SIVGA SM100

こんにちは。今回は 「SIVGA SM100」です。さまざまはヘッドホン製品やイヤホン製品を手がけているSIVGAによる最新エントリーモデルです。様々なユーザーに使いやすいサウンドのモデルながら、ウッドハウジングなど木製にこだわりのある同社としては珍しいオールメタルシェルの採用により音質面で個性も感じられる興味深いイヤホンです。

■ 製品概要と購入方法について

「Sivga Audio」は2016年に中国で設立されたSivga Electronic Technology社のオーディオブランドで、主にハイエンドヘッドホンの市場で製品を展開しています。私のブログでもこれまでさまざまな同社製ヘッドホンおよびイヤホンなどを紹介してきました。
→ 過去記事(一覧): SIVGA製ヘッドホン/イヤホンのレビュー

今回の「SIVGA SM100」はシングルダイナミック構成のエントリー級モデルで、従来のSIVGA製品のウッド仕様とは異なる金属シェル採用によるサウンドチューニングが特徴です。
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ドライバーには独自のサファイアライクセラミック複合振動板を採用した10mm デュアルキャビティダイナミックドライバーを搭載。金属シェルの組み合わせにより優れた応答速度を実現し、高域の伸びとディテール再現性が大幅に向上。デュアルキャビティ設計により、低域に締まりと深みが向上し、力強く質の高い低音を提供します。
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コネクタは0.78mm 2pin仕様でリケーブルにも対応。ケーブルは銀メッキ高純度銅線を使用し、SM100のポテンシャルを最大限に引き出します。
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SIVGA SM100」の価格は43ドル、日本国内では6,980円(税込み)で販売されています。

01Diverse(01diverse.jp): SIVGA SM100


Amazon.co.jp(01Diverse): SIVGA SM100


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして  01Diverse より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

SIVGA SM100」のパッケージはシンプルなラインアートデザインのボックス。
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パッケージ内容は、本体、ケーブル、イヤーピース(S/M/Lサイズ)、説明書。
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本体は亜鉛合金製で耳に収まりやすい非常にコンパクトなシェルサイズでまとめられています。コネクタは窪みのある0.78mm 2pin仕様でケーブルは一般的なCIEM 2pinタイプのケーブルが利用できます(一部の中華2pinでも利用できると思います)。
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耳にすっぽり収まるサイズ感で装着性は良いですが、イヤーピースをしっかり合せる必要があります。イヤーピースは円筒形のタイプが各サイズ付属。よりフィット感の良いイヤーピースに交換するのも良いでしょう。私は例によって「TRN T-Eartips」を使用しました。
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ケーブルは銀メッキ銅線の2芯撚り線タイプ。グレーの樹脂被膜はやや硬めですが取り回しは良く使いやすい印象です。


■ サウンドインプレッション

SIVGA SM100SIVGA SM100」の音質傾向はニュートラル寄りの緩やかなV字またはW時方向のサウンド。全体的に近くで定位し、明瞭なモニター的な主張と空気感のある中音域と、伸びやかな高域、力強い低域を複合振動板の特性により表現している印象です。木材を使用することを特徴のひとつとしてるSIVGAのオールメタルモデルということで、ボーカル域に自然な温かみも若干残しつつ、全体としてはより硬質でシャープさを感じさせるサウンドにまとめられており、高域の質感など、グレード以上の透明感やキレの良さを感じさせます。
付属ケーブルはマイク付きのTRRS 3.5mmプラグ仕様ですが、インピーダンス27Ω(± 15%)、感度107dB/mW(± 3dB)という仕様はスマートフォンやPC直挿しなどを含めた多くの再生環境で鳴らしやすく、ライトユーザーを含めた幅広い用途で明瞭で使いやすいサウンドに仕上がっています。

SIVGA SM100SIVGA SM100」の高域は最近のこの価格帯のモデルとしてはかなりシャープで伸びのある音を鳴らします。シンバル音などの解像感は高く、煌びやかさも良好な印象。かなり明瞭に伸びるため、音源や再生環境によっては刺さる直前くらいまで感じる場合もあります。リケーブルなどによりさらに鮮やかを強調させることもできるでしょう。最近は刺激を抑え多少ウォームな方向でのチューニングが主流のため、この価格帯では結構貴重なモデルかもしれませんね。

中音域は主張のある音で凹むことなく再生されます。全体的に前傾しており、多少ソリッドでドライな音のためモニター的な印象も感じる鳴り方です。再生環境やケーブルでの変化は解像感や音場表現などでそれなりにありますが、付属ケーブルでも明瞭で分離の良い音を鳴らします。
SIVGA SM100女性ボーカルは伸びやかで男性ボーカルは締まりのある印象。演奏との分離も良く、やはりピアノやギターなどの音色には鮮やかさがあります。定位は比較的良いものの音場は一般的で、細やかなニュアンスなど価格なりの表現を感じる部分もありますが、金属シェルによるキレのある音像で窮屈さを感じることは無く、全体的に楽しくまとめられています。

低域はミッドベースを中心に力強くキレの良い音を鳴らします。バランスとしては比較的ニュートラルですが、エネルギッシュなアタックでリスニング的なメリハリをつけています。ミッドベースは輪郭は自然でシャープさや解像感を感じる音ではないものの直線的な印象で過度な響きなどは抑えられています。重低音は自然な沈み込みで深さも感じされます。


■ まとめ

SIVGA SM100というわけで、「SIVGA SM100」は50ドル以下、マイク付きでスマホ直挿しでも利用できる鳴らしやすさなどの制約をもちつつも、ニュートラル方向のサウンドを中心に各音域に主張を持たせるW字方向のアプローチにより、よりオールラウンドで楽しめるイヤホンに仕上がっています。
またSIVGAとしてはめずらしくオールメタルシェルを採用することで、特に高域に最近のこの価格帯では珍しくなっているソリッドな伸びやかさを持っており、単なる万人向け製品にはしていない点は好感が持てます。
使いやすく価格もお手頃ながら、好みに合う方には結構ツボに入る要素もあるイヤホンですで興味のある方は購入してみるのも良いと思いますよ。

タグ :
#SIVGA
#構成:1DD
#ドライバー:セラミック
#コネクタ:CIEM-2pin(埋め込み)
#リケーブル:中華2pin/CIEM-2pin
#有線イヤホン:5000円以上(1万円未満)
#中華イヤホン(低価格/50USD以下)