
こんにちは。今回は 「Rose Technics Aurora Ultra」(または「ROSESELSA Aurora Ultra」)です。「Rose Technics(ROSESELSA)」の50ドル以下の低価格モデル「Aurora」シリーズのアップグレードモデルで、10mmトポロジー振動板ダイナミックドライバーと6mm平面ドライバーを搭載したハイブリッド構成に非常に充実した付属品を備え、50ドル以下、8千円以下の低価格を実現している人気モデルですね。
■ 製品概要と購入方法について
「Rose Technics Aurora Ultra」(または「ROSESELSA Aurora Ultra」)は「Rose Technics(ROSESELSA)」の10mmダイナミックドライバーと6mmデュアルマグネティック平面磁界ドライバーをそれぞれ搭載し、50ドル未満の価格設定を実現したデュアルドライバーハイブリッドモデルです。


「Rose Technics Aurora Ultra」(または「ROSESELSA Aurora Ultra」)は10mm ダイナミックドライバー+平面磁気式デュアルドライバー構成を採用。ダイナミックドライバーには第3世代トポロジー振動板を搭載。高度に最適化された微細構造を持つナノマテリアル(希土類磁石)を用いて製造され、さらに高性能DAIKOKUコイルを採用することで、広いレスポンスレンジ、幅広いダイナミクス、そして卓越した明瞭度を実現しています。さらにデュアルマグネティック方式の6mmウルトラリニア平面磁気式ドライバーを搭載するデュアルドライバーハイブリッド構成とすることで、幅広い周波数帯域と正確な3周波数帯域のサウンド再生を実現します。


本体は人間工学に基づいた快適なデザインの金属および樹脂によるシェルデザインを採用。ケーブルには5N OCCケーブルを採用し、歪みを最小限に抑えたクリーンなサウンド再生と、ピュアなサウンド信号伝送を実現。0.78mm 2pin仕様でリケーブルも可能です。


「Rose Technics Aurora Ultra」のカラーバリエーションは「シルバー」「グレー」「ブルー」の3色を選択可能。価格は43.99ドル、アマゾンでは7,044円です。
Amazon.co.jp(HiFiGo): Rose Technics Aurora Ultra
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Rose Technics より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「Rose Technics Aurora Ultra」(または「ROSESELSA Aurora Ultra」)のパッケージはシンプルですが50ドル以下の比較的低価格のモデルとしてはしっかりしたデザイン。


パッケージ内容は、本体、ケーブル、「RZ-2000m」USB Type-Cアダプター、イヤーピース(ブルー、S/M/Lサイズ)、「Soundcocoon/SC」液体シリコンイヤーピース(4サイズ)、ハードケース、説明書。「Ultra」モデルになって付属品が一気に豪華になりましたね(^^;)。


本体は、金属製フェイスに樹脂製ハウジングによる非常にコンパクトなデザイン。10mmダイナミックドライバーと6mm平面ドライバーのハイブリッドという構成を考慮するとそのコンパクトさに驚きますね。非常に軽量で耳への収まりも良く、装着性も良好です。


コネクタは0.78mm 2pin仕様でケーブルは布張り被膜の5N OCCケーブルが付属。ケーブルも細すぎず、かつ屋外での利用などでも問題ない適切な太さの布張りの2芯仕様。付属ケーブルも価格帯を考慮すると結構アッパーグレード感ありますね。取り回しも良く使いやすいケーブルです。


イヤーピースは標準のブルーのシリコン製イヤーピースに加え、同社オリジナルの液体シリコン製イヤーピース「Soundcocoon/SC」が樹脂ケースを含めそのまま4サイズ付属します。このイヤーピースの価格を考慮するといよいよ付属品だけでとんでもないことになってる感ありますね。


さらに、Type-Cへの変換アダプターも付属。これは「RZ-200m」という型番で、Roseの上位モデルに付属しており、もともとは単品販売もされていたアダプター。仕様はDACに「ALC5686」を搭載し、32bit/384kHz PCMのハイレゾ再生に対応。SNR124dB、ダイナミックレンジ113dBと、しつこいですが50ドル以下の低価格モデルのオマケとしては十分なスペックを持っています。「Rose Technics Aurora Ultra」と組み合わせでは結構しっかり鳴らすイメージで小音量での利用には向かないかも知れないですが、好みが合えば相性は良さそうです。
■ サウンドインプレッション
「ROSESELSA / Rose Technics Aurora Ultra」の音質傾向は、自然なV字カーブを描く明瞭なドンシャリ。トポロジー振動板ダイナミックドライバーを中心にある程度ゲインを上げるとかなり元気な印象で鳴り、6mm平面ドライバーが高域~超高域を補完します。低域は非常に力強くパワフルで、高域は明瞭で煌めきのある音で低価格イヤホンとしては適度な伸びやかさも感じられます。
中音域はV字傾向のため多少凹みますが明瞭な見通しの良さによるレイヤー感が心地よい音場を感じさせ、アクセントのある中高域により女性ボーカルの高音をはじめ、ギターなどの演奏も鮮明さをもって再生されます。再生環境によってはやや派手さが前面に出る感じはあるため、ゆったりした聴き方には向かない可能性もありますが、非常に元気で楽しリスニングイヤホンだと思います。
「Rose Technics Aurora Ultra」の高域は、明瞭で煌めきを感じる音で鳴ります。風通しが良い印象で、伸びの良さもまずまずな印象。再生環境によっては少し派手目に鳴りますが、刺激はある程度コンロールされ、リスニングイヤホンとしての聴きやすさも維持しています。平面ドライバーで補完することで解像感も比較的高く、音数の多い曲でもディテールを詳細に捉えます。USB Type-Cアダプター(RZ200m)との組み合わせではよりハキハキした元気な印象になるため少し派手目のサウンドが好みの方には相性も良く感じるでしょう。
中音域はV字寄りの傾向のため、曲によってある程度凹みますが、見通しは良く、不足を感じることはあまりないでしょう。レスポンスが良くスピード感があるため、より元気で明瞭な印象を受けます。
中高域にアクセントがあり、女性ボーカルの高音などは伸びが良くより存在感があります。ボーカル域は適度な距離感がありますが、このアクセントのため多少前傾している印象もあり、エネルギッシュな印象を受けます。男性ボーカルはより癖の無いニュートラルな印象でちょっと下がって感じる場合もありますが、ドンシャリ傾向らしいレイヤー感のある音場により調和したバランスの良さを感じます。
演奏との分離も適切で、演奏は生き生きとしています。インストゥルメンタルも楽しい印象。ただし多少派手さもあるサウンドのため、多少の演出もあり原音忠実とは異なるかもしれませんね。それでも不自然な印象では無く心地よく楽しいリスニングサウンドという感じでまとまっています。
低域はパワフルで強いインパクトのある音を鳴らします。ミッドベースにアクセントがあり、ロック、ポップス、アニソンなどのボーカル曲でドンシャリ的な楽しさを感じるチューニングのため、重テインの質感にこだわる方向けではありませんが、全体として量感のある存在感のある低域だと思います。ミッドベースは力強く、存在感がありますが、レスポンスは良く、中高域との分離も良好で濁るような印象はありません。自然な締まりもありますが適度な太さのある音のため、低域の音数が多い曲では少し表現しきれない場合も。重低音も解像感やキレを重視した音ではありませんが、深い沈み込みが有り量感も適切なため、力強く全体を下支えします。
■ まとめ
というわけで、50ドル以下、8千円以下の比較的低価格なイヤホンの中ではセールスも好調らしい「ROSESELSA / Rose Technics Aurora Ultra」ですが、実際に聴いてみて人気の理由も納得しました。コンパクトなシェルデザインにトポロジー振動板ダイナミックドライバーと平面ドライバーを組み合わせたリッチなドライバー構成で元気なリスニングサウンドを楽しめる音質傾向、さらに質の良いケーブルやイヤーピースを備え、それ以上にこの価格帯としては「異常なまでに充実した」付属品構成も大きな魅力と言えるでしょう。さらにセール価格になることも多い製品ですので、興味ある方は購入してみるのも良いと思います。