以前は調べたこととか、学んだこと、やってみたことみたいなメモが、NotionとかGoogleKeepとか、ローカルのテキストファイルとか、色んなところに散らばって保管されていた。
Obsidianも何回か試していたんだけど、手動で丁寧に整理したり整備したり、というところを定着させきれずに数年使ってはやめて、ということを何回か繰り返していた。
けど、最近はAI系のサービスの成長がすごいので、ルールさえ決めてしまえば丸投げできるぞ、ということに気づいた。
そんな感じで過去に挫折したObsidianの運用に再チャレンジしている。
ということで今回は自分がどうやって運用・整理してるかを書き出してみようと思う。
何を記録しているか
- Web記事: Obsidian Web Clipperでワンクリックしてinboxに保存
- 日中のログ: Thinoプラグインでやったこと、気づき、感想などを記録
- 調べ物メモ: 調べ物をするときにノートを作成して情報源や要点をまとめる
- 読書メモ: Kindleのハイライトの同期や読書メモの記録
Web記事のClipやThinoはPC・モバイルのいずれからも行えるようにしている
Git経由でObsidianをPC/モバイル同期した - B-Teck!
Obsidian Web ClipperでPC/Androidから記事をClipするようにした - B-Teck!
ディレクトリの構成
ファイルとして保存するものは00_Inboxへ、その日の出来事や気づきはDailyNoteへ。Inboxに入ったものは定期的に整理して適切なフォルダに移動する。
フォルダの構成はこんな感じ。
vault/ ├── 00_Inbox/ # 一時置き場 │ ├── webclips/ # クリップした記事 │ ├── quick-notes/ # とっさのメモ │ └── research/ # 調べ物メモ ├── 10_Zettelkasten/ # 記事や体験から抽出した知識・原則 ├── 20_Projects/ # 期限付きの作業 ├── 30_Areas/ # 継続的にウォッチしている領域 ├── 40_Resources/ # 処理済みの参考資料 ├── 50_Daily/ # デイリーノート ├── 60_Weekly/ # 週次ふりかえり └── 70_Monthly/ # 月次ふりかえり
| フォルダ | 役割 |
|---|---|
| 00_Inbox | 一時置き場。定期的に整理して各フォルダへ移動する |
| 10_Zettelkasten | 記事や体験から抽出した知識・原則のメモ |
| 20_Projects | 期限付きの作業(個人開発の調査・検討など) |
| 30_Areas | 継続的にウォッチしている領域(キャリア、語学、技術など) |
| 40_Resources | 処理済みの参考資料。WebClipや調べ物ログのアーカイブ |
| 50_Daily | デイリーノート |
| 60_Weekly | 週次ふりかえり |
| 70_Monthly | 月次ふりかえり |
ProjectsとAreasの判断基準は「完了があるかどうか」。期限や完了が定義できるものはProjects、継続的に更新されるものはAreasに入れる。
記事執筆時点での実際の運用フローを見たい方はこちらを参照。
ふりかえり
DailyNoteにはその日のWebClipやThinoのログが蓄積されていて、それらを参照しながら日次・週次・月次の3段階でふりかえりを行う。
- デイリー:その日のWebClipとログを確認・整理
- 週次:今週のWebClipや記事のつながり、気づきを掘り下げる。発見した知識や原則はZettelkasten化する(後述)
- 月次:先月との比較、興味の変化、知識の蓄積を俯瞰する
Zettelkasten化
Zettelkastenは記事や体験から抽出した知識・原則を蓄積していく手法。WebClipや調べ物から「再利用できる知識・原則」を抽出して10_Zettelkasten/に保存する。何でもZettelkastenにするわけではなく、「別の文脈でも使えそうな考え方」だと思ったものだけ抽出する。
例えばチームの信頼構築について書いた記事を読んだとき、記事の内容をそのまま保存するんじゃなくて、「信頼は小さな約束の積み重ねで生まれる」みたいな原則として抽出するイメージ。
興味関心ごとにカテゴリディレクトリを切って、ノート同士をリンクでつないでいくと、同じテーマの知識が自然にネットワークになっていく。
使っているプラグイン
| プラグイン | 用途 |
|---|---|
| Dataview | クエリでノートを集計・表示 |
| Templater | テンプレート機能の拡張 |
| Periodic Notes | Daily/Weekly/Monthlyノートの管理 |
| Calendar | カレンダーUI |
| Kindle Highlights | Kindleハイライトの自動同期 |
| Thino (Memos) | 日中のクイックログ記録 |
| Outliner | リスト操作の強化 |
| Git | 自動pull/push(PC) |
最初は色々試したけど、今はこの構成に落ち着いた。
おわりに
過去に何度か挫折した運用が今回続いているのは、ルールを決めて仕組み化できたのが大きい。仕組み化すると面倒な部分をAIに任せて省力化できるので継続しやすくなるし、記録が蓄積されて知識がつながっていくのが見えてくる。情報管理に困ってる人は、まず入口を一つにするだけでも変わると思う。