
こんにちは。今回は「MUSE HIFI M3 II」です。同社の「M3」と同様の金属製のデザインを採用しつつ、全く新しい「MUSE SPACE」と名付けられらデュアルアンプを含めた回路設計と合わせて採用されたデュアル「CS43131」DACにより、オーディオアダプターとしては結構個性的な広がりのある音場感と濃密なサウンドを実現しています。
ちなみに、最近ずっと本業が忙しい関係で合間を縫ってレビューを書いておりますが、個人的に購入してたり依頼だったりがたまるいっぽうで相変わらず途方に暮れております。さて、8月は旅に出るかな(おい
■ 製品の概要について
閑話休題、今回はアンダー200ドルクラスの高性能オーディオアダプター「MUSE HIFI M3 II」です。
「MUSE HiFi」は2022年に中華系メーカーのエンジニアが独立し誕生した新興のポータブルオーディオブランド。私のブログでは最初の製品である14mm平面駆動ドライバー搭載イヤホンの「POWER」を紹介しおり、その後イヤホン製品ではハイブリッドモデルの「ME1」をリリースしています。そして同時にリケーブル製品やオーディオアダプター製品にも注力しており、オーディオアダプターでは「M1」「M1 Smart」「M3」といった製品が同社サイトには掲載されています。
今回の「MUSE HIFI M3 II」は「M3」のアッパーグレードモデル。またAngelearsの同系列のセラー「Angeldac Audio Store」とのコラボモデルでもあります。
「MUSE HIFI M3 II」のDACチップにはCirrus Logic製「CS43131」をデュアルで搭載。ベースとなった「M3」がESS「ES9038Q2M」のシングルだったのに対し、左右独立でよりクリーンかつ高出力のサウンドを実現しています。またアンプは「M3」が同じくESS「ES9603Q」チップだったのに対し、2基の「SIP」アンプモジュールがDACチップと連携することで「MUSE SPACE」と呼ぶ独自のオーディオシステムを構築しています。


「MUSE HIFI M3 II」は32bit/384kHz PCMおよびDSD256のハイレゾオーディオに対応。フルバランス構成を採用し、コネクタは3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス接続が利用可能です。またTHD+Nが -100dB/2Vrms(3.5mm時)、-103dB/4Vrms(4.4mm時)、SNRが125dB/2Vrms(3.5mm時)、130dB/4Vrms(4.4mm時)と高出力ながら非常にクリーンなサウンドを実現しています。
またスイッチの切替により通常モード(LED:白)とハイゲインモード(LED:赤)のモードの切り替えが可能。ほかにDSD音源の再生時にはLEDは自動でグリーンに点灯しDSD再生モードに変更になります。これはCirrus Logic製のDACチップが持っているDSDのネイティブ変換モードを使用する場合に機能するものと思われます。


「MUSE HIFI M3 II」の購入はAliExpressの「Angeldac Audio Store」にて。価格は179ドルです。
AliExpress(Angeldac Audio Store): MUSE HIFI M3 II
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「MUSE HIFI M3 II」のパッケージは小型オーディオアダプター製品としては結構しっかりした印象で箱も少し大きめ。発売記念で先着100オーダーまではクリアスタンドが付属します。


パッケージ内容は、本体、OTGケーブルがUSB Type-C用とLightning用、USB-A変換コネクタ、説明書。この手のオーディオアダプターで最初からLightningケーブルが付属するのは結構珍しいですね。


本体は金属製で59.5mm×29.5mm×15.5mm、50gとしっかりしたサイズ感と重量感があります。寄り軽量コンパクトで、というオーディオアダプターとは真逆の方向性で、より本格的なサウンドでスマートフォンを高音質DAP(デジタルオーディオプレーヤー)化しようといアプローチですね。そのため本体も高級感を感じさせる仕上がりとなっています。


本体にバッテリーは搭載されていませんが、「TOREX」パワーマネジメントシステムを採用し、低消費電力で効率的に出力を確保するための設計が行われています。本体への通電は付属のOTGケーブルで接続し、さらに3.5mmまたは4.4mmコネクタにイヤホンまたはヘッドホンを接続時にONとなる仕様です。


付属ケーブルは本体側USB Type-CのOTGミニケーブルで、USB Type-C用とLightning用の2本が付属。ケーブル部分は高純度銅線と銀メッキ銅線のミックス線ケーブルが採用され透明な樹脂被膜で覆われています。またスマートフォン以外にもPC接続用のUSB-A変換コネクタも付属。


インターフェースはUSB Audio Class 2.0仕様で、対応デバイスはドライバー無しで利用できます。また現時点ではWindows用のASIOドライバーは供給されていませんので、実際にはAndroid/iPhone & iPadおよびMacなどでの利用が向いている製品といえるでしょう。
■ 接続及び操作性について
最近は「FiiO BTR7」のようにオーディオアダプターも専用アプリにより詳細な設定が行える製品が増えていますが、「MUSE HIFI M3 II」については接続するだけの非常にシンプルなタイプです。本体側面のLEDはイヤホンまたはヘッドホンを接続時に点灯しONの状態になります。
LEDの横にあるボタンは押す位置によって左右の「+」「-」と中央のファンクション制御となり、短く押すと左右は音量、中央は「再生/停止」となります。また長押しすることでハイゲインモード(LED:赤色)への切り替えが行えます。音量は接続デバイスの音量に連動するデジタルボリューム仕様となります。
AndroidおよびiPhone/iPadへの接続で「Amazon Music Unlimited」や「Apple Music」などの音楽配信サービスを利用する用途の場合は接続してこれらのボタン操作、またはスマートフォン側の操作ですぐに利用できます。駆動力が必要なヘッドホン製品等の場合は長押しでハイゲインモードに切り替えることで同じボリューム設定でも音量がアップして利用できます。


Macに接続し、「Audirvana」で設定を確認すると32bit/384kHz PCMの仕様を確認出来ます。なお、Macの場合DSDはネイティブ再生可能なものの、転送方式がDoP(DSD over PCM)となるため、最大DSD128(PCM352.8kHzで転送)までの対応となります。もちろんDoPでのDSD再生時も「MUSE HIFI M3 II」のLED表示は「グリーン」になります。


スマートフォンの場合は、利用するアプリ(アプリが搭載するハイレゾ用ドライバー)の違いでDSDモードは変わります。例えばAndroid用の「UAPP(USB Audio Player Pro)」などですね。ただしネイティブモードが設定できるアプリでも不安定なケースもあるため、その場合はDoPモードを選択します。また「UAPP(USB Audio Player Pro)」などの高性能アプリでは自動での「アップサンプリング」や、逆によりダイレクトに転送を行う「ビットパーフェクト」モード等を設定可能です。また「ビットパーフェクト」時は使用できないものの、ソフトウェアボリュームも機能として持っているため、より細かい音量調整をしたいニーズにも対応出来るなど、おそらく「MUSE HIFI M3 II」の音質をより引き出すうえでは最も最適な利用環境といえますね。


なお余談ですが、「MUSE HIFI M3 II」接続時にたまたまインストールしてあった「iBasso UAC」のドライバーも候補として表示されたため、試しに選んでみたところ、完全では無いものの「Apple Music」などの配信系のアプリで再生中に「iBasso UAC」のソフトウェアボリュームを利用することが出来ました。動作を保証するものではありませんが細かい音量調整が使用したい場合は試してみるのも良いかも知れませんね。
■ サウンドインプレッション
「MUSE HIFI M3 II」の音質傾向はCirrus Logic製DACチップらしい中音域に艶感と鮮やかさを持つ印象を感じさせつつ、同社が「MUSE SPACE」と記載している、独特の広がりのある音場感と、より濃く音色を感じさせる密度感があります。外観こそ「M3」の色違い、という感じですが、中身はDACチップなどのデジタル回路よりアンプなどのアナログ部分の独自性をより前面に出した音作りといえそう。
そういった意味では、傾向は全く異なりますがiFi-Audioあたりのアプローチに近いのかもしれませんね。アンプ部分のキャラクターが前面に出ているオーディオアダプターというと、アンプ回路に「THX AAA」を採用している「FiiO BTR7」のメリハリのあるパワフルな音作りが人気ですが、「MUSE HIFI M3 II」は音色としては自然な印象を持ちつつ、より濃く色づけされたような中低域に厚みのある空間表現を楽しめます。
それこそある程度駆動力があるほうが望ましい「MUSE HiFi POWER」などの平面駆動ドライバー搭載のイヤホンなどと相性がよいサウンドです。ヘッドホンの場合もSennheiser「HD6XX」あたりでもハイゲインモードであれば駆動力には問題なくしっかり鳴らしてくれます。


ほかにも、例えばbeyerdynamic「DT 1770 PRO」のようにモニター的な硬質さのある製品でもしっかり鳴らしますが、濃密さを感じる上では明瞭系のサウンドでもHIFIMAN「Edition XS」のような製品のほうがしっくり来るなど、組み合わせる製品によって「MUSE HIFI M3 II」の個性を楽しめるのは興味深いですね。


またノイズ特性も十分に高く、通常モードでは感度の良いイヤホンでもノイズレスで利用できますし、広い音場感からゲームや動画視聴でも臨場感のあるサウンドで楽しめると思います。
■ まとめ
というわけで、「MUSE HIFI M3 II」はオーディオアダプター製品のなかでも、より重厚感を前面に出したサウンドが楽しめるアイテムでした。癖の無いニュートラル方向のサウンドとはちょっと異なりますが、ある程度小型のアダプターで、据置きアンプのような厚みのある重厚感を感じたい場合には最適でしょう。そういった意味ではキレ重視、軽快さを売りにしたイヤホンなどより、「MUSE HiFi POWER」のような濃厚さを特徴とした大口径の平面駆動ドライバー搭載イヤホンや、小型アダプターではどうしても「軽い音」あるいは「薄い音」になってしまうインピーダンス高めのヘッドホンでしっかり聴きたい場合などに最適でしょう。
結構個性強めではありますが、このようなニーズで、かつ既存のオーディオアダプター製品で「ちょっと違う」と感じる方は挑戦してみる価値は結構有るのでは、と思いますよ(^^)。
閑話休題、今回はアンダー200ドルクラスの高性能オーディオアダプター「MUSE HIFI M3 II」です。「MUSE HiFi」は2022年に中華系メーカーのエンジニアが独立し誕生した新興のポータブルオーディオブランド。私のブログでは最初の製品である14mm平面駆動ドライバー搭載イヤホンの「POWER」を紹介しおり、その後イヤホン製品ではハイブリッドモデルの「ME1」をリリースしています。そして同時にリケーブル製品やオーディオアダプター製品にも注力しており、オーディオアダプターでは「M1」「M1 Smart」「M3」といった製品が同社サイトには掲載されています。
今回の「MUSE HIFI M3 II」は「M3」のアッパーグレードモデル。またAngelearsの同系列のセラー「Angeldac Audio Store」とのコラボモデルでもあります。
「MUSE HIFI M3 II」のDACチップにはCirrus Logic製「CS43131」をデュアルで搭載。ベースとなった「M3」がESS「ES9038Q2M」のシングルだったのに対し、左右独立でよりクリーンかつ高出力のサウンドを実現しています。またアンプは「M3」が同じくESS「ES9603Q」チップだったのに対し、2基の「SIP」アンプモジュールがDACチップと連携することで「MUSE SPACE」と呼ぶ独自のオーディオシステムを構築しています。


「MUSE HIFI M3 II」は32bit/384kHz PCMおよびDSD256のハイレゾオーディオに対応。フルバランス構成を採用し、コネクタは3.5mmシングルエンドと4.4mmバランス接続が利用可能です。またTHD+Nが -100dB/2Vrms(3.5mm時)、-103dB/4Vrms(4.4mm時)、SNRが125dB/2Vrms(3.5mm時)、130dB/4Vrms(4.4mm時)と高出力ながら非常にクリーンなサウンドを実現しています。
またスイッチの切替により通常モード(LED:白)とハイゲインモード(LED:赤)のモードの切り替えが可能。ほかにDSD音源の再生時にはLEDは自動でグリーンに点灯しDSD再生モードに変更になります。これはCirrus Logic製のDACチップが持っているDSDのネイティブ変換モードを使用する場合に機能するものと思われます。


「MUSE HIFI M3 II」の購入はAliExpressの「Angeldac Audio Store」にて。価格は179ドルです。
AliExpress(Angeldac Audio Store): MUSE HIFI M3 II
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして Angeldac Audio より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
■ パッケージ構成、製品の外観および内容について
「MUSE HIFI M3 II」のパッケージは小型オーディオアダプター製品としては結構しっかりした印象で箱も少し大きめ。発売記念で先着100オーダーまではクリアスタンドが付属します。


パッケージ内容は、本体、OTGケーブルがUSB Type-C用とLightning用、USB-A変換コネクタ、説明書。この手のオーディオアダプターで最初からLightningケーブルが付属するのは結構珍しいですね。


本体は金属製で59.5mm×29.5mm×15.5mm、50gとしっかりしたサイズ感と重量感があります。寄り軽量コンパクトで、というオーディオアダプターとは真逆の方向性で、より本格的なサウンドでスマートフォンを高音質DAP(デジタルオーディオプレーヤー)化しようといアプローチですね。そのため本体も高級感を感じさせる仕上がりとなっています。


本体にバッテリーは搭載されていませんが、「TOREX」パワーマネジメントシステムを採用し、低消費電力で効率的に出力を確保するための設計が行われています。本体への通電は付属のOTGケーブルで接続し、さらに3.5mmまたは4.4mmコネクタにイヤホンまたはヘッドホンを接続時にONとなる仕様です。


付属ケーブルは本体側USB Type-CのOTGミニケーブルで、USB Type-C用とLightning用の2本が付属。ケーブル部分は高純度銅線と銀メッキ銅線のミックス線ケーブルが採用され透明な樹脂被膜で覆われています。またスマートフォン以外にもPC接続用のUSB-A変換コネクタも付属。


インターフェースはUSB Audio Class 2.0仕様で、対応デバイスはドライバー無しで利用できます。また現時点ではWindows用のASIOドライバーは供給されていませんので、実際にはAndroid/iPhone & iPadおよびMacなどでの利用が向いている製品といえるでしょう。
■ 接続及び操作性について
最近は「FiiO BTR7」のようにオーディオアダプターも専用アプリにより詳細な設定が行える製品が増えていますが、「MUSE HIFI M3 II」については接続するだけの非常にシンプルなタイプです。本体側面のLEDはイヤホンまたはヘッドホンを接続時に点灯しONの状態になります。
LEDの横にあるボタンは押す位置によって左右の「+」「-」と中央のファンクション制御となり、短く押すと左右は音量、中央は「再生/停止」となります。また長押しすることでハイゲインモード(LED:赤色)への切り替えが行えます。音量は接続デバイスの音量に連動するデジタルボリューム仕様となります。
AndroidおよびiPhone/iPadへの接続で「Amazon Music Unlimited」や「Apple Music」などの音楽配信サービスを利用する用途の場合は接続してこれらのボタン操作、またはスマートフォン側の操作ですぐに利用できます。駆動力が必要なヘッドホン製品等の場合は長押しでハイゲインモードに切り替えることで同じボリューム設定でも音量がアップして利用できます。


Macに接続し、「Audirvana」で設定を確認すると32bit/384kHz PCMの仕様を確認出来ます。なお、Macの場合DSDはネイティブ再生可能なものの、転送方式がDoP(DSD over PCM)となるため、最大DSD128(PCM352.8kHzで転送)までの対応となります。もちろんDoPでのDSD再生時も「MUSE HIFI M3 II」のLED表示は「グリーン」になります。


スマートフォンの場合は、利用するアプリ(アプリが搭載するハイレゾ用ドライバー)の違いでDSDモードは変わります。例えばAndroid用の「UAPP(USB Audio Player Pro)」などですね。ただしネイティブモードが設定できるアプリでも不安定なケースもあるため、その場合はDoPモードを選択します。また「UAPP(USB Audio Player Pro)」などの高性能アプリでは自動での「アップサンプリング」や、逆によりダイレクトに転送を行う「ビットパーフェクト」モード等を設定可能です。また「ビットパーフェクト」時は使用できないものの、ソフトウェアボリュームも機能として持っているため、より細かい音量調整をしたいニーズにも対応出来るなど、おそらく「MUSE HIFI M3 II」の音質をより引き出すうえでは最も最適な利用環境といえますね。


なお余談ですが、「MUSE HIFI M3 II」接続時にたまたまインストールしてあった「iBasso UAC」のドライバーも候補として表示されたため、試しに選んでみたところ、完全では無いものの「Apple Music」などの配信系のアプリで再生中に「iBasso UAC」のソフトウェアボリュームを利用することが出来ました。動作を保証するものではありませんが細かい音量調整が使用したい場合は試してみるのも良いかも知れませんね。
■ サウンドインプレッション
「MUSE HIFI M3 II」の音質傾向はCirrus Logic製DACチップらしい中音域に艶感と鮮やかさを持つ印象を感じさせつつ、同社が「MUSE SPACE」と記載している、独特の広がりのある音場感と、より濃く音色を感じさせる密度感があります。外観こそ「M3」の色違い、という感じですが、中身はDACチップなどのデジタル回路よりアンプなどのアナログ部分の独自性をより前面に出した音作りといえそう。そういった意味では、傾向は全く異なりますがiFi-Audioあたりのアプローチに近いのかもしれませんね。アンプ部分のキャラクターが前面に出ているオーディオアダプターというと、アンプ回路に「THX AAA」を採用している「FiiO BTR7」のメリハリのあるパワフルな音作りが人気ですが、「MUSE HIFI M3 II」は音色としては自然な印象を持ちつつ、より濃く色づけされたような中低域に厚みのある空間表現を楽しめます。
それこそある程度駆動力があるほうが望ましい「MUSE HiFi POWER」などの平面駆動ドライバー搭載のイヤホンなどと相性がよいサウンドです。ヘッドホンの場合もSennheiser「HD6XX」あたりでもハイゲインモードであれば駆動力には問題なくしっかり鳴らしてくれます。


ほかにも、例えばbeyerdynamic「DT 1770 PRO」のようにモニター的な硬質さのある製品でもしっかり鳴らしますが、濃密さを感じる上では明瞭系のサウンドでもHIFIMAN「Edition XS」のような製品のほうがしっくり来るなど、組み合わせる製品によって「MUSE HIFI M3 II」の個性を楽しめるのは興味深いですね。


またノイズ特性も十分に高く、通常モードでは感度の良いイヤホンでもノイズレスで利用できますし、広い音場感からゲームや動画視聴でも臨場感のあるサウンドで楽しめると思います。
■ まとめ
というわけで、「MUSE HIFI M3 II」はオーディオアダプター製品のなかでも、より重厚感を前面に出したサウンドが楽しめるアイテムでした。癖の無いニュートラル方向のサウンドとはちょっと異なりますが、ある程度小型のアダプターで、据置きアンプのような厚みのある重厚感を感じたい場合には最適でしょう。そういった意味ではキレ重視、軽快さを売りにしたイヤホンなどより、「MUSE HiFi POWER」のような濃厚さを特徴とした大口径の平面駆動ドライバー搭載イヤホンや、小型アダプターではどうしても「軽い音」あるいは「薄い音」になってしまうインピーダンス高めのヘッドホンでしっかり聴きたい場合などに最適でしょう。結構個性強めではありますが、このようなニーズで、かつ既存のオーディオアダプター製品で「ちょっと違う」と感じる方は挑戦してみる価値は結構有るのでは、と思いますよ(^^)。