
こんにちは。今回は 「Kiwi Ears Allegro Pro」および「Allegro Mini」です。32bit/384lHz PCMおよびDSD128に対応したオーディオアダプターで、どちらも3.5mmおよび4.4mmに対応。「Kiwi Ears Allegro Pro」ではさらに高出力のデュアルアンプを搭載し、3種類のモード変更やSwitchなどのゲーム機に対応するなどより幅広く利用できるアイテムとなっています。
■ 製品概要と購入方法について
「Kiwi Ears」は2021年に登場した新しい中華イヤホンのブランドですが、非常に早いペースで新製品を投入しており急速に知名度が高まっていますね。同社のイヤホン製品は豊富なラインナップと質の高いサウンドで多くのマニアから注目を集めています。最近はオーディオアダプターなどのプレーヤー製品やヘッドホン製品などより幅広いラインナップでの展開も積極的です。
【 Kiwi Ears Allegro Mini 】
「Kiwi Ears Allegro Mini」は、Kiwi EarsによるエントリーレベルのUSB DACでスマートデバイスにUSB Type-Cで直結し側面からイヤホンを接続するコンパクト設計が特徴的なオーディオアダプター製品です。


コネクタには3.5mmシングルエンドおよび4.4mmバランス出力を装備。DACチップには「KT02H20」を採用し、最大32bit/384kHz PCMおよびDSD128の再生に対応しています。また低価格ながらTHD+Nは0.004%未満、SN比は114dB以上と優れたノイズ特性を持っています。


「Kiwi Ears Allegro Mini」の価格は24ドル、アマゾンでは4,280円で購入可能です。
また2月14日からは国内正規品も販売開始となるようです。
Linsoul(linsoul.com): Kiwi Ears Allegro Mini
Amazon.co.jp(LINSOUL-JP): Kiwi Ears Allegro Mini
【 Kiwi Ears Allegro Pro 】
「Kiwi Ears Allegro Pro」は、「Allegro」シリーズの上位モデルで、カスタムされた高性能DACチップを搭載し、さらにオペアンプにデュアル構成のESS「ES9603」を搭載。これにより最大384kHz/32bitのPCMとDSD128の再生に対応しつつ、さらに高インピーダンスのヘッドフォンなどを余裕を持って駆動可能な性能を実現。
コネクタには「Mini」同様に、3.5mmシングルエンドおよび4.4mmバランス出力を装備。4.4mmバランス出力時には最大170mW@32Ω、3.5mmシングルエンドでは68mW@32Ωの高出力が可能です。さらにTHD+Nは0.006%未満、SN比は113dB以上と優れたノイズ特性を持っています。


またボタン切り替えにより「ゲーム」「ムービー」「ミュージック」の3種類のプリセットサウンドモードを搭載。各モード選択時に異なるRGBライティングエフェクトによる視覚効果も備えています。さらに「Kiwi Ears Allegro Pro」はNintendo Switchと設定変更無しで接続し利用が可能です。


「Kiwi Ears Allegro Pro」の価格は59.99ドル、アマゾンでは11,080円で購入可能です。
また2月14日からは国内正規品も販売開始となるようです。
また2月14日からは国内正規品も販売開始となるようです。
Amazon.co.jp(LINSOUL-JP): Kiwi Ears Allegro Pro ※掲載時 8% OFFクーポン配布中
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Linsoul より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
というわけで、「Kiwi Ears Allegro Mini」と「Kiwi Ears Allegro Pro」です。リリースされてしばらく経過している製品ということで、両方を一緒に紹介することにしました。


まずエントリー版の「Kiwi Ears Allegro Mini」ですが、こちらはラインアートのシンプルな白箱タイプ。仕様などは箱の中に説明書が入っています。


スマートフォンに接続して利用時に邪魔しない形状で、左右に3.5mmと4.4mmのコネクタがあります。「Kiwi Ears Allegro Mini」では操作ボタンなどは無く非常にシンプルなつくりです。


「Kiwi Ears Allegro Pro」は「Mini」と同様の形状でスペックアップした仕様で、こちらはしっかりしたパッケージに入っています。仕様はパッケージの裏面および側面に記載され、説明書などは付属しません。


「Kiwi Ears Allegro Pro」では背面にボタンがあり、「ゲーム」「ムービー」「ミュージック」の3種類のモード変更が可能です。また上面の突起部はデザイン的な意匠のみでボタンではありません。


「Kiwi Ears Allegro Pro」も「Mini」とほぼ同じサイズ感ですが数ミリ程度サイズに違いがありますが、ほぼ同じサイズ感で利用ができます。
■ サウンドインプレッション
【 Kiwi Ears Allegro Mini 】
「Kiwi Ears Allegro Mini」の音質傾向は、全体的にニュートラルで癖の無いサウンドで、特定の帯域が強調されることなく自然に再生される印象。出力は30W+30W(32Ω)で消して高いわけではありませんが、一般的なイヤホン製品を手軽に再生させるアダプターとしては十分な出力を得られます。最近では「BQEYZ Lin」や「Moondrop ECHO-A/ECHO-B」など、変換ケーブル型のDACアダプターも高性能・高音質な製品がリリースされていますが、「Kiwi Ears Allegro Mini」は同様な価格帯でサイズ的にも使用中に邪魔にならず、3.5mmと4.4mmの両方が利用できるという点がやはりメリットですね。「Kiwi Ears Allegro Mini」の高域は適度なシャープさと鮮明さがあり、低域は心地よいインパクトと解像感があります。中域は自然な質感で、楽器やボーカルもクリアで明瞭なサウンドを提供します。印象としては音場の広がりが自然で定位も適切です。ただある程度駆動力の必要なヘッドホン製品等では音量を上げることで若干の歪みがあり、逆に非常に敏感なCIEMなどではノイズを感じることもあるため、一般的な仕様のイヤホン製品を気軽に使用する用途向けと言えるでしょう。
【 Kiwi Ears Allegro Pro 】
「Kiwi Ears Allegro Pro」の音質傾向は、「Mini」と比較して解像度が向上し、より見通しの良いクリーンで活き活きとしたサウンドを提供します。DACチップとは別にオペアンプとしてデュアル構成の「ES9603」チップを搭載し、出力は3.5mmシングルエンドでは68mW@32Ωと「Mini」の2倍以上の出力を確保。4.4mmバランスでは170mW@32Ωの出力が可能です。「Kiwi Ears Allegro Pro」も「Mini」同様に全体的にニュートラルで癖の無いサウンドで、特定の帯域が強調されることなく自然に再生される印象。しかし感度の高いCIEM製品を使用した場合はアンプ性能の違いにより、ノイズ性能はより高く、また適切な音量でよりフラットな印象で再生されます。ただしゲイン調整がないため、音量調整がちょっと難しく感じるかもしれません。これに対して鳴らしにくいイヤホンやヘッドホン製品等では「Mini」と比較して想像以上にハイパワーで再生ができ快適な印象。
高域はより透明感が増し見通しの良さを感じさせ、イヤホンのバランスを維持しつつより鮮明です。低域はよりタイトな印象で、明瞭感とパンチ力を感じさせます。中音域は明瞭で解像度が向上しており、ボーカルや楽器の存在感が際立ちます。4.4mmバランス出力ではより出力が増すことでキレの良さが向上し、音場の立体感もアップします。ただし、「Kiwi Ears Allegro Pro」も「Mini」も特に反応が良いマルチBA製品のなかにはホワイトノイズを拾う場合があります。背面ボタンによるモード変更は「ブルー」が「ゲーム」モード、「レッド」が「ミュージック」モード、「グリーン」が「シアター」モードになり、さらに点灯無しの「ノーマル」モードがあります。各モードの変化は緩やかで、そこまで大きな変化はありませんが、再生する環境に応じて変更をしてみるのも良いでしょう。
■ まとめ
というわけで、「Kiwi Ears Allegro Pro」および「Allegro Mini」は、低価格かつ使いやすい形状が魅力的なオーディオアダプター製品でした。
エントリーレベルの「Kiwi Ears Allegro Mini」は、出力などの使用は一般的ながらバランス接続にも対応し、自然でバランスで多くのイヤホン製品を気軽に使用するのに最適です。また上位モデルの「Kiwi Ears Allegro Pro」では、デュアルアンプの搭載により、よりハイパワーで、多少鳴らしにくいヘッドホンやイヤホンでも十分に稼働し、優れた解像感で再生できます。より駆動力を必要とする用途に最適でしょう。ただゲイン制御がないため、敏感なイヤホンなどでは音量調整がちょっと難しいかもな点は注意が必要です。これらの点を考慮しても音質面では使いやすく、またどちらもお手頃価格ですので、この形状やサイズ感が気に入った方は購入してみるのも良いと思います。