。
そしてODQは、その重要な一つのピースです。

学生の皆さん、ここはリアルな社会を知る最高の実験場です。
そして企業の皆さま、日本の未来を作る若い力を、共に育て、共に楽しみましょう。

私たちも、次回はさらに規模を拡大して開催できるよう、尽力していきます。


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前回開催のODQ2025本選の様子は、テレビ大阪「やさしいニュース」の取材動画をご覧ください。
www.youtube.com

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ブレインパッドでは新卒採用・中途採用共にまだまだ仲間を募集しています。
ご興味のある方は、是非採用サイトをご覧ください!

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