Rose Technics Ceramics

こんにちは。今回は 「Rose Technics Ceramics」です。「ROSE」ブランドの完全ワイヤレス(TWS)イヤホンで、比較的小型の本体設計ながら有線イヤホン並の 10mmサイズのDLC振動板ダイナミックドライバーを搭載したモデルですが、それ以上に他社を上回る60msの超低遅延ゲームモードにゲーミング用途に特化したようなサウンドチューニングなど、実は結構個性的な製品のようです。

■ 製品概要と購入方法について

「Rose Technics」(または「ROSE」)は10年以上の歴史のある老舗の中華イヤホンブランドのひとつで、私のブログでもいくつかの製品をレビューしていますね。
今回の「Rose Technics Ceramics」は同社が手がける完全ワイヤレス(TWS)イヤホンです。コンパクトな本体ながら10mmドライバーを搭載し、マルチポイント接続および60msの超低遅延ゲームモードなどに対応します。
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小型の低価格TWS製品ではBluetooth関連のユニットやバッテリーを搭載するためドライバーは6mmサイズが一般的ですが、「Rose Technics Ceramics」では有線イヤホン並の10mmダイナミックドライバーを搭載。DLC(Diamond-Like Carbon)振動板と強力なN52マグネットを採用しています。
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また本体は実用的なIP54防水規格に対応し、本体の再生時間は最長7時間、ケース込みで35時間の長時間再生に対応します。また急速充電により15分間の充電でも6時間の利用が可能です。
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ほかにも60msの超低遅延ゲームモードや、2種類の機器と同時にペアリングできるマルチポイント接続に対応するなどオーディオ性能を高めつつワイヤレスイヤホンとしての実用性能は網羅しています。

BluetoothV5.3
ドライバー10mm DLC振動板
ダイナミックドライバー
コーデックAAC / mSBC / SBC
再生時間本体7時間(ケース込35時間)
充電時間フル: 約40分
15分充電で5時間利用可
ENC通話ノイキャン(ENC)搭載
低遅延60ms ゲームモード
防水規格IP54
その他マルチポイント接続対応
Rose Technics Ceramics」の購入はLinsoulの直営店、AliExpressおよびAmazonの各店舗にて。
価格は39.99ドル、アマゾンでは8,580円です。
Linsoul(linsoul.com):Rose Technics Ceramics ※現在29.99ドルのセール価格で購入可能
AliExpress(Linsoul Audio Store):Rose Technics Ceramics
Amazon.co.jp(LINSOUL-JP): Rose Technics Ceramics


免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Linsoul より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

今回は3色のカラーバリエーションのうち「ホワイト」が届きました。製品画像が描かれたパッケージでカラバリごとにパッケージも分けているのかもですね。
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パッケージを空けると充電ケースを収納したハードケースが出てきて・・・。このパターンはTWSでは初めてですね。ROSEのイヤホンではQT7 Proとかがこういう感じのケースに入っていましたね。
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パッケージ内容は本体及び充電ケース、充電ケーブル、イヤーピース(XS、S、M、L)、マニュアル。あとは収納ケースですね。
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本体は低価格TWS製品としては一般的な形状で非常に小型・軽量のサイズ感。他のメーカーの低価格製品とあまり違いは無いようにも見えますが、逆にこのサイズ感のなかで10mmサイズのドライバーを収納しているのは特筆すべきでしょう。あとはステム部分は透明な樹脂製でイヤーピースは通常のTWS用というより、有線イヤホンでよく付属する開口部の広い軸浅めのタイプが4サイズ付属します。そのため同様のサイズ感であれば別のイヤーピースに交換することもできそうです。

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タッチセンサーの操作は1回タップでボリューム(右+、左-)、2回で再生/停止、2秒長押しで送り/戻し、3回右側がアシスタント、といった操作になります。
また専用アプリを使用しない製品のため、サウンドモードやゲームモードの変更もタッチセンサーに割り当てられており、3回左側がEQによるサウンドモード(「HiFi」→「Pops」→「Rock」とモードが変更)、4回でゲームモードのON/OFFが割り当てられています。

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ケースもこのクラスのTWS製品としては一般的な形状で、USB Type-Cポートの横にリセットボタンが配置されています。リセット時にはイヤホンをケースに入れてリセットを10秒長押しで初期状態に戻ります。また音声通話ではENC(通話ノイズキャンセリング)機能を網羅しています。


■ サウンドインプレッション

Rose Technics CeramicsRose Technics Ceramics」の音質傾向は中低域寄り弱ドンシャリ。一般的なTWS製品の「ゲームモード」(低遅延モード)が80ms程度なのに対し、この製品は60msと非常に高速である点と、アプリには対応せず本体のタッチセンサーでモード変更ができる点(特にEQモード変更もタッチセンサーに割り当てているのは最近の製品では珍しいですね)、そして概ね低価格モデルの基本性能を網羅した仕様なのに対し、超低遅延の「ゲームモード」と併せてスマートフォンとPC、あるいはスマートフォンとゲーム機で同時ペアリング接続できる「マルチポイント接続」に対応している点など、明らかに「ハードめのゲーム用途に向けた製品」というキャラクターのワイヤレスイヤホンで、音質傾向としてもリスニングよりゲームに最適化している印象を受けました。

全体として高域を抑えてややウォーム方向のバランスですが、ボーカル域はやや前傾して定位し聴きやすい印象。シンバル音など高域は少し後ろで定位するため全体として聴きやすい印象で、低域は過度に響かず締まりはありますが、ミッドベースを中心に弾むような小気味良い音を鳴らすため、量感は十分に感じられます。重低音は深さはそれなりで雰囲気重視といった印象。これに対し中音域は前後のレイヤー感が有り、左右も自然な広さがあるため、特にゲーミング用途で立体的に細かいアクションを捉えるのには最適でしょう。

Rose Technics Ceramicsなお、コーデックはAndroidおよびiPhoneではAAC、ゲーム機などではSBCでペアリングしますが、コーデックごとの変化は少なく(というか概ねSBC寄り)、そのため音数の多い曲などで神経質なリスニングをされる方は多少混雑した印象となります。そのため、「Pops」「Rock」といったサウンドモードではピックアップする音域以外を少し下げてスッキリ目に変化させるチューニングを行っているようです。具体的には「Pops」がボーカル域を際立たせる(=他の音域を減衰させる)、「Rock」がメリハリのある印象にする(音場は狭くなる)といった印象ですね。好みに応じて切替えるのも良いと思いますが、普通は通常の「HiFi」モードのままのほうが良いでしょう。またiPhoneのApple Musicなどでは音量を最大まで上げてもそこまで大きな音量にはならず、基本は小音量での利用を前提にしたイヤホンと言えますね。


■ まとめ

Rose Technics Ceramicsというわけで、「Rose Technics Ceramics」はシンプルなデザインで基本性能を押さえ、10mmのDLC振動板ドライバーの採用などによりリスニング用途でもある程度楽しめるサウンドを実現しつつ、他社製品を上回る60msの超低遅延ゲームモードやマルチポイント接続、そしてゲーミング用途に最適化されたサウンドチューニングなど、外観ではちょっとわかりにくい個性が隠されたワイヤレスイヤホンでした。円安の影響もあり日本のアマゾンでは8千円台という価格設定のため、正直なところこの個性をどの程度魅力に感じられるかの判断は分かれそうですが、気になった方は挑戦してみるのも良いかもしれませんね。またLinsoul直販サイトでは現在も25% OFFで30ドル以下で購入可能ですのでこちらを利用するのも良いでしょう。よりディープなゲーマーさんの意見も伺いたいところですね。


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