
こんにちは。今回は 「Tangzu x Angelears XUETAO AE101」です。Tangzu初のゲーミング特化モデル「Xue Tao XT-01」をベースに、Angelearsとのコラボ仕様として展開する特別モデルです。10mmガラス振動板ダイナミックドライバーに、交換式のブームマイク、0.78mm 2pin着脱式ケーブルを組み合わせた構成を踏襲し、ゲーム用途を意識しつつ、音楽鑑賞にも十分対応できるチューニングが印象的です。
■ 製品概要と購入方法について
「Tangzu x Angelears XUETAO AE101」は、「TANGZU」初のゲーミング特化型IEMとしてリリースされている「TANGZU Xue Tao XT01」をベースにしたAngelearsとのコラボモデルです。ガラス振動板ダイナミックドライバーやゲーミング専用設計のカスタムマイクケーブルといった特徴を踏襲しつつ、「Angelears」とのコラボレーションによる鮮やかなブルーのシェルデザインなどが印象的な製品となっています。


「Tangzu x Angelears XUETAO AE101」のドライバーには10mmのガラス振動板ダイナミックドライバーを搭載。ガラスセンターとPETエッジを組み合わせた構造により、シャープな高域、滑らかな中域、厚みのある低域を両立しつつ、歪みを抑え、定位精度や明瞭さを向上させています。
本体フェイス部分はCNC加工されたアルミニウム合金製のフレームとカーボンファイバー製のプレートによって構成されており、樹脂製の本体は限定色の鮮やかさなクリアブルーで仕上げられています。


そしてケーブルにはゲームプレイを前提に開発された専用ケーブルを標準付属。100本のオーディオグレードの銀メッキ無酸素銅(OFC)導体を採用しゲーム内の微細な音をロスなく伝送。脱着式のマイク部分は激しい動きやクリアなコミュニケーションを想定したプロ仕様の設計です。0.78mm 2pin仕様でリケーブル対応のため、断線時の交換やメンテナンスも容易です。ケーブルは3.5mmとType-Cを選択できます。


ほかにもイヤーピースにはTANGZU「唐三彩(Tang Sancai)」イヤーピースを各サイズ付属しています。
「Tangzu x Angelears XUETAO AE101」の価格は45ドル~です。
Angelears直営店(AEHiFi): Tangzu x Angelears XUETAO AE101
AliExpress(Angelears Top Store): Tangzu x Angelears XUETAO AE101
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Angelears より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について


パッケージ内容は、イヤホン本体、ケーブル、着脱式ブームマイク、Tang Sancaiイヤーピース(S/M/Lサイズ)、液体シリコンイヤーピース(S/M/Lサイズ)、クリーニングクロス。50ドル以下の製品ながらイヤーピースが充実しているのが特徴的です。イヤーピース単品だと2種類各サイズで5,000円近くしそうですね(^^;)。


本体はゲーミングモデルらしいクールな印象のデザインで、アルミ合金とカーボンファイバーを組み合わせたフェイスプレートが精悍な印象をあたえます。ステムノズルも金属製で、安っぽさは感じない印象の仕上がりです。


また一見するとやや大きめのシェルサイズにも見えますが、フロントキャビティ(装着)部は結構耳にフィットしやすい形状で、軽量さもあってストレスの少ない装着感です。長時間使用でも快適に利用できそうですね。


そして非常に特徴的なケーブルはブラックの弾力のある被膜で覆われた2芯タイプ。導体は100芯の銀メッキOFC、0.78mm 2pinコネクタを採用します。プラグはマイク付きTRRS 3.5mmまたはUSB Type-Cを購入時に選択可能。被膜はやや硬めですが取り回しは良く耐久性もあるためハードな用途でも使いやすい印象。またムービングマイクは脱着式で、外している時にケーブル側に取り付けるコネクタカバーも付属しています。
■ サウンドインプレッション
「Tangzu x Angelears XUETAO AE101」の音質傾向は適度に温かみのあるW字寄りの弱ドンシャリ傾向。ゲーミング用途での定位の精度感を意識しつつ、ミッドベースを中心に適度に厚みのある低域によりリスニング向けとしても楽しめるサウンドになっています。またムービングマイクは指向性があり多少環境ノイズのある環境でもクリアな音声を伝達できる印象。いわゆるリモコンマイクでは無いためオーディオプレーヤー操作はできませんが、逆に誤操作を防止し、本来の用途で実力を発揮してくれる印象です。
オーディオ用途としてはガラス振動板ダイナミックドライバーによるレスポンスの速さと歪みを抑えた見通しの良さからややあっさり目の印象で再生され、音数の多い曲などでも混雑すること無く再生される印象。臨場感やメリハリ感は少ないですが、日常的なリスニングではストレスが少なくむしろ使いやすいのでは、と感じます。
「Tangzu x Angelears XUETAO AE101」の高域は立ち上がりの早い印象で綺麗に鳴りますが、刺さりやすい帯域は調整されており全体的にはウォームな印象で再生されます。ハイハットなどのシンバル音も輪郭は十分見えるものの、煌めきなどの主張は少なくソフトな印象。いっぽうで柔らかすぎず、適度な明瞭感も維持している点はガラス振動板の特徴を活かしていると感じます。籠もること無く空気感も感じさせつつ長時間でも聴きやすい印象です。中音域は、そこまで前に出る印象ではないものの凹むことなく再生され、自然な分離感と正確な定位で再生されます。ボーカル域はウォームな印象で落ち着いていますが埋もれること無く適度な主張があります。女性ボーカルは抜けが良く透明感があり、男性ボーカルも厚みと自然な響きを感じさせます。
また演奏との分離も良く、立ち上がりの良さとスッと抜けるようなレスポンスの良さで温かみを持ちつつ混雑したり籠もったりすること無く再生されます。そのためゲーミング用途でも細かな音を聞き逃すことなくプレイをフォローしてくれることでしょう。音場は適度な広さと奥行きを持ち、正確な定位によりFPSなどでの方向感把握は適切にできる印象。ただ、リスニング向けとしてはやや淡泊でもっと響きや臨場感が欲しいと感じるかも知れませんね。低域はミッドベースを中心に適度な厚みを持っており、バランスの良い量感で再生されます。低域も全体的にウォームさを感じる音ですが、ミッドベースは適度にパワフルでパンチ力がある音ですが締まりが良く減衰が速い印象で中高域との分離も良い印象。重低音も沈み込みがあり没入感を高める印象ですが、過度に響くことは無くスピード感を持った印象。キレの良さがあり、ゲーミング用途でも足音や爆発音などの定位をしっかりフォローする印象です。ただしリスニング用途としての解像感は一般的なため、音源や曲の種類では多少フォーカスが緩く感じる場合もありそうです。
■ まとめ
というわけで、「Tangzu x Angelears XUETAO AE101」はゲーミング用途に特化した仕様ながら、ライトユーザーを中心とした気楽なリスニングなどにも対応出来る使い勝手の良さを感じる印象のサウンドで仕上げられていました。外観は非常にクールですし、ケーブルも耐久性があり、様々な用途での利用にも最適でしょう。個人的には脱着式のムービングマイクで外している時のカバーがついている点は様々な利用シーンで結構便利かも、と思いました。最近は通勤通学などの屋外利用でも有線イヤホンのニーズが復活している印象ですし、結構幅広いユーザーに訴求できそうな製品だなと感じました。