EDIFIER MR5

こんにちは。今回は 「EDIFIER MR5」です。お馴染みスピーカーやヘッドホン、イヤホンなどでコストパフォーマンスに優れたオーディオ製品を相次いでリリースしている「EDIFIER」から、本格的なスタジオグレードにも対応するモニタースピーカーとして6月1日より日本国内でも販売開始したモデルです。内部ウーファーを含む3Wayの出力により解像度の高いモニターサウンドを実現しつつ、RCA/AUX/TRS/XLRおよびBluetooth6.0の豊富な入力インターフェースを備える高性能スピーカーです。

■ 製品概要と購入方法について

EDIFIER」は中国発の大手オーディオブランドで、もともとブックシェルフタイプのスピーカー製品で、最近はワイヤレスオーディオ分野での様々な製品で幅広い実績と人気を集めるグローバルなメーカーとして有名です。日本市場においても高性能・高音質なワイヤレスイヤホンおよびヘッドホン、そしてスピーカーなどの製品を相次いでリリースしており高い評価を獲得しています。

EDIFIER MR5」は同社のスタジオモニター「MR」シリーズの最新モデルです。このラインでは現在「MR3」「MR4」といった製品がリリースされており、いずれも本格的なモニターサウンドとコストパフォーマンスの高さで定評があります。
そして今回の「EDIFIER MR5」はより上位グレードモデルでウーファーを追加した3Way仕様に加え、RCA/AUXおよびTRS/XLRバランスの独立した入力インターフェース、さらにBluetooth 6.0およびLDACコーデック対応、アプリ対応などにより、スタジオモニターだけでなくより幅広い用途で利用できます。例えば本格的なDTM用途にも活用しつつ、リスニングでも楽しめる、といった使い方にも最適なオールラウンドな製品に仕上がっています。
EDIFIER MR5EDIFIER MR5
EDIFIER MR5」はフロントの3.75インチミッドレンジ、1インチツイーターに加え、本体内部に5インチウーファーを備えた3Way仕様で46Hz~40kHzのスタジオモニター品質のサウンドを実現。最大110W、音圧101dBの出力によりニアフィールドからリビングスピーカーなど様々な用途に対応します。
EDIFIER MR5EDIFIER MR5
インターフェースにはシングルエンドで背面のRCAおよび前面のAUX(3.5mm)の2系統、バランスでXLRおよびTRSの2系統、さらにワイヤレスでBluetooth 6.0に対応。ワイヤレスではLDACコーデックによるハイレゾ対応にも対応します。
さらに背面のノブによる高域、低域の補正機能を備えたサウンドチューニングに対応し、さらに「EDIFIER ConneX」アプリによるリモート制御にも対応します。
EDIFIER MR5EDIFIER MR5
EDIFIER MR5」のカラーバリエーションは「ブラック」と「ホワイト」の2色を選択可能。
また同製品のリリースに併せてアンバサダーに山﨑賢人さんを迎えた大規模なキャンペーンを開始していますので、メディアなどで見かける機会も多くなると思います。
EDIFIER MR5」の価格は39,800円(税込み)です。
※各直販サイトにて現在20% OFFクーポン配布中です。

EDIFIER JAPAN公式サイト: EDIFIER MR5


Amazon.co.jp(EDIFIER JAPAN): EDIFIER MR5


楽天市場(EDIFIER JAPAN): EDIFIER MR5


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして EDIFIER JAPAN より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

というわけで、「EDIFIER MR5」です。同社の「MR」シリーズは結構気になっていましたが、新製品はより魅力的な仕様になりましたね。今回は「ブラック」モデルが届きました。
パッケージ内容はスピーカー本体、電源ケーブル、パッシブ側接続用ケーブル、AUXケーブル、RCA-3.5mmケーブル、説明書。
EDIFIER MR5EDIFIER MR5
本体は横幅159mm×高さ264mm×奥行き280mm(アクティブ側)で重量は左右合せて10.38kg。イメージとしてはヤマハの定番スタジオモニターの「HS5」(1基あたり170×285×222、5.3kg)あたりに似た(「EDIFIER MR5」のほうが若干小さい)サイズ感ですね。
ちなみにヤマハには下位モデルに「HS4」および「HS3」という製品があり、EDIFIERの「MR4」および「MR3」はこれらの機種とグレード的にも比較しやすい構成になっています。ただし、EDIFIERの「MR」シリーズはグレード設定こそ似ているかもですが、どのモデルもより多機能、多用途な設計になっているのが特徴です。
EDIFIER MR5EDIFIER MR5
EDIFIER MR5」では3基のドライバーユニットによる3Way構成を採用しており、特に下向きに配置されたウーファーは特徴的なポイントになっています。そして同社のブックシェルフ型スピーカー製品同様にBluetoothに対応し、アプリによるリモート設定に対応してる点も大きなポイントと言えるでしょう。
EDIFIER MR5EDIFIER MR5
また背面のインターフェースはRCA/TRS/XLRに対応しますが、多くのスタジオモニター製品の場合、バランス入力はXLR/TRS兼用の端子を採用しているのに対し、「EDIFIER MR5」では独立したXLRとTRS入力を備え、同時に別々の機器を接続することができます。
EDIFIER MR5EDIFIER MR5
そのためTRSにDTM用のオーディオインターフェースを接続し、XLRには高音質USB-DAC等のバランス出力を接続する、といった使い方も可能なわけです。この点はDTMを含め様々な用途に活用したい個人ユーザーには魅力的な要素と言えるでしょう。


■ Bluetooth接続及びアプリ機能について

EDIFIER MR5」は前述の通りBluetooth 6.0でのワイヤレス接続に対応します。ペアリングは本体背面の「Bluetooth」ボタンを押すことでペアリングモードとなり接続ができます。コーデックはLDACとSBCに対応し、「EDIFIER ConneX」アプリ設定により96kHzのハイレゾ再生に対応出来ます。

EDIFIER MR5EDIFIER MR5

「EDIFIER ConneX」アプリではイコライザーの設定のほか音質のチューニングではローカットオフ設定や音響空間(設置場所により低域の出力を調整する)機能があります。逆に本体背面のモニタースピーカーでは一般的な高域および低域のチューニングノブに相当する機能は無く、アプリではリスニングスピーカー的な調整に特化している印象ですね。
EDIFIER MR5EDIFIER MR5
ほかにも設定ではペアリングするBluetoothの設定やアクティブ/パッシブ側を左右どちらに配置するかの設定等、詳細な設定を行うことができます。


■ サウンドインプレッション

EDIFIER MR5というわけで、私はMac miniの環境でデスクトップで「EDIFIER MR5」を配置。ニアフィールドでの試聴を行いました。なお事前に「DALI ZENSOR1」を置いているスピーカースタンドに交換で配置し、リビングでのリスニングも試しています。
音質傾向はニュートラルなサウンドで優れた解像感と分離性を持っています。アプリでのイコライザー設定で、標準の初期設定のモードは「音楽」となっており、このモードではややV字傾向、つまりドンシャリ寄りのリスニング向けのチューニングになっていますが、モードを「モニター」にすることでフラット方向の傾向になります。このモードでは1音1音の締まりが良く、想像以上に「ちゃんとしたモニターの音」でした。
おそらく店頭で試聴できる機会も増えると思いますが、前述のヤマハ「HS5」などの定番モニターと聴き比べて見るのも良いと思います。ウーファーを備えた3Way構成によりよりパワフルさを持っている点や、EDIFIERらしく標準では高高域の鋭さがややマイルドに感じるなど、キャラクターの違いはあると思いますが、解像感や音像表現などは遜色無く、スタジオモニターとして十分に通用できる音質であることを確認出来ると思います。また低域の量感や高域の明瞭さは「Treble」「Bass」ノブや配置方法でも好みに調整することができます。

EDIFIER MR5なお、別に「EDIFIER MR5」に限った話ではありませんが、同製品はオーディオグレードのモニタースピーカーらしく、MDF製の木製エンクロージャから一般的なスタジオモニター製品や相応のグレードのパッシブスピーカー製品程度の振動の伝播はあります。同社製品でも以前レビューした「EDIFIER R990BT」のようなパーソナルなブックシェルフ製品ではより設置場所を選ばない設計になっており、例えばリビングの本棚に配置するなどの使い方をしても本棚へ振動の伝播はかなり抑制されています。
しかし「EDIFIER MR5」については音質面をより重視した設計のため、設置場所によっては本体サイズに適したスピーカースタンドを利用したり、必要に応じてインシュレータなどで本体からの振動を調整する必要があります。特にデスクトップ等でのニアフィールド利用では注意したいところですね。私はもともとタイムドメイン仕様のECLIPSE TD307MK2Aを置いていた場所に「EDIFIER MR5」を配置したのですが、手持ちの大理石プレートと硬質ゴムのインシュレータで振動を調整しました。具体的には大理石プレートにより制振性を高めるとともに多少硬質な印象になりますが、間に硬質ゴムをはさむことで少し柔らかくして調整をしています。

EDIFIER MR5EDIFIER MR5」の場合、一般的な木製スピーカースタンドやデスクトップ利用の場合下向き配置のウーファーの出力が適度にブーストされパワフルな低域が特徴的なサウンドになります。
それでもリビング配置の場合は多少低域を強めた方が臨場感が増しますが、この場合はアプリの「音響のチューニング」の「音響空間」が最大「0dB」であることを確認したうえで背面の「Bass」ノブを少しアップすると良いでしょう。
逆にデスク配置の場合で低域が強めに感じる場合はBassノブを下げるか「音響空間」の値を下げるなどの調整を試みると良いでしょう。

また背面の入力は前述の通り、RCAのほか、XLRとTRSのバランス入力を備えます。デスクトップ仕様のオーディオインターフェースの多くはTRS仕様のバランス出力を備えていますのでTRSで接続しつつ、同時に最近のミドルグレード以上のUSB-DACが備えるXLRのバランス出力も同時に接続できます。
EDIFIER MR5EDIFIER MR5
DTM用途にもリスニング用途にも両方使えるのはスペース的にも制約のある個人のニーズには最適でしょう。音質はもちろん用途的にも利用範囲の広いスピーカーですね。


■ まとめ

EDIFIER MR5というわけで、「EDIFIER MR5」はモニタースピーカーとしてのDTM用途やポータブルオーディオでのスピーカー出力など幅広い用途で活用できるかなり「万能」ぽいアクティブスピーカーだと感じました。私の場合、普段デスクトップではヘッドホンやイヤホンでのリスニングが多いですが、スピーカーに出したい、という用途の場合はやはりパワーアンプの不要なアクティブスピーカーが便利です。ただアクティブスピーカーも特に音の良い製品はインターフェースが制約されるなどの難点があるわけですが、「EDIFIER MR5」は背面だけで3系統の入力が可能です。お気に入りの据置きUSB-DACをプリアンプとしてそのままバランス接続すれば、質の良いイヤホンやヘッドホンとも遜色無いニュートラルサウンドを手軽に楽しむことができます。
そして同時に本格的なDTM用途でのサウンドクオリティを持っている点も魅力的です。DAWで編集時はモニターモードで利用し、テストプレイ時にアプリのイコライザーでモードを変えて聞こえた方を試す、みたいな使い方もできるかもしれませんね。幅広く利用できる良い製品だと感じました。


タグ :
#EDIFIER
#スピーカー