
こんにちは。今回は 「LUN SHENG YE02」です。前回に引き続きSweet Audioが取り扱う「LUN SHENG」ブランドのイントラコンカ(インナーイヤー)型イヤホンです。背面に独自の音響構造を・・・とまあ前回よりさらにSmabat感というかそのままというか、そういうイヤホンですすね(^^;)。お手頃価格で質の高いシェルデザインにサウンドもなかなかの仕上がり、と結構お買い得かもなイヤホンです。
■ 製品概要と購入方法について
「LUN SHENG YE02」はLunShengブランドのイントラコンカ(インナーイヤー)型イヤホンの上位モデルとなります。ちなみにLunShengブランドの製品には過去に私のレビューでも何度か紹介してるSmabat製品のブランド違い、という感じのイヤホンもあり、今回のモデルもやはりSmabat製品の意匠をくむ仕様になっていますね。


15.4mmのマイカ(雲母)フィルム振動板ダイナミックドライバーを搭載し、CNC加工されたアルミニウム合金製のハウジングは背面部分に実装された特許技術の音響構造を採用。Smabat製品同様にバックロードホーン型スピーカーと同様の音響効果を実現しています。


随所に高音質設計を採用しており、さらに本体コネクタはMMCXを採用し、ケーブルは銀メッキOFC線タイプを採用してます。


「LUN SHENG YE02」の購入はAliExpressのSweet Audio Storeにて。価格は69.00ドルです。
※レビュー掲載時10ドルOFFクーポン配布中で実質59ドルで購入可能。
※レビュー掲載時10ドルOFFクーポン配布中で実質59ドルで購入可能。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Sweet Audio Store より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「LUN SHENG YE02」のパッケージも「YE01」同様にキャラ絵タイプのデザインですが、上位グレードということでより大きいパッケージサイズですね。


パッケージ内容は、イヤホン本体、ケーブル、スポンジイヤーパッド(3ペア)、シリコンイヤーパッド(1ペア)、レザーケース、説明書など。


本体はCNC加工されたアルミ合金製。ビルドクオリティは非常に高くとてもしっかりした作りとなっています。形状的にもSmbat M4などを彷彿とさせますが、フェイス部分は「LUN SHENG」(LUNSON)ロゴが彫刻されています。


出力部分のデザインも含め全体的にシャープなデザインでクールな印象ですね。ケーブルは耳掛け加工がされており耳掛けかたの装着方法を前提としたデザインですが比較的コンパクトなサイズ感で違和感無く利用できるでしょう。


ケーブルは8芯銀メッキ線タイプで柔らかい被膜の線材を丁寧に編み込んでいます。イントラコンカ型イヤホンのケーブルとしては太さがありますが取り回しは良いようです。


付属品も充実しており、質の良いレザーケースのほか、イヤーパッドはイヤーフック付きのシリコンイヤーパッドも1ペア付属します。
■ サウンドインプレッション
「LUN SHENG YE02」の音質傾向は癖の無い無い印象のサウンドで、緩やかなV字を描く中低域寄りのドンシャリ。SmabatのST10やM4/M5のようなドライバー背面にバックロードホーン式の音響空間を持ち、量感と深さのある低域が心地良い印象。中音域はニュートラルで解像感も高い印象。高域も聴きやすくまとめつつスッキリとした伸びの良さがあります。同時にイントラコンカ型らしい抜けの良い音場感と自然な定位感があり、非常に質の高いサウンドを堪能することができます。69ドルという価格設定からもおそらく「Smabat M4」ベースのモデルと思われますが、「LUN SHENG YE02」はより使いやすく手堅いサウンドにまとめられている印象です。「LUN SHENG YE02」の高域はスッキリした明瞭感を持ち伸びの良さもあります。同時に歯擦音などの刺激は適度に抑えられ聴きやすくまとめられています。イントラコンカ型というと低音が厚くややモコモコとしたサウンドをイメージする方も多いもしれませんが、「LUN SHENG YE02」はシャープさのある主張のある高音で、適度に煌めきがあります。シンバル音などがやや強調される印象があるものの概ね直線的な印象です。
中音域は僅かに凹むものの見通しは良く鮮明で、癖の無い明瞭な音を鳴らします。ボーカル域の表現も綺麗で女性ボーカルも明るく伸びます。側面のベントにより音抜けも良いため音場も広く窮屈さはありません。演奏との分離はまずまずですが、リケーブルなどで変化の余地はありそうです。ニュートラルな印象ですが低域の厚みにより響きのある空間表現があるため定位はモニター的ではありません。それでもリスニング的には心地よく使いやすいサウンドです。
低域はバックローホーンスピーカーのよう背面の音響構造により非常に深く、厚みのある音を鳴らします。しかし印象としては直線的で中高域との分離も良くミッドベースは一般的なイントラコンカ型と比べると直線的な印象になります。重低音は深く沈み重量感のある音を鳴らします。それでも全体としてのバランスは自然でニュートラル方向にまとめられています。イヤーパッドを組み合わせることで低域の量感をさらに増すこともできます。特にシリコンイヤーパッドでは解像感を維持しつつよりパワフルで厚みのある低域を楽しめます。
■ まとめ
というわけで、「LUN SHENG YE02」は独特な音響構造を持つイントラコンカ(インナーイヤー)型イヤホンとして、バランスが良く優れた解像感と音場感を持つ手堅い仕上がりの製品でした。構成としてはおそらく「Smabat M4」を踏襲した音響構造を採用し、DIY的な要素を排し製品としての完成度を高めた印象で、製品としてのまとまりは非常に良く感じました。解像度の高いスッキリした印象で、癖の無いニュートラルさとV字方向のバランスの良いサウンドはさまざまなジャンルで使いやすく、リケーブルなど変化を楽しむ余地もあるため、イントラコンカ型のなかでも、より多くの方にお勧めしやすいイヤホンだと思います。興味のある方は挑戦してみるのも良いと思いますよ。