7Hz AERO

こんにちは。今回は 「7Hz AERO」です。見るからに低価格な感じのイヤホンですが、想像以上に性能の良い9.2mmドライバーによりかなり楽しいリスニングサウンドを堪能できます。また結構鳴らしにくく本気を出すのにはそれなりの環境が必要など、結構なマニア向け仕様だったりする興味深いイヤホンです。

■ 製品概要と購入方法について

7Hz AERO」は個性的なイヤホン製品でマニアの間でも独自の地位を確立している印象の中華イヤホンブランド「7Hz(Seven Hertz)」の低価格モデルです。新開発の9.2mmのデュアルチャンバーダイナミックドライバーを搭載し、優れた快適性と忠実度の高いサウンドを実現します。
7Hz AERO7Hz AERO
7Hz AERO」が搭載する9.2mmのデュアルチャンバーダイナミックドライバーは、柔軟なエッジ部とカスタムメタルドームの複合振動板を採用し、歪みが大幅に低減され、過渡応答、高周波拡張、解像度が向上します。さらに極薄 CCAW ボイス コイル ワイヤと高性能 N52マグネットの組み合わせにより、強力なコアを備え、クラス最高のパフォーマンスを発揮します。

7Hz AERO7Hz AERO
7Hz AERO」のカラーバリエーションは、ブラック、レッド、ブルーの3色を用意。洗練されたエルゴノミクスデザインにより長時間のリスニングにも快適です。ケーブルはOFCのデュアルコアケーブルを採用し、優れた伝送性能を実現します。
7Hz AERO7Hz AERO

7Hz AERO」の購入はLinsoulの直販サイトまたはアマゾンの「LINSOUL-JP」にて。
価格は14.99ドル、アマゾンでは3,480円です。

Linsoul(linsoul.com): 7Hz AERO ※現在13.19ドルで購入可能


Amazon.co.jp(LINSOUL-JP): 7Hz AERO


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Linsoul より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

今回は3色のカラーバリエーションのうち「ブラック」が届きました。
ブリスターパックをボックスに収めたシンプルなパッケージングですね。
7Hz AERO7Hz AERO

内容は本体及びイヤーピース(S/M/Lサイズ)のみと非常にシンプルです。樹脂製の本体部はドライバーユニットを納めただけの非常にシンプルなデザイン。ケーブルは樹脂被膜のOFC線で被膜は硬めですが適度な弾力があり、取り回しは良い印象です。
7Hz AERO7Hz AERO
音響調整はステムノズル部の開口部のメッシュの裏側にフィルター材が貼られており、ドライバーの出力とこのフィルターで調整するやはりシンプルな構造ですね。
7Hz AERO7Hz AERO
装着は耳掛け式でもストレートに垂らす方式でも両方使えるタイプのデザインですがケーブルの出ている形状(向き)から耳掛け式のほうが多少使いやすい形状かも。非常にコンパクトなハウジング形状のため、本体は耳にすっぽり収まり、装着はイヤーピースおよび耳掛けの場合は耳掛け部分のケーブルで固定するタイプとなります。


■ サウンドインプレッション

7Hz AERO7Hz AERO」の音質傾向はバランスの良いU字傾向の弱ドンシャリ。外観は正直100均で数百円くらいで買えるイヤホンとさほど変わらないくらいのチープさですが、実は結構鳴らしにくく結構駆動力のある再生環境のほうが望ましかったり(そのためこの価格帯でこの外観にもかかわらずマイク付きモデルの設定無し)、想像以上の質感でちゃんと鳴ってくれる点などで、かなり想像を裏切られるイヤホンです。実際のところ15ドル程度の価格設定はKZだと「KZ EDX Pro」の標準価格より高く、より安価な製品も何種類もあることを考慮すると、改めて「7Hz AERO」が「ドライバーに全振りのイヤホン」なのだと言うことが理解できます。中華イヤホンはこーゆーのがあるから油断できねーよなぁ、というタイプの製品ですね(^^;)。

7Hz AERO」の高域は少し後方で鳴るものの、明瞭な音で伸びの良さがあります。高高域にかけて直線的な伸びがあり、鋭い音も明瞭さがありますが、この定位によるバランスのため、かなり駆動力をかけても刺さりなどは相対的に抑制される印象です。
7Hz AERO中音域は見通しが良く癖の無い音を鳴らします。最近の主流である多くのU字傾向、またはW字傾向のイヤホンが中高域付近にアクセントがあり、女性ボーカルなどが映えるチューニングになっていますが、「7Hz AERO」ではこの帯域がよりニュートラルのため、女性ボーカルを主体に考えると、一般的なミッドセントリックなイヤホンより少し下がって、印象としては大人しめに感じるかもしれません。しかし、超低価格帯のイヤホンとしては相当に癖の無い印象で見通しが良く、歯擦音などを抑えた聴きやすい印象ながら適度な解像感によるクリーンな印象を持ちます。また音場も左右に広さがあり臨場感のあるサウンドを楽しめます。
低域は重低音にアクセントが置かれており、非常に深く強い重低音により全体を下支えします。小売り高額な製品と比較してさすがに解像感や分離は高いとは言えないですが、ミッドベースの厚みを抑え小気味良く鳴ることで、全体として籠もるようなことは無く心地よいリスニングサウンドにまとめています。また低域は再生環境やイヤーピースで結構変化します。特に再生環境については十分な駆動力があるほうが望ましいでしょう。


■ まとめ

というわけで、「7Hz AERO」は想像以上にリスニングイヤホンとして完成度が高く、まとまりのあるサウンドでした。特にパワーのあるDAPやアンプでベースが効いたハードロックなどの音源を聴くと、この価格帯のイヤホンとは思えない快感が得られます。まあ外観とのギャップを考慮しても結構ディープなマニア向けとなると思いますが、逆にマニアなら絶対押さえておいたほうが良い種類の、かなり楽しいイヤホンだと思いました(^^)。



タグ :
#7Hz
#構成:1DD
#中華イヤホン(低価格/50USD以下)
#有線イヤホン:低価格(35USDor5000円以下)