Shozy Midori / Aqua

こんにちは。今回は 「SHOZY P10 Aqua / Midori」です。カラーバリエーションによりグリーンが「Midori」、ブルーが「Aqua」ですね。今回は「Shozy P10 Midori」の発売前のバージョンが届いています(フェイスデザインが少し異なります)。音場感のある心地よいサウンドにスタビライズウッドのフェイスプレートのハンドメイドシェルなど本体に全振りしている印象のマニア向けイヤホンです。

■ 製品概要と購入方法について

「SHOZY」は2012年に設立された中国のイヤホンブランド。今回の「SHOZY P10 Aqua / Midori」は独自の平面駆動および通常のダイナミック仕様の複合ドライバーを採用したイヤホンです。木製フェイスプレートとハンドメイドによるレジンシェルによる美しいデザインと2種類のドライバーの長所を併せ持つサウンドが特徴のモデルです。
Shozy Midori / AquaShozy Midori / Aqua
SHOZY P10 Aqua / Midori」が採用する「平面+ダイナミック複合ドライバー」は、両方のドライバーの長所をもたらすために開発され、高速な過渡応答速度、低歪み、幅広いステージング、強力なダイナミクス、高感度を備えています。ハンドメイドによるレジンシェルには3カ所の非対称ベント(空気孔)を持つ「トライベント圧力制御設計」を採用し、内部の適切な空気圧管理が維持され、ドライバーユニットが適切に動作し、歪みが最小限に抑えられた鮮明なサウンドが生成されます。また「SHOZY P10 Aqua / Midori」は自然なチューニングにより高速で生き生きとしたサウンドを実現しています。
Shozy Midori / AquaShozy Midori / Aqua

SHOZY P10 Aqua / Midori」の購入はAliExpressのAngelears Audio Storeにて。
バリーションはブルーの「Aqua」とグリーンの「Midori」、価格は109ドルです。
AliExpress(Angelears Audio Store): SHOZY P10 Aqua / Midori

免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Angelears Audio Store より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

今回は発売前段階のバージョンで届いています。そのため、付属品およびフェイスデザインが実際の製品と異なっています。
Shozy Midori / AquaShozy Midori / Aqua
実際のパッケージではイヤホン本体、ケーブル(マイクなし)、イヤーピース(黒色3サイズ、AET07タイプ5サイズ、密着製の高いシリコンタイプ1サイズ)、ケースなどが付属します。今回届いたレビューサンプルではイヤーピースは黒色タイプのみ、ケーブルはマイクつきタイプでした。
SHOZY P10 Aqua / MidoriSHOZY P10 Aqua / Midori
シェルはハンドメイドによるレジン製。最近では3Dプリントシェルがむしろ主流になっていますがこのようにトラディショナルな手作りの製品は同じレジンシェルでも高級感があります。フェイスプレートはスタビライズウッド製で独特の質感があります。今回はグリーンの「Midori」ですがブルーの「Aqua」も格好良いですね。シェルサイズはコンパクトで耳に収まりの良いサイズ感。側面の3つのベントが特徴的です。
SHOZY P10 Aqua / MidoriSHOZY P10 Aqua / Midori
ケーブルは柔らかい被膜の撚り線タイプ。今回のレビューサンプルはマイク付きですが実際の製品ではマイクなし仕様となります。プラグは中華2pinタイプでリケーブルもしやすい内容。結構本体に全振りしているタイプの製品ですので、リケーブルを前提に考えた方が良いかも知れませんね。大きめのケースが付属しているのもリケーブルでの利用を見越してるのかも(^^;)。


■ サウンドインプレッション

SHOZY P10 Aqua / MidoriSHOZY P10 Aqua / Midori」の音質傾向はニュートラルベースで中高域にやや強めのアクセントのあるサウンド。小口径ながら平面駆動ドライバーによる直線的な伸びのある中高域から高域が特徴的です。また低域は量感的には多くないものの、ダイナミックドライバーの特徴を感じさせる力強さがありバランスとしてメリハリのある鳴り方に感じさせます。
予想通り再生環境やケーブルで印象に変化が結構あります。付属ケーブルではやや中低域寄りで大人しめに感じさせますが、パワーのある再生環境だとメリハリ感が強く元気な印象になります。また情報量の多いバランスケーブルに換えると分離感が大幅に向上し、やや緩さを感じた中低域から低域の明瞭感が増し、全体的にキレのよいサウンドになります。よりスピード感のあるハッキリとした音となるため、個人的にはリケーブルでの利用が推奨ですね。

SHOZY P10 Aqua / MidoriSHOZY P10 Aqua / Midori」の高域は、平面駆動らしさを感じさせる歪みの少ない直線的な音を鳴らします。伸びの良さもあり明瞭な印象。中高域のアクセントは結構強めのため再生環境によってはやや刺激が強く感じるかも知れません。
付属ケーブルではある程度駆動力のある再生環境が必要で、小型のオーディオアダプターなどでは中低域がちょっと緩くなるため逆に派手に感じる場合があります。

中音域は凹むことなく鳴り、広い音場感と厚みのある音を鳴らします。ボーカルは自然な距離感で定位するもののハッキリした主張がありエネルギッシュな印象を受けます。中高域のアクセントにより女性ボーカルは鮮明さを持っていますが、同時に男性ボーカルも艶感と余韻があり再生環境がしっかりハマればかなり心地よい印象となります。音場は広さがあり自然な奥行きとともに上下の伸び感もあるため立体的な臨場感が得られます。ただし定位は必ずしも正確ではなく、モニター的な聴き方には向きませんが心地よいリスニングを楽しみたい用途では良い音作りだと感じます。

低域は量的にはそれほど多くはありませんが、非常に力強さのある音を鳴らします。付属ケーブルでは中低域がより強調される印象になる反面、解像感および分離感がリケーブル時と比べて緩くなる印象があります。情報量の多い銀メッキ線やミックス線のケーブルでバランス接続すると、本来のバランスとなりますが直線的で締まりのあるミッドベースと適度な沈み込みが得られます。ただし重低音は全体としてはやや軽く、あっさり目の印象と感じる場合もあります。


■ まとめ

というわけで、「SHOZY P10 Aqua / Midori」は個性的な平面駆動+ダイナミックの複合ドライバーを搭載することで直線的なスピード感とともに聴き応えのある音場感を持つ個性的なイヤホンに仕上がっていました。なお、100ドルほどの価格設定ですが、ほぼ「本体に全振り」、つまり個性的なドライバーとハンドメイドでスタビライズウッドを使用した贅沢なシェルにほぼリソースを全投入した印象もあるため、それ以外の付属品はオマケ程度に考えた方が良い製品という印象もあります。
SHOZY P10 Aqua / Midoriそのため最初からリケーブルや好みのイヤーピースを選択することを前提に、様々な再生環境でサウンドを追い込むことができるマニア向けの製品ともいえるでしょう。まあそもそもとして「この価格帯でどれか1本だけ選ぶ」というケースでは選択肢に上がることも少ない製品かも知れませんが、既に同価格帯以上のイヤホンを複数持っていて、そのうえでちょっと個性的なリスニングイヤホンを試したいという方に最適な「ちょっと持ってると楽しい」製品だと思いますよ。

タグ :
#SHOZY
#ドライバー:平面駆動
#価格帯/グレード:100-200USD
#中華イヤホン(A100USD~)
#コネクタ:中華2pin(フラット/中華)
#リケーブル:中華2pin/CIEM-2pin
#構成:1DD+1Planar