SOUNDPEATS Air5 Pro+

こんにちは。今回は 「SOUNDPEATS Air5 Pro+」(Air 5 Pro Plus)です。人気モデル「Air5 Pro」をベースにしながら、MEMSドライバーを追加しハイブリッド構成へと進化したアップグレードモデルですね。MEMSドライバーにより高域を中心に強化することで定評のある「Air5 Pro」のサウンドをより一段引き上げた、お手頃価格で充実した機能を備えつつも音質重視のモデルに仕上がっています。

■ 製品概要と購入方法について

SOUNDPEATS Air5 Pro+」は、従来の人気モデル「Air5 Pro」をベースにしながら、xMEMS製MEMSドライバーを追加しハイブリッド構成へと進化したアップグレードモデルです。
10mmダイナミックドライバーに加えてMEMSドライバー「Cowell」を搭載し、従来モデル以上の高解像感と立ち上がりの良さ、そしてより洗練された空間表現を狙ったモデルに仕上げられています。さらに、LDACとaptX Losslessの両方のコーデックに対応し、さらに最大-55dBの強力なAIアダプティブANC、マルチポイント接続など機能面も充実した仕様になっています。
SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+

ドライバーは、10mmダイナミックドライバーに加え、xMEMS製MEMSドライバー「Cowell」を搭載。新たにハイブリッド構成にアップグレードしました。追加されたMEMSドライバーは、60~100kHzの広帯域再生、0.05%未満の低THD、従来比4倍の応答速度を実現。高域の精度やトランジェント、空間の見通しを向上させます。ダイナミックドライバー側はPU+PEEKの10mm複合振動板を採用し、重厚さと自然さを両立しています。

またワイヤレスプロセッサには新世代の「Qualcomm S3」サウンドプラットフォームを採用。Bluetooth 5.4に対応し、コーデックは「LDAC」およびSnapdragon Soundによる「aptX Adaptive」「aptX Lossless」の両方に対応。さらに「LE Audio LC3」をサポートします。
SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+
ワイヤレス機能面では最大-55dBの強力なAIアダプティブANCを搭載。通話でも6マイクのAI通話ノイズキャンセリングに対応します。MEMSドライバーの搭載により消費電量は増えているものの、再生時間は本体約5時間/ケース込み約30時間の利用が可能で、さらに急速充電にも対応します。
SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+

さらに「マルチポイント接続」「低遅延モード」「IPX5防水」など「Air Pro5」を踏襲したをワイヤレス機能を装備します。
項目 SOUNDPEATS Air5 Pro+ SOUNDPEATS Air5 Pro
ドライバー 10mmダイナミック
+ xMEMS Cowell MEMS
10mmダイナミック
SoC 新世代 Qualcomm S3 サウンドプラットフォーム QCC3091
Bluetooth 5.4 5.4
コーデック aptX Lossless / LDAC / AAC / SBC aptX Lossless / aptX Adaptive / LDAC / AAC / SBC
ANC AIアダプティブANC(最大55dB) AIアダプティブANC(最大55dB)
再生時間(単体) 約5時間 約7.5時間
再生時間(ケース込み) 約30時間 約37時間
マルチポイント 対応 対応
防水 IPX5 IPX5
アプリ PeatsAudio対応 PeatsAudio対応

SOUNDPEATS Air5 Pro+」の販売価格は15,380円です。
※レビュー掲載時セール中のため 10,880円で購入可能です。
※8%OFF追加クーポンコード: SPZEYKP4PR1 (4/30 23:59まで有効)

Amazon.co.jp(SOUNDPEATS Offical Store): SOUNDPEATS Air5 Pro+


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして SOUNDPEATS より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

パッケージは標準価格で1万円を超えるモデルと言うこともあり、従来の低価格モデルより若干の豪華仕様になっています。製品画像を載せた化粧カバーを外すと、中央で開閉式のボックスに本体と付属品がそれぞれ収納されています。
SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+

パッケージ内容は、イヤホン本体および充電ケース、USB Type-Cケーブル、イヤーピース3サイズ、書類一式とです。
SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+

充電ケースは「Air5 Pro」より若干重量アップしましたが同様のコンパクトな形状。フタは大きく開くタイプで本体が取り出しやすい形状になっています。USB-C充電ポートの横にはリセットボタンが配置されています。
SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+

そして本体は「Air5 Pro」を踏襲した形状。基本的には同社のAirシリーズを踏まえた、いわゆる「AirPods Pro」型ですね。 装着性はソフトで馴染みやすい印象。本体側はIPX5防水を備えています。
SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+
イヤーピースは楕円タイプで3サイズ付属します。TWS用であればほかのイヤーピースに交換することも可能です。


■ アプリの設定について

SOUNDPEATS Air5 Pro+」でペアリングする場合、最近のAndroidスマートフォンの多くでは「aptX Lossless」コーデックでペアリングされます。なお「aptX Lossless」も「Snapdragon Sound(aptX Adaptive)」の一部ですが、ハイレゾコーデックとしての「aptX Adaptive」への切替は用意されず、ハイレゾ再生の場合は「LDAC」コーデックを選択する、という仕様のようですね。
SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+
「LDAC」コーデックに切り替える場合は「PeatsAudio」アプリによって「LDAC」のスイッチをONにします。LDACモードではゲームモード(低遅延モード)やマルチポイント接続は自動的に無効になります。Bluetooth 5.4対応で比較的安定した接続を実現していますが、「LDAC」コーデックはビットレートが高いため、混雑した都心の駅などでは途切れることも多くなります。屋外での利用では基本的には「aptX Lossless」接続のほうが良さそうですね。
SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+
ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能は最大で-55dBの低減とかなり強力ですが、搭載する「AIアダプティブANC」は無音化ではなく、「環境ノイズ」の大幅に低減することを目的にしています。基本的には「適応型(AIによる自動ノイキャン)」で十分なノイズ低減効果がありますが、より強い環境音がある場合は「屋内」「屋外」「屋外交通(風切り音モード)」を選ぶことで最適化します。この辺はシリーズを重ねることでかなり成熟している印象で、実用性は結構高いと感じました。

SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+
またイコライザーはプリセットで12種類のチューニングが用意され、さらにカスタム設定も可能です。各プリセットはそこまで派手な変化では無く、「SOUNDPEATS Air5 Pro+」のベースのサウンドを踏襲した設定となっているため、思ったより使いやすい印象。好みのセットがどれかありそう、という感じです(私は普段「デフォルト」か「Hi-Fi」を選択します)。またカスタムEQ設定や聴覚に合わせた設定機能も従来機種通り踏襲しています。

ほかにメニュー画面ではタッチセンサーのアサインの変更やタッチセンサー自体を無効にするスイッチがあり(個人的には無効で使うことが多いのでとても便利)、さらに「その他」の設定ではLC3を有効にする設定等があります。ただしLC3については完全対応ではないらしく、その旨の警告が表示されます。


■ サウンドインプレッション

SOUNDPEATS Air5 Pro+SOUNDPEATS Air5 Pro+」の音質傾向は、やや中低域寄りの癖の無いニュートラル方向のサウンドで、緩やかなV字またはU字を描く弱ドンシャリ傾向。ここへMEMSによるアシストが加わり、高域の速度感と微細表現が上乗せされています。「Air5 Pro」と比べると、低域の量感やボーカル域の存在感を維持しつつ、中高域から高域の空気感が増し、より明瞭さのある輪郭と解像感、ボーカルや各楽器へのフォーカスを高めた方向にアップグレードされている印象です。また高域にBAやマイクロ平面ドライバーを配置したハイブリッドと比べると、高域に明瞭な伸びやかさをもちつつも過度に硬質にならず、適度な温かみをもったリラックスした感じで透明感が増したサウンドという感じです。

高域はMEMSドライバーの効果により、同価格帯のシングルドライバーのTWS製品と比較しても伸びの良さやスピード感、分離の高さを実感出来ます。またBAのように金属質な音色にならず、明瞭な輪郭ながらてきどな温かみも持っています。煌びやかさをもちつつも刺激はコントロールされ、明るさと滑らかさが調和した印象。シンバル音も綺麗で、見通しや抜けも良く、微細な余韻の描き方も1万円程度のTWSとしては結構優秀な印象です。

SOUNDPEATS Air5 Pro+中音域はニュートラル寄りながらボーカル域がやや前傾し、適度な主張があります。デフォルトのEQ設定でもボーカルや主旋律が映える印象で、中高域より上の透明感が増し多少スッキリした変化のため「Air5 Pro」より見通しや抜け感も向上しているようです。音色としては適度な温かみがあり、女性ボーカルはシャープすぎず、男性ボーカルも厚みのある印象で再生されます。定位が近めのため音場は広さを感じるタイプではありませんが適度な響きとレイヤー感による演出で、窮屈さは無く、リスニング的な楽しさを感じさせます。ただし定位は正確ではないため分析的なリスニング向けではありませんが、比較的分離が良いため、EQ設定等である程度は調整可能だと思います。

低域はミッドベースを中心に適度に量感を感じるバランスで再生されます。重低音は強さや重さは控えめですがしっかり沈みつつ明瞭な輪郭があります。PU+PEEK複合振動板のダイナミックドライバーにより、適度な温かみとレスポンスの良さが両立しており、存在感を感じさせつつ籠もること無く中高域との分離も綺麗な印象です。


■ まとめ

SOUNDPEATS Air5 Pro+というわけで、「SOUNDPEATS Air5 Pro+」は機能面と音質のバランスの良さで定評のある「Air5 Pro」をベースにMEMSドライバーを搭載することで、特に高域の透明感や空気感、そして全体的な解像感や分離の良さなどを向上させ、音質面でもう一段、高いレベルにに進化したモデルでした。消費電力面にウィークポイントのあるMEMSを採用することでバッテリー稼働時間は本体5時間と短くなっていますが、ケースの組み合わせでは実用的な範囲でまとめており、また強力なANC機能やコーデックの対応等機能面での豊富さをしっかり維持している点も好感できます。
個人的にはAirPods型のハイブリッド機の場合、他社の多くの製品ではタマゴ型のドライバー収納部分が大きめになり、イヤーピースを合わせても落ちやすくなるのが多いなか、「SOUNDPEATS Air5 Pro+」では10mmのダイナミックドライバーを組み合わせていることもあり、MEMSを加えても自然なサイズ感でまとめられている点は結構好印象を持っています。普段は有線イヤホンを使っているオーディオファンも含め、幅広い方にお勧めできる製品では、と思いますよ。



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