
こんにちは。今回は 「HIDIZS S8 Pro Robin」です。公式ストアにて2024年5月20日9:30(EST)、日本時間では22時30分よりオーダーを開始する新しいドングル型のオーディオアダプター製品です。DACチップに「CS43131」をデュアル構成で搭載し、4.4mmバランス出力にも対応します。Lightning用の変換アダプタなども付属し、幅広く利用できるコストパフォーマンスに優れたアイテムとなっています。
■ 製品概要と購入方法について
「HIDIZS S8 Pro Robin」は高性能なコンパクトDAPや高音質オーディオアダプター(ドングル製品)、そしてイヤホン製品などを展開する「Hidizs」の最新のモデルです。コンパクトでコストパフォーマンスに優れたオーディオアダプター製品として定評のあった「Hidizs S8」から大きく進化。搭載されるDACチップの「CS43131」はデュアル構成となり、4.4mmのバランス接続対応。高出力を維持しつつノイズ特性もグレードアップし、さらなる高音質化を実現しました。


新しく生まれ変わった「HIDIZS S8 Pro Robin」はDACチップにCirrus Logic製「CS43131」をデュアルで搭載。3.5mmシングルエンドに加え、4.4mmのバランス出力に対応します。また「CS43131」が内蔵する
ミスマッチシェーピングテクノロジを使用してチップ間での歪みを排除。さらに5種類のデジタル補完フィルターを備えます。 そしてさらなる高音質化とともに最大2Vrms@32Ωの高出力に対応し、4.4mmバランス接続では最大160mW+160Mw@32Ωの高出力に対応します。


「HIDIZS S8 Pro Robin」の本体は航空グレードのアルミニウム合金製で、両側は翼状の形状に加工されています。また表裏の表面には光沢のある軽やかなガラスパネルを使用した美しいデザインに仕上げつつわずか17グラムの軽量設計です。
そして側面には3種類のボタンがあり、音量調整や、フィルター効果を切替えが可能。6種類のフィルター効果では効果ごとにカラーイジケーションが表示され、HIDIZSロゴもLEDとして再生周波数ごとに6種類のカラー表示を行います。


「HIDIZS S8 Pro Robin」ではUSB Type-CのOTGケーブルのほか、USB-A用とLightning用の変換アダプタが付属し、様々なプラットフォームでの接続に対応します。
「HIDIZS S8 Pro Robin」は2024年5月20日9:30(EST)より公式ストアにてオーダーを開始。
公式ストアでの販売価格は69ドル。最初の100オーダーまでは65ドルで販売されます。
※Hidizsより公式ストアでの5% OFFクーポン「BISONICR5OFF」を提供いただきました。上記価格より5%の割引が適用されますので是非ともご活用ください。
Hidizs公式ストア(hidizs.com): HIDIZS S8 Pro Robin
またアマゾンでも5月20日より販売を開始しました。価格は16,999円です。
Amazon.co.jp(HIDIZS JP): HIDIZS S8 Pro Robin ※掲載時プライム在庫あり
公式ストアでの販売価格は69ドル。最初の100オーダーまでは65ドルで販売されます。
※Hidizsより公式ストアでの5% OFFクーポン「BISONICR5OFF」を提供いただきました。上記価格より5%の割引が適用されますので是非ともご活用ください。
Hidizs公式ストア(hidizs.com): HIDIZS S8 Pro Robin
またアマゾンでも5月20日より販売を開始しました。価格は16,999円です。
Amazon.co.jp(HIDIZS JP): HIDIZS S8 Pro Robin ※掲載時プライム在庫あり
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして HIDIZS より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「HIDIZS S8 Pro Robin」のパッケージは非常にコンパクトで、本体および付属品はプラスチック製の内箱に収容されています。同社製品の多くはこのプラスチック製の箱に入っているのがちょっと嬉しかったりしますね。


パッケージ内容は、本体、接続用USB Type-C OTGケーブル、USB-A変換コネクタ、Lightning変換コネクタ、保証カード、ハイレゾシールなど。


「HIDIZS S8 Pro Robin」の本体はCNC加工されたアルミニウム合金製で、4.4mmバランス対応、音量ボタン付きの仕様にアップグレードしつつ、17gと軽量コンパクトサイズを維持しています。スマートフォンと組み合わせても使いやすいサイズ感ですね。


「Hidizs」のロゴマークは接続時に点灯し再生周波数にあわせた6種類のイルミネーション表示に対応しています。さらに側面スイッチによりフィルターの切替が可能で、こちらもフィルターごとに異なるカラーで点灯します。既存のHidizs製オーディオアダプターと比較すると、サイズ的には「Hidizs S9 PRO Plus」ど同様のサイズ感ながら若干縦長の形状ですね。また大きめのセンターボタンが特徴的です。


「S9 PRO Plus」がDACチップに「ES9038Q2M」をシングルで搭載しているのに対し、「CS43131」をデュアル搭載する「HIDIZS S8 Pro Robin」という点で両者は搭載チップメーカーの違いによる兄弟モデルという感じですね。


USB Audio Class 2.0に対応し、AndroidおよびiOS/iPad OSのほか、Mac、Windowsなど様々なデバイスでの利用に対応しています。Macの場合はドライバーなどは不要で、Windows環境では他のモデル同様にASIO対応ドライバーが公式サイトの「Download」ページにて提供されています。
■ サウンドインプレッション
「HIDIZS S8 Pro Robin」の音質傾向はニュートラルに近い印象ながら、より鮮明な解像感が際立つ、ハッキリとした音像が特徴的なサウンド。(出力の小さい)小型オーディオアダプターに多いボーカル域を若干持ち上げて駆動力を補う方向製に加え、高域および低域も結構引き立つ印象があり、傾向としては僅かにU字またはW字寄りになるかもしれません。構成としてはDACチップ内蔵アンプを使用しているため「CS43131」の特徴がより前面に出る仕様だと思われますが、デュアル構成を活かしたHIDIZSによる経験値の高い回路設計の影響もあり、よりキレの良さや解像感を引き上げられた印象もあります。特にバランス出力ではより力強さもありかなり心地よい印象です。
また「S9 PRO Plus」がESSのDACチップらしい明瞭さを持ちつつ滑らかさのある印象だったのに対し、「HIDIZS S8 Pro Robin」はよりキレが良く明瞭さを感じる「ちょっとエッジが効いた」サウンドに感じます。DACチップごとにキャラクターをしっかり変えてきているところが興味深いですね。
「HIDIZS S8 Pro Robin」の高域は非常にシャープで伸びがある印象で再生してくれます。本来「CS43131」の内蔵アンプはもう少し自然で若干ウォームに感じる印象であることが多いですが、前述の通り回路設計レベルでのチューニングが効いているためか、非常にキレのある印象に感じます。同じCirrus Logic製DACチップを搭載した製品では先日レビューした「iBasso DX260」(内蔵アンプ無しの仕様「CS43198」チップを8基搭載するミドルグレードDAP)の高域の音作りにちょっと通じるものを感じました。
中音域はニュートラルで癖の無い音に「聴こえる」印象。小型のオーディオアダプターの場合どうしてアンプの駆動力の差から凹みやすくやや薄い淡泊な印象になることが多くなります。
そのため自然に感じる範囲で中音域をやや持ち上げるカマボコ的な調整を行うことで鮮やかさを持った本来のニュートラルサウンドに近い印象になります。この手のチューニングは100ドル以下のiBasso製品など他社でも同クラスのオーディオアダプターではよく見受けられるチューニングです。「HIDIZS S8 Pro Robin」ではより見通しが良く明瞭感がある印象で、ボーカルや演奏がハッキリとした音像で再生されます。また特にバランス接続を中心に解像感も高く切れの良いサウンドを楽しめます
低域は原音よりややブーストされ、よりエネルギッシュな音で再生されます。とはいえ過度に厚みや響きを増しているわけではなく、音像はタイトでキレの良いスピード感と強いインパクトがあります。
ロック、ポップス、アニソンなどの音数が多くスピード感のある曲がメインで、かつドンシャリ傾向でより迫力のあるサウンドを楽しみたい方には「HIDIZS S8 Pro Robin」は相性が良さそうです。また「HIDIZS S8 Pro Robin」はHIDIZSのロゴマーク部分がLEDになっており、再生周波数ごとにカラーの異なるイルミネーション表示を行うほか、「+」および「-」のボタンを同時押しすることでサウンドフィルターの変更(変更時にフィルターに合わせたカラーのイルミネーションで点滅)ができます。100ドル以下のオーディオアダプターながらこの辺のギミックをしっかり搭載してくるのもHIDIZSらしいところですね。
■ まとめ
というわけで、「HIDIZS S8 Pro Robin」は60ドル台の低価格ながらデュアル構成の「CS43131」チップを搭載し、物理ボタンによる音量調整や6種類のフィルター性能など性能面も抑えたHIDIZSらしいコストパフォーマンスに優れた製品だと感じました。音質面ではより解像感やキレの良さを前面に押し出したサウンドで、ニュートラルで滑らかさを感じさせる「S9 PRO Plus」に対し、同様の解像感や音質を維持しつつエネルギッシュで臨場感のあるサウンドを楽しめる「HIDIZS S8 Pro Robin」というようにキャラクターの違いをしっかり感じる事ができました。普段聴く楽曲傾向に合わせて選択いただくのも良いですし、どちらも低価格ですので両方持って楽曲や気分に合わせて使い分けるというのも楽しそうですね。「HIDIZS S8 Pro Robin」の発売開始はレビュー掲載時20日の日本時間で22時30分です。興味のある方は公式サイトをのぞいてみてくださいね(^^)。