EarFun Air Pro 4+

こんにちは。今回は 「EarFun Air Pro 4+ (4 Plus)」です。EarFunの高性能ワイヤレスイヤホン「Air Pro 4」シリーズの最新アップグレードモデルで、今回はドライバー構成に独自BAを加えたハイブリッド構成を採用。さらにBluetooth 6.0対応、Snapdragon Sound(aptX Lossless/Adaptive)およびLDACコーデックに両対応、-50dBの強力ANC機能など、高音質&全部入りのハイスペックで約1万円ちょっとという驚きの価格設定を実現しています。

■ 製品概要と購入方法について

「EarFun」は現在では日本でも低価格&高性能TWS製品で幅広く認知されているブランドですね。同社の「Free」シリーズは低価格ANC搭載モデルを一気に市場に浸透させたモデルとして知られています。そして「EarFun」の定番となっているのが「Air」シリーズで、これまでも性能アップしたモデルを次々と登場させてきました。今回の「EarFun Air Pro 4+ (4 Plus)」はハイグレード仕様の4代目モデル「Air Pro 4」をさらにハイブリッド仕様など大幅にアップグレードしたモデルです。

EarFun Air Pro 4+ (4 Plus)」は10mmダイナミックドライバーとEarFun自社開発のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを組み合わせたハイブリッド構造を採用。厚みのある中低域と迫力ある低音を持つダイナミックドライバーに、繊細かつ明瞭な高域を持つBAドライバーを組み合わせ、全音域でバランスの取れた臨場感あるサウンドを実現しています。
EarFun Air Pro 4+EarFun Air Pro 4+
ダイナミックドライバーはEarFun独自の低音強化技術「BassSurge」を採用し深みと迫力を実現。また極小BAドライバーの配置には独自のオフアクシス配置音響構造の「NSAA(Nano Side Acoustic Architecture)」によりコンパクトなハウジング内で優れた音質表現を実現しています。

またANC(アクティブノイズキャンセリング)機能は「QuietSmart 3.0」と「AI適応型ハイブリッドANC」技術を組み合わせることで最大-50dBのノイズキャンセリングを実現。中低域を中心に広帯域でノイズを抑えつつ、音質への影響を最小化。電車や車の走行音、街中の雑踏、人の会話音など、さまざまな環境でも快適な静寂を提供し、音楽や通話の没入感を高めます。
EarFun Air Pro 4+EarFun Air Pro 4+
EarFun Air Pro 4+ (4 Plus)」はSoCに最新のBluetooth 6.0に対応したQualcomm「QCC3091」を搭載し、「Qualcomm S3 Gen 3」をサポート。Snapdragon Soundによる「aptX Adaptive」「aptX Lossless」コーデックに加え、対応デバイスに対する「LE Audio」機能および複数デバイスで音声共有する「Auracast」をサポートします。またアプリによる切替で「LDAC」コーデックにも対応。
また50msのゲームモード、装着検出機能、マイク6基によるcVc8.0通話ノイズキャンセリング、Google Fast PairおよびFind Hub検索機能、LDAC機能でも使えるマルチポイント機能など、より強化された機能性をもっています。
EarFun Air Pro 4+EarFun Air Pro 4+
再生時間は本体12時間、充電ケースとの組み合わせで最大54時間の再生に対応。ケースは急速充電及びワイヤレレス充電にも対応します。

BluetoothV6.0
ドライバー1BA+1DDハイブリッド
10mm ダイナミック+
極小BAドライバー
ANCQuiet Smart 3.0
AI適応型ANC
最大-50dB
Codec1LDAC / AAC / SBC
Codec2(Qualcomm S3 Gen 3)
aptX Lossless / aptX Adaptive
/ aptX / AAC / SBC
LE Audio(Qualcomm S3 Gen 3)
LE Audio (対応機器のみ)
Auracast対応
機能装着検出機能
マルチポイント接続
50ms ゲームモード
再生時間ANC OFF: 12時間(54時間)
ANC ON: 8時間(36時間)
通話NC6マイク cVc8.0 ENC
防水規格IPX55 (本体のみ)
アプリEarFun Audioアプリ対応
その他Google Fast Pair対応
Google Find Hub対応
ワイヤレス充電対応
サイズ60×50×28mm(ケース)
54g(全体) 
EarFun Air Pro 4+ (4Plus)」の購入はアマゾンのEarFun公式ショップにて。価格は13,990円です。
カラーバリエーションは「ブラック」と「ホワイト」です。
※特別クーポンコード「EFPLUSPR」利用で25%OFF、10,493円で購入可能です(2025/12/31まで)。
※さらにBlack Friday期間のみEarFun製品で利用可能な追加6% OFFクーポン「EARFUNBFPR」も上乗せ可能です。

Amazon.co.jp(EarFun公式ショップ): EarFun Air Pro 4+


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして EarFun より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

今回も比較的コンパクトなパッケージですが従来の「Air Pro 4」「Air Pro 4i」より少し大きめのパッケージサイズとなっています。
EarFun Air Pro 4+EarFun Air Pro 4+

パッケージ内容は本体(イヤホン本体、充電ケース)、イヤーピース(装着済みのMサイズとXS/S/L/LLサイズの合計5サイズ)、充電ケーブル(USB Type-C)、説明書、保証書、アプリの案内カードなど。
EarFun Air Pro 4+EarFun Air Pro 4+


充電ケースのサイズは60mm×50mm×28mmとオリジナルの「Air Pro 4」よりコンパクトなサイズ感になりました。また片手でも開けやすいフタの構造となり本体の取り出しの容易になりました。
「Google FastPair」対応によりシールを剥がして電源を入れるとスマートフォン側で自動で検知しスムーズにペアリングすることが出来ました。また従来のEarFun製品同様に充電ケースの底面はQiワイヤレス充電に対応し、スマートフォン用などのワイヤレス充電装置をつかっての充電も可能です。ケースの充電は地味に面倒だったりするので結構便利ですね。
EarFun Air Pro 4+EarFun Air Pro 4+

本体形状は従来の「Air Pro 4」シリーズを踏襲しており、完全ワイヤレスとしては定番のスティックタイプ。形状的に大きな変更は無く、ドライバーを格納するタマゴ型のハウジングが耳にフィットし、イヤーピースでしっかり固定できます。
EarFun Air Pro 4+EarFun Air Pro 4+
イヤーピースは装着済みのMサイズを含め5サイズ(XS/S/M/L/LL)と高級機並みの充実さで多くの場合サイズで困ることは無いでしょう。さらにイヤーピースはTWS用の市販品に交換することも可能ですので、フィット感をより工夫してみるのも良いかもしれませんね。

本体形状としてはタッチセンサー部分が丸くモールドが作られているのは個人的には誤操作防止のうえではちょっとありがたい仕様です。シングルタップで音量のアップ/ダウン、ダブルタップで再生/停止のタイプです。また標準ではゲームモード切替えのボタン設定は無く専用アプリでの切替となります。ただし、これらのモードは専用アプリを使って割り当てを変更することも可能です。

再生/停止2回タップ(左 / 右)
音量UP右側 タップ
音量DOWN左側 タップ
曲送り右側 3回タップ
曲戻し左側 3回タップ
ANCモード左側 2秒長押し
(ANC→外音取込→ノーマル)
音声
アシスタント
右側 2秒長押し 
受話/終話
着信時2回タップ(左 / 右)
通話拒否着信時2秒長押し(左 / 右)
機器間の
通話切替
通話時3回タップ(左 / 右)
マルチポイント接続に対応しているため、通話中の3回タップで接続した2台のBluetooth機器間の通話を切替える機能もアサインされています。


■ 専用アプリとファームウェア更新について

専用アプリはAppStoreまたはGoogle Play Storeで「EarFun Audio」で検索してインストールします。初回起動時に利用規約とプライバシーポリシーの同意をします。EarFunのアカウントの無い場合は登録の作業が必要になります。登録作業はちょっと煩雑な印象もありましたが、初回だけですので指示通り登録をします。登録を完了しアプリにログインするとペアリング済みであれば状態が表示されるはずです。
EarFun Air Pro 4+またレビュー掲載前にファームウェアのアップデートがあり、アプリを起動すると自動でアップデートの指示がありました。電源をいれたまましばらく置いておくと自動でアップデートは完了しました。
アプリの画面では「ANCモードの変更」、「ゲームモードのON/OFF」、「イコライザー機能」が表示され、ANCをONにするとアプリ上ではさらにANCモードを調整することが出来ます。またメニュー画面で下方向にスクロールするとそれ以外のメニューがあり、さらに「装着検出のON/OFF」や「タッチセンサーキーのカスタマイズ」「デュアルデバイス接続のON/OFF」や、「音声ガイダンスの言語」、「LE Audio機能」などが設定できます。

EarFun Air Pro 4+EarFun Air Pro 4+ (4Plus)」は対応するAndroidスマートフォンやDAP等では「aptX Adaptive(またはLossless)」コーデックでペアリングします。「aptX」系(Snapdragon Sound)と「LDAC」はアプリによる切替式で、再起動して再接続となります。そのため初期状態では「LDAC」は無効となっています。「LDAC」コーデックを有効にするためにはアプリの画面をスクロールして「Bluetoothオーディオの品質」で「LDAC」を有効にします。
また「aptX」系も「aptX」、「aptX Adaptive」「aptX Lossless」のスイッチがあり、それぞれON/OFFが可能です。なお、3つともONの状態では、ペアリングするデバイスが対応する機能に応じて、「aptX Lossless」>「aptX Adaptive」>「aptX」の優先順位で自動でコーデックが選択されます。

そして「EarFun Air Pro 4+ (4Plus)」のノイズキャンセリング(ANC)設定はアプリにて非常に細かく行うことが可能です。ANC有効の場合は4種類のANCモード、外音取込みモード時も2種類のモードが選択可能です。最大-50dBの強力なノイズキャンセリングにより、もともと強力なANC性能を持っていた「Air Pro 4」と比較してもさらに無音感が高まり、最近の様々な価格帯のワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスの遮音性を実現しています。
EarFun Air Pro 4+「AI聴覚適応型ANCモード」はAIによって外耳道形状の個人差を考慮しながら最適なANC効果を提供し、「AI適応型ANCモード」は外部環境に応じて自動的にANCの強弱を調整するモードで、どちらも最大-50dBの強力なノイズキャンセリングが機能します。どちらの方が良いかはシチュエーションによって変化するため、通常は「AI聴覚適応型ANCモード」を選択し、違和感を感じたときに、「AI適応型ANCモード」にしてみる、という使い方になります。さらに強弱を手動で変更できるモードと風切り音をカットするモードが選択できます。

イコライザー機能も「Air Pro 4」を踏襲し、プリセットで「デフォルト」のほか「Rock」「Pop」「Country」「R&B」「Classical」「Jazz」「Electronic」「Dance」「HipHop」「Metal」「Blues」「Soul」「Hits」「Latin」「Natural」の15種類と、「ボーカル強化/減少」「低音ブースト1/2/3」「高音ブースト1/2/3」「低音を弱める1/2/3」「高音を弱める1/2/3」の14種類で合計30種類(デフォルト含む)を用意。
EarFun Air Pro 4+EarFun Air Pro 4+
さらに個別のカスタムEQ設定、聴覚モニターによってチューニングを行う「適応イコライザー」と非常に多様な設定が可能になっています。また対応デバイスでは「LEオーディオ」をサポートしており、LEオーディオを使用して複数のデバイスで共有する「Auracast」も利用可能です。

EarFun Air Pro 4+EarFun Air Pro 4+
その他、装着検出機能やマイク、聴力設定など非常に細かい設定も可能。またマルチポイント接続は推奨はされないものの、LDACコーデック使用時も有効にすることが可能です。


■ サウンドインプレッション

EarFun Air Pro 4 Plus  (4+)EarFun Air Pro 4+ (4Plus)」の音質傾向は中低域寄りで自然な印象の弱ドンシャリサウンド。「デフォルト」の状態では比較的ニュートラル寄りながら「BassSurge」技術によってより深さと締まりのある低域と、追加されたBAドライバーにより伸びやかさが向上した明瞭な高域が印象的です。同時に刺さりやすい帯域はコントロールされており、聴きやすい印象で再生されます。コーデックではハイレゾ対応の「LDAC」(高音質モード)と最もビットレートが高い「aptX Lossless」の2種類が最も透明感が高く解像度の高いサウンドでした。「aptX adaptive」も「LDAC」同様のハイレゾに対応しますが、解像感や透明感では多少の差があります。それでも都市部の屋外など高ビットレートを維持できない環境ではもっとも安定して利用できるため、上手く使い分けるのが良いでしょう。
ちなみに再生時の最大ビットレートは「aptX Lossless」のほうが高いはずですが屋外ではより安定した印象で、「LDAC」は高音質モードの場合、コーデックの仕様で屋内など相応に安定した電波環境で使用が望ましい印象です。

EarFun Air Pro 4 Plus  (4+)EarFun Air Pro 4+ (4Plus)」の高域はバランスとしては「Air Pro 4i」など従来モデルをある程度踏襲しているものの、独自開発BAドライバーの搭載により伸びやかさや透明感が寄り向上し、より明瞭で適度な主張があります。少し抜けの良い印象が好みの方はアプリで「高域ブースト」を選ぶことでよりBAのキャラクターが前面に出てスッキリした印象を楽しめます。
中音域は厚みがあり、ボーカルも比較的近くで再生されます。ハイブリッド構成を採用したことで従来モデルより見通しが向上し、音場感も立体的になりました。より高価格帯の製品とも遜色無い十分な解像感があり、演奏との分離も良好な印象です。ボーカル帯域は癖の無い音で適度な主張があります。中低域の厚みから臨場感のあるサウンドを楽しめます。
低域は適度が締まりがあり、「デフォルト」でも若干ブーストされた量感を感じます。重低音はより深さがとパワーが向上し、ミッドベースは比較的スピード感もある印象。「LDAC」や「aptX Lossless」などの高音質コーデックではより重低音の解像感や沈み込みも実感しやすくなります。「デフォルト」でもロックやポップス、アニソンなどのボーカル曲を中心に楽しめるサウンドだと思います。


■ まとめ

EarFun Air Pro 4 Plus  (4+)というわけで、「EarFun Air Pro 4+ (4Plus)」は進化を続ける全部入り高機能モデルの「Air Pro 4」でさらに独自BAおよび技術によるハイブリッド構成の採用や「全部入り」機能の大幅なアップグレードなど全方位でのグレードアップを実施し、いよいよ1万円級のワイヤレスイヤホンを超えた実力をもった製品に進化しました。とてもEarFunらしいアップグレードだとは想いますが、非常に強力ですね。
もともとアプリによるサウンドチューニングが豊富な点も「EarFun」の特徴でしたが、音質面、ドライバーの強化により確実にポテンシャルが向上しており、より自分好みのサウンドに「追い込む」楽しさも増した印象があります。結構なマニア層でも納得できるサウンドに調整することも可能かもしれませんね。
個人的には片手でケースを開閉して取り出せるデザインの変更など、スペック以外のアップグレードも非常に好感しており、これまで通り「お手頃価格最強TWS」という側面はもちろん、ある意味「成熟した」印象も感じる製品だと思いました。

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