TWISTURA Beta

こんにちは。今回は 「TWISTURA Beta」です。独自の音響哲学を掲げる「TWISTURA」ブランドによるオーバー100ドル級モデルです。独自の11mm「平面ガラス複合振動板」を採用したダイナミックドライバーをシングルで搭載し、CNC加工による精密なシェルデザインに加え、3種類の交換式サウンドノズルによるチューニング変更にも対応します。ガラス素材ならではの硬質でスピード感のあるクリアサウンドが非常に印象的です。

■ 製品概要と購入方法について

今回は「TWISTURA Beta」です。新興ブランドながら独自の音響哲学を掲げる「TWISTURA」のフラグシップモデルで11mm 平面ガラス複合振動板 ダイナミックドライバーをシングルで搭載しています。CNC加工による精密なシェルデザインに加え、3種類の交換式サウンドノズルによるチューニング変更にも対応。ガラス素材ならではの硬質で極めてクリアなサウンドが楽しめます。
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搭載するドライバーは11mm サイズの平面ガラス複合振動板ダイナミックドライバー  。ミクロン単位の薄さの平面ガラス層をコア素材として用いることで、極めて低い音響減衰性と高い剛性を活用することで、驚異的に速い過渡応答を実現します。
デュアル磁気回路・デュアルキャビティ磁束密度の向上による応答性の改善と、デュアルキャビティ構造による低域の深さ・力感、さらに縦横に広がる音場表現により入感のある壮大な空間体験を生み出します。
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さらに「シルバー」標準(Standard)、「ブラック」インスト向け(Instrumental)、「ゴールド」ボーカル向け(Vocal) の3種類の交換式ノズルを搭載。多彩なサウンド体験が可能です。
本体は航空宇宙グレードのアルミニウム合金から作られ、高精度5軸CNC加工を用いて精巧に成形されています。流れるようなラインは工業デザインの美学を、洗練された表面処理は高い耐久性ととともに共振を抑制。高い質感を実現しています。
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「TWISTURA Beta」の価格は119ドルです。

TWISTURA公式ストア: TWISTURA Beta


AliExpress(TWISTURA Offical Store): TWISTURA Beta


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして TWISTURA より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

パッケージはブラックを基調としたシンプルなデザインながら高級感があります。

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パッケージ内容は、イヤホン本体、ケーブル、交換式3.5mm / 4.4mmプラグ、交換フィルターノズル、イヤーピース3種(各S/M/Lサイズ)キャリングケース、説明書。
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TWISTURA Beta」の本体シェルは5軸CNC加工のアルミニウム合金製で、フェイスデザインは派手さよりもソリッドで精密感があります。シンプルながら引き締まった印象です。
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ステムノズルがやや長めのデザインでシェル形状に対し装着性は概ね良好です。金属シェルですがアルミ製で外観の印象より軽量のなため耳から落ちることはないようです。製品ページの記載では耳道スキャンデータをもとにしたエルゴノミクス形状とのことですが、耳の大きさによっては個人差はあるかも。イヤーピースでしっかり合わせる必要はありそうです。
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ステムノズルは3色の交換用フィルターとなっており、初期状態ではボーカル寄りの「ゴールド(イエロー)」タイプが装着されています。傾向としては中高域に作用し、標準の「シルバー」がもっとも落ち着いており、「ブラック」「ゴールド(イエロー)」のフィルターがより中高域から高域の伸びが向上します。
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ケーブルは高純度OFCを採用し、交換式プラグで 3.5mmシングルエンド と 4.4mmバランスタイプ が付属します。適度な太さのある4芯撚り線の銅線タイプで質感および取り回しも良い印象です。
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イヤーピースは通常のシリコンタイプが開口部の広いタイプ(グレー)と一般的(白)のタイプと、液体シリコン(透明)なタイプの3種類が付属します。


■ サウンドインプレッション

TWISTURA BetaTWISTURA Beta」の音質傾向は、明るめの印象で透明感の高い、ニュートラル寄りのサウンドバランスです。バランスとしては見通しの良い弱ドンシャリ傾向で緩やかなV字またはU字寄りの印象。独自の平面ガラス系振動板による応答の速さ、見通しの良さ、輪郭の明瞭さが印象的です。「TWISTURA」の製品はバランスの良さは共通しつつ、仕様によって音質傾向を結構わかりやすく変えてきている印象があります。今回の「TWISTURA Beta」も平面ガラス振動板の特性を活かした、スッキリした見通しの良さの中で非常にスピード感と透明さを感じる音が特徴的です。

3種類のフィルターはf値のグラフを見ると2kHz~3kHzの中高域をピンポイントに調整しており、女性ボーカルの高音やピアノなどの抜け感などに変化があります。そのため、どのフィルターでも全体的な印象やバランスの良さは踏襲しており、フィルターの選択は音源や好みで選ぶのが良さそうです。

TWISTURA Betaまた比較的鳴らしやすく、付属ケーブルも十分に情報量の多い自然な傾向なため、小型DACやオーディオアダプター等を含め様々な再生環境で問題なく利用できます。ただ再生環境によってフィルターやイヤーピースでの印象も変化する可能性もあるため、利用する環境に合わせて最適化する印象ですね。

高域は明るく伸びやかな印象で、平面ガラス振動板により透明感とともに硬質でキレのある描写があります。ただ金属質な硬質さとは異なる、スピード感を実感しやすいガラスならではの音像です。明るく見通しの良い音色で、ハイハットの打音などは非常にスッキリと抜けていきます。伸びやかで透明感がありますが、刺さりなどの刺激はコントロールされています。

TWISTURA Beta中音域はほぼ凹むことなくニュートラルな印象で再生されます。見通しが良く、色付けが無く癖の無い印象。ボーカル域は自然な定位ですが適度な存在感があります。女性ボーカルは滑らかさを感じつつ明瞭な伸び感があり、男性ボーカルは重量感とともに自然な豊かさを感じます。スピード感とともに解像感の高さがあり、息遣いや微細なニュアンスまで細かく再現します。

また、3種類のフィルターは女性ボーカルやピアノの高音などに作用し、スッキリした見通し感や煌めき感に変化があります。ボーカル寄りの「ゴールド(イエロー)」はこの音域に適度なアクセントがありU字寄りの印象に、「シルバー」はよりニュートラル方向で適度な温かみを感じる印象、「ブラック」は僅かですが最もスッキリした抜けの良さを感じる印象になります。
音場は左右に広く、さらにレイヤー感のある奥行きにより立体的な印象。演奏との分離も良く、多楽器の編成でもそれぞれの音が埋もれることなく、見通しの良い空間表現のなかで綺麗に再生されます。

TWISTURA Beta低域はニュートラルベースのバランスながら、キレの良いパンチ力を備え、スピード感と見通しの良さを感じさせる印象。重低音の沈み込みも深く、底の方から鳴る印象で質感の高さを感じさせます。またキレが良い印象で籠もること無くタイトになります。ミッドベースも膨らみを抑え締まりのある印象で直線的になります。スピード感のあるアタックがあり、明瞭な輪郭で中高域との分離もしっかりしています。量感や厚みを強調するタイプの低域ではありませんが、必要な深さと主張はあり、心地よく下支えする印象です。


■ まとめ

TWISTURA Betaというわけで、「TWISTURA Beta」は平面ガラス複合振動板を活かした、レスポンスの速さと透明感を感じさせつつ、自然な印象のサウンドをうまく両立させたサウンドが印象的でした。100ドル超の価格設定ながら質の高いシェルデザインと付属品、そしてスッキリ系ながら実用性のあるサウンドで完成度の高さを感じます。
やや中高域寄りの明瞭サウンドは、中低域寄りでややウォーム寄りの傾向が多い最近の傾向とは一線を画しており、場合によっては好みが別れるかもしれませんね。ただ金属質な派手さとは異なるニュートラル系ながらスッキリしてキレの良いサウンドを好まれる方には手頃な価格設定も併せて良い選択肢になりそうです。

タグ :
#TWISTURA
#構成:1DD
#ドライバー:ガラス
#コネクタ:中華2pin(フラット/中華)
#リケーブル:中華2pin/CIEM-2pin
#価格帯/グレード:100-200USD
#有線イヤホン:1万円台
#中華イヤホン(A100USD~)