
こんにちは。今回は 「iBasso Jr. Macaron」です。「iBasso」ブランドからエントリー向けに新たに設定された「iBasso Jr.」の最初の製品としてポータブルオーディオーアダプターの「iBasso Jr. Macaron」とイヤホンの「GELATO」がリリースされています。前回に引き続きこれらの製品を紹介します。
■ 製品概要と購入方法について
中国のオーディオブランド「iBasso Audio」はDAPやポータブルアンプ製品、さらにはイヤホンなども含めオーディオマニアにはお馴染みの老舗ブランド。私のブログでも同社のオーディオアダプターやイヤホン製品を紹介していますが、品質面および性能面でも定評があり個人的にも好きなブランドのひとつです。同社のエントリー向けに新たに設定されたのが「iBasso Jr.」で最初の製品としてイヤホンの「iBasso Jr. GELATO」とポータブルオーディオーアダプターの「Macaron」がリリースされています。
「iBasso Jr. Macaron」は「iBasso Jr.」シリーズの新しい小型オーディオアダプターで、USB-DAC/AMP機能を持っています。4色のカラーバリエーションを用意した愛嬌のあるスウィートデザインに最新のオーディオ設計を採用し、スマートフォンやPC/Macの高音質化を実現します。


「iBasso Jr. Macaron」はDACチップにCirrus Logic社「CS43131」をデュアルで搭載。32bit.382kHz PCMおよびDSD256ネイティブのハイレゾ再生に対応し、S/N比132dB、THD+N 0.00013%の低ノイズパフォーマンスを実現しています。またKDS社製水晶デバイス技術を採用することで正確なクロックとジッターおよび歪みを大幅に低減した忠実な信号伝送を実現しています。これにより小型オーディオアダプタながら正確で細部まで明瞭なサウンド品質を実感出来ます。また接続は3.5mmシングルエンド+4.4mmバランスのデュアルインターフェースに対応します。


「iBasso Jr. Macaron」は高音質を実現しつつ80mAの低消費電力を実現し、スマーフォンなどに接続時のバッテリー消耗も不安を最小にします。本体にはインジケーターがあり、再生フォーマットによりカラーが変更します。また側面には独立設計のボリュームボタンがあり100段階での音量調整が可能。
またAndroidデバイスとの組み合わせでは「iBasso UAC for Android」により各ステータスの確認及び変更も可能です。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして MUSIN様 より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「iBasso Jr. Macaron」のパッケージは「GELATO」とはうってかわってシンプルな白箱タイプ。裏面に製品仕様が記載されています。パッケージの中にはスチール製の缶ケースが入っています。


パッケージ内容は、本体、USB Type-C OTGケーブル、説明書。今回はブルーを選択しました。


本体は、41.7×24×12.3mm、16gと非常にコンパクト。パステル調のカラーリングがとても可愛い感じですね。ドングル型のオーディオアダプター製品はよく考えれば武骨なデザインのものが多く、ポップなカラーリングは結構目新しいかもしれませんね。


非常にコンパクトですが、「CS43131」×2、独立ボリューム、4.4mm対応と必要な仕様はひととおり網羅しているのは良いですね。インターフェースはUSB AudioClass 2.0に対応し、Androidスマートフォンのほか、iPhone、Mac、Windows11/10などのPCなどにも接続にも対応します。


ただ専用アプリの「iBasso UAC」はAndroid用のみのため、全ての機能を利用するためにはAndroid製品との組み合わせが必要です。最新バージョンのアプリではアプリで音量やバランス設定のほか、デジタルフィルター(D1~D5)、ゲイン(Low/High)、Turboモードの切替が可能です。またアプリの背景を無地にすることもできますのでキャラ絵の画面を替えたい場合も大丈夫です(^^)。
■ サウンドインプレッション
「iBasso Jr. Macaron」の音質傾向は輪郭がハッキリした明瞭感のあるサウンド。iBassoのDCシリーズの傾向を踏襲しており、同様のDACチップを採用する「DC03 Pro」や「DC04 Pro」とも共通感のあるサウンドです。方向性としては明瞭ながら中音域にCirrus Logic特有の艶感と鮮やかさがあり、ニュートラルで癖の無い音を鳴らしてくれる印象。比較的にキレやパワー重視の傾向が多いESS系の製品と比較すると自然なサウンドです。
「iBasso Jr. Macaron」は優れたノイズ特性を持ち、感度の高いCIEMなどを組み合わせてもホワイトノイズの無い、透明感のあるサウンドが印象的です。またバランスでは 2.6Vrms(32Ω)、シングルエンドでは1.65Vrms(32Ω)の出力レベルを確保しており、「iBasso UAC」で「High」ゲイン、さらに「Turbo」モードを選択することで多くのヘッドホン製品でも駆動させることができます。特にシングルエンドでのTurboモードでは十分な解像感と滑らかな質感を両立しており、ヘッドホンとの組み合わせでは結構心地よさがありますね。もちろんバランス接続での解像感も魅力的です。
■ まとめ
というわけで、「iBasso Jr.」シリーズ用のオーディオアダプタということで、同様のDAC/AMP製品を使ったことの無いライトユーザーも視野に入れたアイテムですが、内部仕様としては「DC03 Pro」を4.4mmにも対応させた感じで、同製品の後継かつ「DC04 Pro」の廉価版のような位置づけにまとめられています。カラフルなカラーバリエーションは見た目のこだわる方も購入しやすく、同時に「iBasso UAC」アプリの併用ではより本格的な利用も可能と、同社の実績を踏襲した使いやすいアイテムにまとめられています。音質的にも自然で癖の無い印象で、幅広いイヤホンやヘッドホンで高音質を楽しめると思います。
