
こんにちは。今回は 「TRIPOWIN Seraph」8芯銀メッキ線ハイグレードケーブルです。高純度OFC線材を使用した8芯タイプのハイグレードケーブルです。カラフルなメタリックブルーの線材で、中華ケーブルの低価格銀メッキ線とは一線を画した、ミドルグレード以上のイヤホンでも十分に活用できるケーブルだと思います。
購入はLinsoul(linsou.com)またはアマゾンのLINSOUL-JPにて。


芯当たりの太さ約0.05mmの高純度銀メッキ銅線を1芯当たり35本(導体直径28AWG=約0.51mm)、8芯で280本使用した8芯タイプのOFC(高純度無酸素銅)銀メッキ線ケーブルです。より厳選された高純度線材を使用することで信号損失を最小限に抑え、明瞭さと正確さを備えた表現力を持つとのこと。
プラグは3.5mmと4.4mm、コネクタはMMCX、CIEM 2pin、qdcタイプが選択できます。


ちなみに、通常は無酸素銅線(OFC)より単結晶銅線(中華OCCなど)のほうが高純度・ハイグレードとして設定されますが、「解説編」などでも記載の通り、中華ケーブルの場合はメーカーや製造地域などによっても品質基準が全く異なるため、あくまで同じ製造元の場合での比較、ていどの参考にしかならない場合があります。例えばHCKあたりのケーブルでも「古河電工製のOFC>>>中華OCC」くらいのグレード差が普通にありますね。有名メーカーのケーブルではOFCで数百ドルクラスの製品も珍しくはありませんので、中華線材のOFCのなかでもこれらのメーカーにOEM/ODMしている線材と低価格ケーブルの線材は全く異なると考えるべきでしょう。つまり、銅線の種類で判別できる要素はある程度の目安でしか無いわけですね。


パッケージは共通の白箱に入って届きます。ホワイトシルバーの線材をクリアブルーの被膜で覆うことで鮮やかなメタリックブルーのカラーリングに仕上げられています。8芯タイプのケーブルのためある程度の太さはありますが、被膜は柔らかく、しっかり編み込んでいるため、取り回しも含め使いやすい印象です。


リケーブル後の音質傾向は質の良い銀メッキ線ケーブルらしい印象。ある意味「本来の銀メッキ線ケーブルの印象」という感じですね。情報量も多く、イヤホンの傾向を活かし各音域をしっかり伝えつつ、中高域~高域は過度に派手になることは無く、しかし透明感や見通しの良さ、イヤホンによっては伸びやかさや音場感が向上します。
低価格の銀メッキ線では粗さを伴ったり、自然ではない変化があったりしますが、より質の高い銀メッキ線ケーブルでは銅線部分は各音域に対し、ノイズや減衰を抑えたニュートラルな伝送を行い、さらに銀メッキ処理を行うことで表皮効果を抑えつつ銀の高周波伝導性により高域を補完し、より伸びやかさを持ったサウンドになります。銀メッキの純度も高ければより音質に良い影響があることが期待できます。60ドル以下で購入できる「TRIPOWIN Seraph」は有名メーカーの100ドルオーバーかそれ以上ののSPC線(銀メッキ銅線)製品に近い印象を実現できていると思います。


ところで、低価格中華ケーブルになれていると「高純度銅線は低域が厚く、銀メッキ線は高域が派手になる」というイメージがあるかも知れません。本来は、銅線自体に低域が厚くなる傾向があるわけではないのですが、低価格の中華ケーブルの場合、ベースとなる銅線自体が純度や組線の関係で、表皮効果や隣接効果を起こしやすく、高域が減衰しやすい場合があります。そして減衰する分を導体の「太さ」で補う、という方法をとるため、相対的に低域が増える、という傾向の製品が増えるわけです。さらに低価格の銅線をベースとした銀メッキ線では、銀メッキによる表皮効果のシールドと高域の強化というメリットはあるものの、やはり銀メッキ自体の純度の問題があったり、そもそもとして銅線部分の減衰を補うマッチポンプ的なアプローチで、結果的に「粗さ」を伴う「派手めの変化」がおこることが増えます。この変化をアレンジとして楽しむのも中華イヤホンの醍醐味ではあるのですが、それはそれ、として解釈しておく必要もあるかもしれませんね。
ちょっと話が横道にそれてしまいましたが(^^;)、「TRIPOWIN Seraph」はカラフルなカラーリングが特徴的ではあるものの、ケーブルとしては非常に使いやすいスタンダードな印象で、数万円クラスの製品も含め幅広くリケーブルに活用できると思います。
中華イヤホンとの組み合わせに限らず、青色系の手頃なケーブルを探している場合は良い選択肢のひとつになるのではと思いますよ。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Linsoul より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
[TRIPOWIN Seraph] 8芯 高純度銀メッキ線ケーブル(28AWGx280、メタリックブルー)
Tripowin Seraph - 28AWG Silver-plated Replacement HiFi Earphone Cable
【CIEM 2pin】【MMCX】【qdc】【3.5mm】【4.4mm】


芯当たりの太さ約0.05mmの高純度銀メッキ銅線を1芯当たり35本(導体直径28AWG=約0.51mm)、8芯で280本使用した8芯タイプのOFC(高純度無酸素銅)銀メッキ線ケーブルです。より厳選された高純度線材を使用することで信号損失を最小限に抑え、明瞭さと正確さを備えた表現力を持つとのこと。
プラグは3.5mmと4.4mm、コネクタはMMCX、CIEM 2pin、qdcタイプが選択できます。


ちなみに、通常は無酸素銅線(OFC)より単結晶銅線(中華OCCなど)のほうが高純度・ハイグレードとして設定されますが、「解説編」などでも記載の通り、中華ケーブルの場合はメーカーや製造地域などによっても品質基準が全く異なるため、あくまで同じ製造元の場合での比較、ていどの参考にしかならない場合があります。例えばHCKあたりのケーブルでも「古河電工製のOFC>>>中華OCC」くらいのグレード差が普通にありますね。有名メーカーのケーブルではOFCで数百ドルクラスの製品も珍しくはありませんので、中華線材のOFCのなかでもこれらのメーカーにOEM/ODMしている線材と低価格ケーブルの線材は全く異なると考えるべきでしょう。つまり、銅線の種類で判別できる要素はある程度の目安でしか無いわけですね。


パッケージは共通の白箱に入って届きます。ホワイトシルバーの線材をクリアブルーの被膜で覆うことで鮮やかなメタリックブルーのカラーリングに仕上げられています。8芯タイプのケーブルのためある程度の太さはありますが、被膜は柔らかく、しっかり編み込んでいるため、取り回しも含め使いやすい印象です。


リケーブル後の音質傾向は質の良い銀メッキ線ケーブルらしい印象。ある意味「本来の銀メッキ線ケーブルの印象」という感じですね。情報量も多く、イヤホンの傾向を活かし各音域をしっかり伝えつつ、中高域~高域は過度に派手になることは無く、しかし透明感や見通しの良さ、イヤホンによっては伸びやかさや音場感が向上します。
低価格の銀メッキ線では粗さを伴ったり、自然ではない変化があったりしますが、より質の高い銀メッキ線ケーブルでは銅線部分は各音域に対し、ノイズや減衰を抑えたニュートラルな伝送を行い、さらに銀メッキ処理を行うことで表皮効果を抑えつつ銀の高周波伝導性により高域を補完し、より伸びやかさを持ったサウンドになります。銀メッキの純度も高ければより音質に良い影響があることが期待できます。60ドル以下で購入できる「TRIPOWIN Seraph」は有名メーカーの100ドルオーバーかそれ以上ののSPC線(銀メッキ銅線)製品に近い印象を実現できていると思います。


ところで、低価格中華ケーブルになれていると「高純度銅線は低域が厚く、銀メッキ線は高域が派手になる」というイメージがあるかも知れません。本来は、銅線自体に低域が厚くなる傾向があるわけではないのですが、低価格の中華ケーブルの場合、ベースとなる銅線自体が純度や組線の関係で、表皮効果や隣接効果を起こしやすく、高域が減衰しやすい場合があります。そして減衰する分を導体の「太さ」で補う、という方法をとるため、相対的に低域が増える、という傾向の製品が増えるわけです。さらに低価格の銅線をベースとした銀メッキ線では、銀メッキによる表皮効果のシールドと高域の強化というメリットはあるものの、やはり銀メッキ自体の純度の問題があったり、そもそもとして銅線部分の減衰を補うマッチポンプ的なアプローチで、結果的に「粗さ」を伴う「派手めの変化」がおこることが増えます。この変化をアレンジとして楽しむのも中華イヤホンの醍醐味ではあるのですが、それはそれ、として解釈しておく必要もあるかもしれませんね。
ちょっと話が横道にそれてしまいましたが(^^;)、「TRIPOWIN Seraph」はカラフルなカラーリングが特徴的ではあるものの、ケーブルとしては非常に使いやすいスタンダードな印象で、数万円クラスの製品も含め幅広くリケーブルに活用できると思います。
中華イヤホンとの組み合わせに限らず、青色系の手頃なケーブルを探している場合は良い選択肢のひとつになるのではと思いますよ。