
こんにちは。今回は 「KBEAR HunYuan」ケーブルです。純銀線+単結晶銅線+銅合金線+銀メッキ線の4種類の導体によるハイグレードのミックス線ケーブルです。情報量の多さとバランスの良い導体の組み合わせにより、ニュートラル傾向のイヤホンでより鮮明で立体的なサウンドを実感出来ます。
■ 製品概要と購入方法について
私のブログではお馴染みの「KBEAR」のケーブル製品ですね。アマゾンやAliExpressなどでは結構色々な種類のケーブルが既にリリースされていますが、今回最新ケーブルの依頼をいただきました。
「KBEAR HunYuan」は単結晶銅線72本+純銀線 3本+銀メッキ線84本+銅合金線14本の4種類、合計173本の導体による2芯タイプのミックス線ケーブルです。


それぞれの導体の特性を活かし、純銀線が高音の微細な残響を、単結晶銅線が中音の肉厚な質感を、合金銅が低音の深みと弾力を、銀メッキ線が音場の立体感を担当。素材配合は精密計算されており、リケーブルにより「高音の刺さり、中音の痩せ感、低音のディテールの曖昧さを一掃します。多ドライバー仕様のハイグレードイヤホンの潜在能力を解き放ち、音域が完璧に調和したサウンドを実現するのこと。


プラグは3.5mmおよび4.4mm、コネクタはCIEM 2pin、qdc 2pin、MMCXの各種類から選択できます。


「KBEAR HunYuan」の価格は49.99ドル、アマゾンでは7,499円で販売されています。
KEEPHIFI(keephifi.com): KBEAR HunYuan
Amazon.co.jp(Yinyoo-JP): KBEAR HunYuan
※30%OFFの割引コード:「RF6X4TKY」利用可能です。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Yinyoo-JP / KEEPHIFI より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ 製品の外観およびインプレッション
今回はアマゾン倉庫から4.4mm 2pinタイプで発送いただきました。パッケージは袋入りの簡易パッケージタイプ。


ケーブルは太さのある2芯タイプで、4種類の導体が非常に複雑に編み込まれていることが分かります。内部は強力な引張強度を持つケプラー繊維を芯にして各導体を撚り線状に構成しており、5層のシールドによりノイズを遮断しているとのこと。構造的にはリッツ構造または同軸リッツ構造を採用しているものと思われます。被膜には透明な医療用TPU樹脂(熱可塑性ポリウレタン樹脂)で覆われており、適度な弾力を持ちつつしなやかで絡まりにくい仕様です。


リケーブル後の印象は、太い線材らしく情報量がしっかり向上し、また組み合わせるイヤホンの特徴を反映しつつ鮮やかさが適度にアップし透明感と見通しの向上が得られる印象です。
4種類の複雑なミックス線構成ですが、ベースとしては高純度単結晶銅線と銀メッキ線によるミックス線の傾向を踏襲しているようで、さらに純銀線による高域の透明感と合金線による適度な温かみと雑味を無くした印象が加わった印象がありますね。とはいえ、情報量と明瞭感を向上させつつもイヤホンの特性はしっかり反映しているタイプのケーブルのため、様々なタイプのイヤホンと合せやすく、汎用性も高いケーブルと言えるでしょう。


ベースとなる高純度単結晶銅線により原音を維持しつつ情報量を向上し、純銀線より超高域を補完しm合金線により雑味を抑え自然な温かみを加えます。さらに内部構成が同軸線の場合、シールドによりノイズを抑制しつつ、外周を覆う銀メッキ線の層により表皮効果による減衰を抑制し、解像感と各音域の透明感を維持している、みたいなイメージですね。
特に最近のハーマンターゲット傾向寄りのU字またはW字傾向のイヤホンでは、中音域、特にボーカル域でミックス線らしい情報量の底上げが行われ、結果的にボーカルはより前傾して鮮やかさや艶感、明瞭感が向上する効果があるようです。もっとも過度に強調することは無く、あくまでイヤホンの特徴を踏襲した印象で変化する感じですね。また自然な温かみも維持されており、ノイズや雑味が抑えれているのも好印象です。ボーカル域が前傾しても全体の見通しは非常に良く、情報量や分離の向上により音場はより広く立体的に感じさせます。
■ まとめ
というわけで、「KBEAR HunYuan」は50ドル程度、7千円台と手頃な価格設定ながら、非常に複雑な導体構成を採用しており、太さと高級感のある外観と同時に、イヤホンのポテンシャルを引き出し、さらに心地よいサウンドを楽しめるケーブルでした。様々なイヤホンとの相性が良いオールラウンドタイプのケーブルだとは思いますが、マルチドライバーやシングル構成にかかわらず、ニュートラル方向のサウンドのイヤホンとの組み合わせが特に良さそうですね。ボーカル域の鮮やかさを伸ばしつつ、全体的な音場感を向上させたい場合に良い選択肢のひとつになると思います。