
こんにちは。今回は 「NICEHCK DragonScale」と「NICEHCK DualDragon」です。HCKのハイグレードな重量級ケーブルですね。昨年から限定数販売を続け高い評価を得ている「NICEHCK DragonScale」と、「アース付きプラグ付き」で圧倒的な解像感を実現する「NICEHCK DualDragon」と、どちらも「いかにもHCK」という感じの個性的な製品ですね。
多くの個性的なハイグレードイヤホンケーブルがすっかり定着したHCKですが、最近はアマゾンにはあまり出さすにAliExpressで限定販売することで大幅なディスカウントを可能にしています。
→ 過去記事(一覧): NICEHCK製ケーブル製品のレビュー
「NICEHCK DragonScale」「NICEHCK DualDragon」の購入はAliExpressの「NiceHCK Audio Store」にて。限定数があるため売り切れの可能性もあります。AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。また、HCKのTwitterアカウント(@hckexin)では新製品情報や「割引コード」などがツイートされている場合がありますので、購入を検討される方は事前に最新のツイートを確認しておくことをお勧めします。


NICEHCKのフラグシップ級ケーブルの中でも特に重量級ともいえるケーブルが「NICEHCK DragonScale」で、7N OCC高純度単結晶銅線とパラジウム銀合金のミックス線ケーブルです。最初にリリースされたのは約1年ほど前ですが当初は僅かな限定数で即完売となっていました。その後材料調達及び生産体制がある程度確保され、現在も限定販売の状態ではあるものの購入可能になってきています。


そのため、コネクタはMMCXと2pin、プラグは3.5mmおよび4.4mm、2.5mmがラインナップされていますが、購入可能かどうかはHCKのツイートを確認いただき入荷情報が掲載された時点で購入するのが良いでしょう。私は昨年の8月頃に入手していますので、現在は付属ケース等が異なる可能性があります。


ケーブルは布張りの左右それぞれ2芯、合計4芯のケーブルを硬いカバーで覆っており、屋外で気軽に使えるような印象ではありません。ここぞ、というイヤホンと組み合わせて部屋でじっくり聴くのに最適なケーブルと言えるでしょう。当初価格は400ドルオーバーの価格設定を付けていましたが、確かに数万円~10万円クラスのケーブルと比較できるようなグレードで、他の中華ケーブルとは一線を画していますね。


「NICEHCK DragonScale」へのリケーブル後の傾向はイヤホンのポテンシャルを引き出す系の最高峰、といった印象。圧倒的な情報量を持ちつつ、過度に派手になったりメリハリが強くなることはなく、あくまで自然なバランスで鳴らしてくれます。自然な傾向と高い情報量と分離感により音場感が驚くほど拡大され、立体的かつ実在的な空間表現を楽しむことが出来ます。10万円越えのハイグレードなイヤホンと組み合わせても十分に堪能できる実力がありますが、最近の解像度の高い低価格ハイブリッドでも結構音場の広がりを楽しめるなど、使い勝手や取り回しの要素を含めても、実売150ドル以下で購入できるケーブルとしてはトップクラスに優れたケーブルと言えるでしょう。ただあくまで傾向を維持しつつポテンシャルを活かすケーブルですので、特定の音域やメリハリを強めたいなどの用途には合いません。お気に入りの高音質イヤホンのグレードアップに検討するのにお勧めです。


「DragonScale」もかなり個性的なケーブルでしたが、さらに特殊性が高いハイグレードケーブルとしてリリースされたのが「NICEHCK DualDragon」です。より高純度の8N OCC高純度単結晶銅線と、CVDグラフェン微小合金のミックス線ケーブルです。グラフェンは六角格子状の結晶構造を持つ炭素膜ですが、CVD(Chemical Vapor Deposition)は熱やプラズマを用いて均一に成膜するのに最適な手法され、より高品質なグラフェンコーティングが施されている、という認識で良いと思われます。そして線材にはマイクロアロイ(微小合金)を使用。マイクロアロイは微量で大きな効果が得られるパラジウムなどの材料を含めた合金線で、「DragonScale」のパラジウム合金線や、「Maple」などの希少土類合金線とそれぞれ傾向に違いはありそうですが同じ系統の線材と思われます。

そして、使用している線材以上に特徴的なのが、3.5mmのアースプラグが付いた仕様(166.66ドル)で、4.4mmおよび2.5mmのバランス線コネクタとさらに3.5mmのプラグが付属した外観はかなり特徴的ですね。なお、現在はアースプラグ無しの通常モデル(159ドル~161.66ドル)も選択可能です。


「NICEHCK DualDragon」の線材は青色の布被膜で覆われており左右それぞれ2芯、合計4芯のケーブル。ケーブルは硬いカバーで覆われており、金属部品の形状および特徴的なアースプラグを除いては外観上は太さ、硬さとも「DragonScale」と非常によく似ています。そのため同様に取り回しはあまり良くないため屋内でじっくり使うケーブルと言えるでしょう。また「DragonScale」と「NICEHCK DualDragon」双方にいえることですが、硬い本体部分はイヤホンによってはタッチノイズを感じやすくなる傾向もあり、やはり屋内用、という感じですね。


「NICEHCK DualDragon」の音質傾向は「DragonScale」のように多く情報量でイヤホンのポテンシャルを引き出す傾向は踏襲しているものの、よりクリアで透明感が高く、解像感に全振りしたような印象もあります。アースプラグは基本バランスとアンバランス両方が使用できるDAP等で使用できますが、両方にプラグすると音を出さないように回路設計されている製品では使用できません。その場合はバランスプラグのみに接続して使用します。
アースプラグが使用できるDAPやアンプで使用すると、さらに澄み切ったような透明感が感じられ、1音1音の解像感がより際立つ印象となります。バランスが良く、定位感の良いイヤホンと組み合わせて、それぞれの演奏のディテールや質感をじっくり味合うと思わず「耳が嬉しくなる」感じになります。かなり特殊なケーブルで用途も限られますが、気になった方は是非とも挑戦してみてくださいね。
→ 過去記事(一覧): NICEHCK製ケーブル製品のレビュー
「NICEHCK DragonScale」「NICEHCK DualDragon」の購入はAliExpressの「NiceHCK Audio Store」にて。限定数があるため売り切れの可能性もあります。AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。また、HCKのTwitterアカウント(@hckexin)では新製品情報や「割引コード」などがツイートされている場合がありますので、購入を検討される方は事前に最新のツイートを確認しておくことをお勧めします。
免責事項:
本レビューではレビューサンプルとして HCK Earphones より製品を提供いただきました。機会を提供してくださったことに感謝します。ただし本レビューに対して金銭的やりとりは一切無く、レビュー内容が他の手段で影響されることはありません。以下の記載内容はすべて私自身の感想によるものとなります。
[NICEHCK DragonScale] 7N OCC+パラジウム銀メッキ合金線ケーブル (ダークブルー)
NiceHCK DragonScale 7N OCC+ Palladium Silver Alloy Mixed Earphone Cable 3.5/2.5/4.4mm MMCX/2Pin
【CIEM 2pin】【MMCX】【N5005】【3.5mm】【4.4mm】【2.5mm】
【CIEM 2pin】【MMCX】【N5005】【3.5mm】【4.4mm】【2.5mm】


NICEHCKのフラグシップ級ケーブルの中でも特に重量級ともいえるケーブルが「NICEHCK DragonScale」で、7N OCC高純度単結晶銅線とパラジウム銀合金のミックス線ケーブルです。最初にリリースされたのは約1年ほど前ですが当初は僅かな限定数で即完売となっていました。その後材料調達及び生産体制がある程度確保され、現在も限定販売の状態ではあるものの購入可能になってきています。


そのため、コネクタはMMCXと2pin、プラグは3.5mmおよび4.4mm、2.5mmがラインナップされていますが、購入可能かどうかはHCKのツイートを確認いただき入荷情報が掲載された時点で購入するのが良いでしょう。私は昨年の8月頃に入手していますので、現在は付属ケース等が異なる可能性があります。


ケーブルは布張りの左右それぞれ2芯、合計4芯のケーブルを硬いカバーで覆っており、屋外で気軽に使えるような印象ではありません。ここぞ、というイヤホンと組み合わせて部屋でじっくり聴くのに最適なケーブルと言えるでしょう。当初価格は400ドルオーバーの価格設定を付けていましたが、確かに数万円~10万円クラスのケーブルと比較できるようなグレードで、他の中華ケーブルとは一線を画していますね。


「NICEHCK DragonScale」へのリケーブル後の傾向はイヤホンのポテンシャルを引き出す系の最高峰、といった印象。圧倒的な情報量を持ちつつ、過度に派手になったりメリハリが強くなることはなく、あくまで自然なバランスで鳴らしてくれます。自然な傾向と高い情報量と分離感により音場感が驚くほど拡大され、立体的かつ実在的な空間表現を楽しむことが出来ます。10万円越えのハイグレードなイヤホンと組み合わせても十分に堪能できる実力がありますが、最近の解像度の高い低価格ハイブリッドでも結構音場の広がりを楽しめるなど、使い勝手や取り回しの要素を含めても、実売150ドル以下で購入できるケーブルとしてはトップクラスに優れたケーブルと言えるでしょう。ただあくまで傾向を維持しつつポテンシャルを活かすケーブルですので、特定の音域やメリハリを強めたいなどの用途には合いません。お気に入りの高音質イヤホンのグレードアップに検討するのにお勧めです。
[NICEHCK DualDragon] 8N OCC+CVDグラフェン微小合金ケーブル (ダークブラウン)
NiceHCK DualDragon 8N OCC+Microalloy CVD Graphene Flagship HiFi Earphone Cable 4.4mm 3.5 Dual Plugs MMCX 2Pin
【CIEM 2pin】【MMCX】【3.5mm】【4.4mm】【2.5mm】【Dual】【Single】


「DragonScale」もかなり個性的なケーブルでしたが、さらに特殊性が高いハイグレードケーブルとしてリリースされたのが「NICEHCK DualDragon」です。より高純度の8N OCC高純度単結晶銅線と、CVDグラフェン微小合金のミックス線ケーブルです。グラフェンは六角格子状の結晶構造を持つ炭素膜ですが、CVD(Chemical Vapor Deposition)は熱やプラズマを用いて均一に成膜するのに最適な手法され、より高品質なグラフェンコーティングが施されている、という認識で良いと思われます。そして線材にはマイクロアロイ(微小合金)を使用。マイクロアロイは微量で大きな効果が得られるパラジウムなどの材料を含めた合金線で、「DragonScale」のパラジウム合金線や、「Maple」などの希少土類合金線とそれぞれ傾向に違いはありそうですが同じ系統の線材と思われます。


そして、使用している線材以上に特徴的なのが、3.5mmのアースプラグが付いた仕様(166.66ドル)で、4.4mmおよび2.5mmのバランス線コネクタとさらに3.5mmのプラグが付属した外観はかなり特徴的ですね。なお、現在はアースプラグ無しの通常モデル(159ドル~161.66ドル)も選択可能です。


「NICEHCK DualDragon」の線材は青色の布被膜で覆われており左右それぞれ2芯、合計4芯のケーブル。ケーブルは硬いカバーで覆われており、金属部品の形状および特徴的なアースプラグを除いては外観上は太さ、硬さとも「DragonScale」と非常によく似ています。そのため同様に取り回しはあまり良くないため屋内でじっくり使うケーブルと言えるでしょう。また「DragonScale」と「NICEHCK DualDragon」双方にいえることですが、硬い本体部分はイヤホンによってはタッチノイズを感じやすくなる傾向もあり、やはり屋内用、という感じですね。


「NICEHCK DualDragon」の音質傾向は「DragonScale」のように多く情報量でイヤホンのポテンシャルを引き出す傾向は踏襲しているものの、よりクリアで透明感が高く、解像感に全振りしたような印象もあります。アースプラグは基本バランスとアンバランス両方が使用できるDAP等で使用できますが、両方にプラグすると音を出さないように回路設計されている製品では使用できません。その場合はバランスプラグのみに接続して使用します。
アースプラグが使用できるDAPやアンプで使用すると、さらに澄み切ったような透明感が感じられ、1音1音の解像感がより際立つ印象となります。バランスが良く、定位感の良いイヤホンと組み合わせて、それぞれの演奏のディテールや質感をじっくり味合うと思わず「耳が嬉しくなる」感じになります。かなり特殊なケーブルで用途も限られますが、気になった方は是非とも挑戦してみてくださいね。