HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition

こんにちは。今回は先日レビューした「HIDIZS AP80 PRO MAX」の追加記事となります。紹介するのは999台の限定版となる純銅製ボディを採用した「HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」となります。アルミニウム合金製の通常版との比較も含め、機能面のアップデートも記載していきます。

■ 製品概要と購入方法について

※製品概要については2025年12月19日掲載の「HIDIZS AP80 PRO MAX」のレビューから抜粋し一部追記しています。

「HIDIZS」は高性能なコンパクトDAPや高音質オーディオアダプター(ドングル製品)、そしてイヤホン製品などを展開するオーディオブランドで、私のブログでも小型で高性能なデジタルオーディオプレーヤー(DAP)およびオーディオアダプター製品と、評価の高いイヤホン製品など幅広いアイテムを紹介しています。
→ 過去記事(一覧): 「HIDIZS」ブランド製品のレビュー

今回の「HIDIZS AP80 PRO MAX」は、評価の高いHidizsの「AP80シリーズ」の第四世代となるモデルです。コンパクトながら高性能設計と高音質再生を手頃な価格で実現するという同シリーズのコンセプトを受け継ぎ、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)、WiFiおよびBluetoothの多様なワイヤレス機能、豊富なINPUT/OUTPUTを統合した「オールインワン」の音楽プレーヤー製品です。
HIDIZS AP80 PRO MAXHIDIZS AP80 PRO MAX
HIDIZS AP80 PRO MAX」は2.95インチIPS HDタッチスクリーン画面を新たに搭載し、最適なされたUIによるスムーズな操作性を実現。コントローラには「Ingenic X1600E」SoCを搭載し、X1000E搭載の「AP80PRO-X」と比較して処理速度を大幅に向上。またBluetooth性能もアップグレードされています。

DACチップには「AP80PRO-X」同様にデュアル構成のESS「ES9219C」を搭載し、32bit/384kHz PCMおよびDSD256のネイティブ再生に対応。MQA 16xデコードにも対応します。高性能DACとアンプ回路を統合したデュアルチャンネルアーキテクチャを採用し、SNR ±120dB、DNR ±122dB、そしてTHD+N 0.0005%という超低ノイズ、超低歪みを実現しています。また出力には70mW×2@32Ωの3.5mmシングルエンドと190mW×2@32Ωの4.4mmバランス出力を備えます。さらに1300mAhのバッテリーを搭載し、バランス出力で最大8~10時間、シングルエンドで最大12時間の長時間再生が可能です。
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HIDIZS AP80 PRO MAX」は最新の「HiByOS」を搭載し、多彩な再生モードおよび機器連携が可能。
microSDカードによるローカルハイレゾ再生およびTidalとQobuzのストリーミングサービスに対応。またAirPlayおよびDLNAによるWiFiレシーバー機能に対応。USB接続ではUSB-DACモードに加え、USB-Audio出力(外部USB-DAC連携)も可能。
Bluetoothは新たに双方向のBluetooth 5.1に対応し省電力での安定した接続に対応。レシーバー/トランスミッターの双方でLDACなどのハイレゾコーデックが利用可能。またUSB-DACモードでワイヤレスヘッドホン/イヤホン/スピーカーを利用することも可能です。
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スマートフォンにインストールしたHiByアプリからBluetooth経由でリモート操作が可能な「HiByLink」にも対応。そして「HiByOS」による「MSEB」デジタルサウンドボードに対応し、従来のEQを超えた直感的な調整が可能になります。温かみ/冷たさ、音場の深さ、ボーカルの定位、低音の弾力性、楽器のトランジェントといったパラメータを、音楽の好みに合わせて調整できます。

さらに「HIDIZS AP80 PRO MAX」の限定特別版として、999台限定の「HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」が販売中です。
HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Editionオリジナルの印象的な外観に加え、純銅製のボディは音響面のメリットをもたらします。標準的なアルミニウム合金とは異なり、銅は自然なEMI(電磁干渉)シールドを提供し、外部ノイズを効果的に遮断して信号の完全性を維持し、歪みを最小限に抑えます。これにより、よりクリーンなオーディオ経路が実現し、オリジナル録音の純度が維持されます。伝統的な材料科学と最新のオーディオ技術を融合により、銅の音響特性によるより温かく、より滑らかなサウンドを楽しめます。
またこのエディションにはブラックレザーケース(29.99ドル相当)が別途付属します。

HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」の価格は299ドルですが、公式ストアでは269ドルで購入可能です。

Hidizs公式サイト(hidizs.net): HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして HIDIZS より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

というわけで、前回レビューした「MP145 PRO」と併せて限定版の「HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」も届きました。パッケージ裏面の製品仕様の下には通常版同様に技適マークもプリントされています。
HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper EditionHIDIZS AP80 PRO MAX
パッケージ内容は本体(保護フィルム前面・背面貼付け済)、予備の保護フィルム前面・背面、USB Type-C OTGケーブル、充電用USB(片側TypeA)ケーブル、説明書、カード、保証書など。
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HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」の本体サイズは 82.8 × 51 × 15.5mm、液晶パネルは2.95インチ 360×640ピクセルとオリジナル版と同じですが、アルミニウム合金製のオリジナルが公称81g(フィルターなどを貼り付けた状態の実測で88.3g) なのに対して純銅製のため重量は実測で約133gにアップしています。
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本体下部には充電及びデータ入出力用のUSB Type-Cポートおよび3.5mmシングルエンド、4.4mmバランス接続ポートがあります。
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右側側面にはALPS製のボリュームホイールと3系統の物理ボタンを備えます。タッチパネル操作以外でも音量調整や再生/停止、曲送り/戻しなどの操作は直感的な操作で行うことができます。また左側側面にはmicroSDカードスロットがあります。
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サイズは全く同じですがカッパーメタリックの鏡面処理加工された「HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」は美しい光沢を放っており、限定版らしい高級感がありますね。また本体背面にはシリアル番号がプリントされています。

なお「HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」では通常はオプションで専用のレザーケースのブラックカラーが付属します。私の手元に届いているバージョンではケースは付属していませんでしたが、もともと別色のケースが手元にあるため、そのまま利用しています。


■ 初期設定および各種機能について

HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」も本体が純銅製である点以外は「HIDIZS AP80 PRO MAX」を踏襲しています。そのため、実際の操作方法や画面、機能などについては以前掲載した「HIDIZS AP80 PRO MAX」のレビューを参照いただければと思います。

過去記事: 「HIDIZS AP80 PRO MAX」 超コンパクトながらオールインワン仕様。多彩な機能を高音質で楽しめる最新ハイレゾDAP(デジタルオーディオプレーヤー)【レビュー】



■ サウンドインプレッション(限定版でのアップデート)

HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper EditionHIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」の音質傾向もオリジナルの「HIDIZS AP80 PRO MAX」を踏襲しており、ESS系DAPらしい明瞭感とエッジの効いた印象。味付けの無いニュートラルなクリアサウンド。またハイパワーではないものの実用的な出力を確保しており、出力特性も非常に素直な印象です。そのためシングルエンド、バランスとも鳴らしにくいヘッドホンなどでハイゲイン設定にしても歪むこと無く音量を上げられる点は好印象です。

純銅製の筐体を採用する「HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」ではさらに銅筐体の特性に自然な温かみと滑らかさを持ちつつ、重量アップも含め制振性がより向上しており、SNRやTHD+Nなどのノイズ/歪み特性はあオリジナルよりさらに向上している印象で、さらに澄み渡ったような、ノイズを抑えた非常に透明度の高いサウンドを実感出来ます。
また透明度の向上により、バランス接続による分離はより向上し空間表現の透明感をより実感出来るようです。またシングルエンドはではより瑞々しさが増し、オリジナルのニュートラルな印象に僅かに温かみが加わり、より滑らかさを感じやすくなります。

HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Editionもともと「HIDIZS AP80 PRO MAX」は非常にコンパクトなDAPながら非常に素直なゲイン特性を持っており、ある程度駆動力の必要なイヤホンなどでも音量を上げても歪みのないサウンドを楽しめます。「HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」ではさらに歪み特性が向上しているようで、その違いは音量を上げた場合により実感しやすいようです。そのため前回レビューした「MP145 PRO」のような平面駆動ドライバーを搭載し、よりしっかりした再生環境を求める製品ではさらに違いを実感出来ました。

もちろん、「HIDIZS AP80 PRO MAX」のレビューでも記載の通り、非常に多彩な出力機能を持っており、外部USB-DACと連携した出力などにも自動で対応します。
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個人的にはヘッドホン等でさらにハイパワーな出力が必要な場合は「FiiO QX13」などを組み合わせたりするなど、最近ではコンパクトさを維持しながら利用範囲を拡大できるアイテムも入手しやすくなっていますね。

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他にも本体をUSB-DACとして利用でき、またBluetoothのIN/OUTに加え、AirPlayなどのWi-Fiにも対応するワイヤレス機能なども非常に充実しています。
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ワイヤレス連携ではスマートフォンアプリでリモート操作が可能な「HibyLink」や、「Qobuz」などのハイレゾストリーミング再生への対応などにも対応。これらの詳細については前述の「HIDIZS AP80 PRO MAX」のレビューを参照ください。



■ まとめ

HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Editionというわけで、「HIDIZS AP80 PRO MAX Pure Copper Edition」はオリジナルの「HIDIZS AP80 PRO MAX」のコンパクトながら優れた音質と多彩な機能を踏襲し、純銅製ボディの採用で若干の重量アップはあるもののより音質面がブラッシュアップされていました。
オリジナルの「HIDIZS AP80 PRO MAX」同様に「HiByOS」を搭載し、Android系DAPでは体験できない軽快かつ安定した動作で利用できる点も大きなメリットでしょう。音質面でもコンパクトながら実用性の高いゲイン特性と駆動性を実現しており、さらに限定版では透明感や音場感が向上しました。価格的には少しアップしていますが、より音質面にこだわる方は購入可能なうちにこちらの限定版を入手されるのも良いと思いますよ。

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