
こんにちは。今回は 「EDIFIER W260NC」です。6mmツィーターと10mmウーファーを同軸配置した2DD構成を採用し音質面を強化。さらにLDACコーデック、-46dBの高性能ANC、装着検出機能などなど、多彩な機能を搭載しつつ1万円程度にまとめたEDIFIERの意欲作です。表面をレザー風に仕上げたデザインもちょっと高級感がありますね。音質的にも2DD構成をちゃんと活かした手堅い仕上がりでよくまとまっていると思いますよ(^^)。
■ 製品概要と購入方法について
「EDIFIER」は中国発の大手オーディオブランドで、かつてはブックシェルフタイプのスピーカー製品で、最近はワイヤレスオーディオ分野での様々な製品で幅広い実績と人気を集めるグローバルなメーカーとして有名です。日本市場においても高性能・高音質なTWS(完全ワイヤレス)イヤホンやスピーカー製品をリリースしています。最近は日本法人(edifier.jp)直営の公式ストアなどもオープンしていますね。
今回の「EDIFIER W260NC」は同軸デュアルドライバーを採用し、LDACコーデックによるハイレゾ対応および最大-46dBの強力なハイブリッドANC機能を搭載。さらに装着検出機能など機能面でも充実したモデルとなっています。また高級感のあるレザーテクスチャ仕上げのデザインも魅力的ですね。


「EDIFIER W260NC」はBluetooth 5.3に対応し、ドライバーには10mmウーファーと6mmツィーターの2基のダイナミックドライバーを同軸配置した2DD構成を採用。クラス最高水準の高解像度サウンドを実現し、より広い周波数応答範囲を提供。10mmウーファーはよりダイナミックで迫力ある低音を生み出し、6mmツイーターは明瞭で透明感のあるボーカルを際立たせます。


また、最大-45dBの強力なハイブリッドANC(アクティブ・ノイズキャンセリング)機能を搭載。さらに、「高ノイズキャンセリング」、「低ノイズキャンセリング」、「風切り音低減」と「外音取り込みモード」と、好みや環境に合わせて選べる4つのモードが選択できます。さらに6基のマイクによる通話ノイキャン機能も搭載し、クリアな通話も可能。
さらに80ms低遅延ゲームモードやマルチポイント接続(AAC/SBCコーデック利用時)に対応し、装着検出機能も搭載しています。


「EDIFIER W260NC」の連続再生時間は最大で本体8時間(ANC使用時6時間)、ケースとの組み合わせで32時間(ANC使用時24時間)で長時間のリスニングにも対応します。また本体の詳細な設定は専用アプリ「EDIFIER ConneX」により行うことができます。
| Bluetooth | V5.3 |
|---|---|
| ドライバー | 6mm+10mm同軸デュアル ダイナミックドライバー |
| コーデック | LDAC / AAC / SBC |
| 音質 | Hi-Res Wireless認定 |
| ANC | ハイブリッドANC 最大 -46dB |
| ENC | 6マイク AI通話ノイズキャンセル |
| 機能 | ・装着検出機能 ・超低遅延ゲームモード ・マルチポイント接続 |
| 再生時間 | 最長32時間(8h+24h) ANC ON時24時間(6h+18h) |
| 充電時間 | 1時間 / 急速充電対応 15分で2時間再生可能 |
| 防水規格 | IP54 |
| アプリ | EDIFIER ConneX (iPhone / Android用) |
価格は11,990円です。
※以下の各ストアで5月5日まで20% OFF(9,592円)で購入可能です。
EDIFIER公式サイト(edifier.jp): EDIFIER W260NC
楽天市場(EDIFIER公式ストア): EDIFIER W260NC
Amazon.co.jp(EDIFIER公式ストア): EDIFIER W260NC
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして EDIFIER JAPAN より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「EDIFIER W260NC」はブラックとホワイトの2色を選択できますが、今回は「ブラック」で届きました。


パッケージ内容は、イヤホン本体および充電ケース、イヤーピース(装着済み+付属品でS/M/Lサイズ)、充電ケーブル、説明書、保証書など。


本体はいわゆるAirPods Pro型のデザインですが、楕円形になっているステムノズルのメッシュ部分に「R」「L」表記があり、充電ケースおよび本体のスティック状の部分がレザーフェイスのテクスチャ仕上げになっている点が特徴的です。


6mmと10mmの2基のダイナミックドライバーを搭載していますが本体サイズは同社の「EDIFIER X5 Pro」あたりと比較知れも装着部分が若干大きい程度。そのため多くの場合装着性で影響が出ることは無いでしょう。充電ケースもコンパクトにまとまっています。


スティック部分はタッチセンサーになっており、よりシンプルな操作でひとおりの変更ができるよう左右で異なる機能が割り当てられています。これらの詳細な設定はアプリの「EDIFIER ConneX」を使用して好みに変更できるため、自分の好みに変更することも可能です。
■ 専用アプリおよび「LDAC」モードへの変更について
「EDIFIER W260NC」はBluetooth 5.3の採用により、開封後初期設定のAACコーデックでの接続でも安定したサウンドを実現します。また専用の「EDIFIER ConneX」アプリでの切替により、ハイレゾ対応の「LDAC」コーデックで接続され、最大990kbps、24bit/96kHzのハイビットレート、高音質伝送が可能です。
切替はペアリング後(初期設定ではAACコーデックで接続)にインストールした「EDIFIER ConneX」を起動し、右上の設定アイコンで設定画面を表示、まず「マルチポイント接続」を選択し、「マルチポイント接続」を「OFF」に変更します。「LDAC」コーデックは標準の「マルチポイント接続」がONの状態では設定が有効にならないため、この作業が必要です。


「マルチポイント接続」を「OFF」に変更するといったん接続が解除され、「手動で」再ペアリングを行います(自動では行われないようです)。そうするとAndroidでは自動でLDACコーデックが選択されますが、この場合では安定性優先の「44.1/48kHz」モードになっています。より高音質での接続を行いたい場合は再度アプリを起動し、「設定」モードの「HDオーディオコーデック」で「96kHzのサンプリングレート」を選択します。なお、96kHzモードではビットレートが高いため屋外、特に混雑する環境では途切れやすくなるため、通常は「44.1/48kHz」のモードにしておいた方が良さそうです。


ほかにも「設定」画面では本体のタッチセンサーの割当て変更や装着検出機能のON/OFFなど各種設定を行うことが可能です。
「LDAC」コーデック接続時は「EDIFIER ConneX」アプリのステータス画面で「ハイレゾ」ロゴが明るく表示されている事で確認出来ます。


ANC機能は「高ノイズキャンセリング」、「低ノイズキャンセリング」、「風切り音低減」と「外音取り込みモード」の4つのモードが選択できます。-46dBと強力なANC機能を搭載していますが、いわゆる無音タイプではなく、効果的に影響のあるノイズを削減してくれる印象。かなり効率的に環境ノイズを削減してくれる印象で、混雑した新幹線の車内での長時間利用でも高い静寂性で利用することができました。ただANCをOFFでも音質傾向的には十分に実用的なため、静かな室内ではANCをOFFにして、屋外など必要な場面でのみONする使い方が向いていそうです。またイコライザーは手動での設定は無く、「標準」以外に「ポップ」「クラシック」「ロック」のプリセットを選択できます。こちらも好みに応じて都度変更してみる使い方が良いでしょう。
■ サウンドインプレッション
「EDIFIER W260NC」の音質傾向は、EDIFIERらしい中音域の聴きやすさを感じつつ、比較的ニュートラルで癖の無い印象のサウンド。バランスとしては中低域寄りの弱ドンシャリ。刺さりを抑え聴きやすくまとめつつ、6mmツィーターにより明瞭で抜けの良さを実現した高域と10mmウーファーにより適度な深さと力強さ、臨場感のある低域を鳴らしてくれます。ボーカル域は女性ボーカルやピアノの高音などは自然な抜けの良さがあり、男性ボーカルも豊かさのある心地よいバランスにまとめられています。EDIFIERのTWS製品の場合、比較的ウォーム寄りな印象があり、低域の厚みなどに対して高域の抜け感を得るために半開放型の構造を採用していたり、上位モデルの「NeoBuds Pro」シリーズではハイブリッド構造を採用するなどのアプローチが見られます。
今回の「EDIFIER W260NC」では10mmのウーファーユニットに対して高域用の6mmツィーターを追加する2DD構造を採用しており、2基のダイナミックドライバーを同軸配置でひとつのシャーシに納めることで高域の明瞭感と低域の厚みを両立させつつ、一体感のあるサウンドを実現しているようです。そのためイコライザーの「標準」モードでも刺激を抑えつつキレの良さを感じる高域を実現しており、女性ボーカルのアニソン等の音源でもより楽しめる仕上がりになっています。「EDIFIER W260NC」の高域は刺激を抑えつつ、よりキレとスピード感を感じる明瞭な音になっています。上位モデルの「NeoBuds Pro 2」と比べると高域そのものより中高域付近のアクセントを重視している印象でよりボーカル域にフォーカスしたチューニングと言えるでしょう。それでもハイハットなども比較的明瞭で、心地よく全体を引き締めてくれます。
中音域はボーカル域を中心に比較的近くで定位しつつ癖の無い音を鳴らします。EDIFIERらしい適度な温かみを持ちつつ2DD構成を採用することで明瞭さも確保しています。男性ボーカルには豊かさがあり、女性ボーカルの高音など中高域にアクセントがあり抜け感が向上している印象です。分離も比較的良好で、ゲーミング用途でも定位を掴みやすく、動画視聴での臨場感もあります。低域は過度に強調することはないもののミッドベースを中心に厚みがあり過度に膨らむこと無く自然な印象で鳴ります。音場そのものは一般的な印象ながら深さのある鳴り方で奥行きのある臨場感も感じやすい印象で心地よく中高域を下支えしますね。
■ まとめ
というわけで、「EDIFIER W260NC」は1万円程度の価格設定ながら音質面、機能面で非常に手堅くまとめたワイヤレスイヤホンだと感じました。レザーフェイスのデザインも高級感を演出しており安っぽさを感じないのもよいですね。また最近の有線イヤホンでも増えてきているサイズの異なるドライバーを使用した2DD構成を一般的なTWSサイズに同軸配置により実現し、しっかり活かした音作りと必要十分な機能性を両立するなどEDIFIERの技術力と経験値の高さが活かされている点もポイントといえるでしょう。
音質面では上位モデルのような高度なカスタマイズ性は割愛されていますが必要十分な内容に絞って効率よく搭載しており、実用性の高さという点では価格以上の価値を感じる方も多いかもしれませんね。興味のある方は20% OFFとなるGW期間中に購入を検討されるのも良いと思いますよ。