EDIFIER WH950NB

こんにちは。今回は 「EDIFIER WH950NB」です。LDACコーデック対応、高性能なANC機能などを搭載したワイヤレスヘッドホンのハイグレードモデルになります。2023年2月2日より発売となった最新モデルですね。ANC(アクティブノイズキャンセリング)機能は非常に強力で、LDACによる安定したハイレゾ接続と併せてEDIFIERらしい聴きやすいサウンドを維持しつつクリアな高音質を実現しています。

■ 製品の概要について

「EDIFIER」は中国発の大手オーディオブランドで、かつてはブックシェルフタイプのスピーカー製品で、最近はワイヤレスオーディオ分野での様々な製品で幅広い実績と人気を集めるグローバルなメーカーとして有名です。日本市場においても高性能・高音質なワイヤレスイヤホンおよびヘッドホンなどの製品を相次いでリリースしており高い評価を獲得しています。

今回の「EDIFIER WH950NB」はハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能やワイヤレスでハイレゾ再生を可能にするLDACコーデックの対応など、ワイヤレスヘッドホンとして様々な利用シーンでの音質面を強化したハイグレードモデルです。ヘッドホン本体も柔らかい上質なプロテインレザーと低反発素材のイヤーパッドを使用しています。 綿のように柔らかく、快適で周囲の騒音から隔離されます。またイヤーパッド部は回転式で高いフィット感を与えるとともに折りたたんでコンパクトに収納することもできます。
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EDIFIER WH950NB」は最新の Bluetooth 5.3を搭載し、安定性と接続範囲の広さやデータ転送速度も大幅にアップします。またAndroid向け「Google Fast Pair」にも対応します。またマルチポイント接続にも対応。PCとスマートフォンなど別々のデバイスに接続しデバイス間のスムーズな切り替えができます。
ドライバーには40mmチタンプレーティング複合振動板ドライバーを搭載。より深く力強い低域と滑らかな中音域、ハイレゾ対応の高音域により細部までクリアで充実したサウンドを実現。「EDIFIER WH950NB」は「ハイレゾ ワイヤレス」認定およびLDACコーデックに対応し対応し、ワイヤレスでも高品質、ハイレゾ対応の高解像度サウンド、クリアで繊細なサウンドを実現します。
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そして「EDIFIER WH950NB」には強力なハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載。ON/OFF、そして外音取込みのほか、「Edifier Connect」アプリを使用することで、「ディープ ノイズ リダクション」「低ノイズリダクション」「外音取り込み」「防風ノイズ」の4つのモードを簡単に切り替えることが可能です。
「Edifier Connect」アプリはさらに聴力保護設定や「音楽モード」「ゲームモード」「シアターモード」の切替やイコライザ(EQ)など様々な詳細設定に対応します。
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そして「EDIFIER WH950NB」は最長55時間の長時間再生に対応。ANCモード時でも34時間の再生ができます。急速充電にも対応し、7分間充電で10時間使用が可能です。カラーバリエーションは「ブラック」と「ホワイト」の2色が選択可能です。
EDIFIER WH950NB」の購入はアマゾンまたは楽天の直販サイトなどにて。価格は25,999円です。
Amazon.co.jp(EDIFIER JAPAN直営店): EDIFIER WH950NB
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■ パッケージ内容及び機能について

今回届いたのは「EDIFIER WH950NB」のブラックモデル。製品カラーに合わせて黒を基調としたパッケージ。裏面および側面にも製品のグラフィックや機能が記載されています。
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パッケージの中には本体をすっぽりと収納できるハードケースが現れ、そのなかに本体およ付属品が収納されています。パッケージ内容は本体、アナログ再生用ケーブル、充電用USBケーブル、航空機用変換アダプター、説明書など。ワイヤレスヘッドホンとして多機能なモデルですが、同時に有線での再生にも対応しています。
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本体は樹脂パーツと金属パーツの組み合わせにより使いやすさと耐久性をうまく両立しています。プロテインレザーで覆われた低反発素材のヘッドバンドやイヤーパッドもソフトでしっかり耳を覆いホールドしつつ長時間のリスニングでも痛くならない配慮があります。実用的な印象で高級感はそれなりですが個人的にはスッキリしたデザインで良いと思います。

EDIFIER WH950NBあと地味なポイントですが付属するヘッドホンケースはシンプルな楕円形で上部もフラットな形状のため、置いておいてもさほど邪魔にならない、というのが個人的には気に入っています。ヘッドホンケースはヘッドホンに併せた形状のものが多く、日常的に使うにしても、入れて保管しておくにしてもどうにも置き場所に困る、というのがちょっとした悩みだったりするので、こういうケースは大歓迎です。本体はこの比較的コンパクトなケースにすっぽり収納できるように折りたたむことができ、回転するイヤーパッド部分も非常に滑らかに回せます。私は結構頭部が大きい方で装着出来ないヘッドホンもたまにあるのですが(汗)、「EDIFIER WH950NB」は特に問題なくしっかり装着出来ました。

本体の右側下部には電源/実行ボと音量ボタン、マルチファンクション(M)ボタンと充電用USB Type-Cポートが配置され、左側にはステレオ出力用のコネクタがあります。細かい操作はアプリで行いますが、電源のON/OFF、音量、およびANCモードなどの変更はこれらのボタン操作でも対応出来ます。アプリが使用できない専用プレーヤーやPC/Macなどでペアリングした場合もボタンで一通りの操作が可能です。
EDIFIER WH950NBEDIFIER WH950NB

その他、「EDIFIER WH950NB」の主要な機能は次の通りです。

BluetoothV5.3
ドライバー40mm チタンコーティング
複合振動板ダイナミック
ドライバー
コーデックLDAC / (AAC) / SBC
周波数帯域20Hz - 40kHz
感度91dB±3dB (SPL)
アプリ「Edifier Connect」アプリ
ANC4モードのANC対応。
(Deep / 低ノイズ / 防風
外音取込み)
ENC4マイク
通話ノイズリダクション
モード音楽モード
ゲームモード(80ms低遅延)
シアターモード
接続マルチポイント対応
Google Fast Pair対応
詳細設定シャットダウンタイマー
聴力保護設定
再生時間ANC OFF: 最長55時間
/ ANC ON: 37時間
充電時間フル充電: 1.5時間 
(7分間充電で10時間再生)
本体重量約296g


■ 接続コーデックおよび専用アプリについて

EDIFIER WH950NB」は有線で「ハイレゾオーディオ」、ワイヤレスで「ハイレゾワイヤレス」に準拠しており、対応するAndroidデバイス等では「LDAC」コーデックで接続可能になります。「Google Fast Pair」に対応しているので、特にAndroidデバイスでは簡単にペアリングできますね。ただ今回届いた製品では開封直後に接続した際は「AAC」コーデックで接続となり、「LDAC」コーデックで接続するためには「Edifier Connect」アプリでの設定変更が必要でした。この設定については後述します。「LDAC」コーデックで接続後は、24bit/96kHz、または32bit/96kHzでの再生が可能です。
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スマートフォンの開発オプションで詳細を確認すると、仕様としては「LDAC」と「SBC」のコーデックに対応ということですが、他にも「AAC」コーデックにも対応していることが改めて確認出来ます(まあ初期設定で「AAC」コーデックで接続している時点で対応しているのは明らかですね)。
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サンプリングレートおよびビット数は「LDAC」規格通り、最大「96kHz」、「32bit」になっています。AndroidのSRCの上限により通常のアプリでは24bit/96kHzでの再生になると思います。またビットレートは音声品質を「自動」にしているので「ベストエフォート(アダプティブビットレート)」になっています。
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そして、「EDIFIER WH950NB」では「LDAC」を有効にして、その他の機能を設定する上でも「Edifier Connect」アプリは必須といえるでしょう。アプリをインストールしアカウントを作成、ログインまでの作業を行った上で接続すると自動的に「EDIFIER WH950NB」が認識されます。アプリの画面ではANCモードがアイコンで表示されており、「高ノイズキャンセル」「低ノイズキャンセル」「風切り音カット」「外音取込み(アンビエントサウンド)」「ANC OFF」が簡単に切替えられます。
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そして「LDAC」コーデックを有効にするためには、アプリの画面の右上の「設定」アイコンをタップし、「LDAC」の項目を選択し、「96Kサンプリングレート」または「48K/44.1Kサンプリングレート」を選択します。しかし、ここでLDACを有効にするためには「Dual-Device Connection」をOFFにする必要があるというメッセージが出ます。つまり、「LDAC」コーデック接続時は「マルチポイント接続」が使用できない、という仕様であることがわかります。
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同じく「設定」画面にある「Dual-Device Connection」で「Connect to two devices」をOFFにすることで「LDAC」は有効にすることができました。この辺は今後のファームウェアで改善される可能性もありますが、ちょっと分かりにくいかもですね。「設定」メニューではほかにも「聴覚保護」や「シャットダウンタイマー」の設定などが可能です。

また、「Edifier Connect」アプリでは「ANC」モードの切替えや詳細設定のほか、横にスライドすることで「サウンドエフェクト(イコライザ)」および「シーンモード」の変更が出来ます。「Edifier Connect」のイコライザはプリセットの「クラシック」と「ダイナミック」とカスタマイズ可能な「オーディオファン」に分かれますが、直感的なイコライザとより詳細の設定が可能な「Q factor」と「Frequency」が用意されており、使いこなすとかなり細かい調整ができます。
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シーンモードには通常の「Music Mode」のほか80msの低遅延モードの「Game Mode」、疑似サラウンドを演出する「Theater Mode」が選択できます。なお、「サウンドエフェクト」および「シーンモード」「ANC設定」はステータスバーにもコンパクトに表示されるため、アプリ画面に行かなくても手軽に変更が可能です。


■ 接続性およびANC機能について

EDIFIER WH950NB」のペアリング時の初期モードは「高ノイズキャンセル」、シーンは「Music Mode」でサウンドエフェクトは「クラッシック」の状態になります。ANC機能はかなり優秀で完全な無音とまではいかないものの、かなり周辺の環境ノイズを消してくれます。モードを「低ノイズキャンセル」「OFF」と切替えることで、それぞれのモードの違いに驚きますね。またANCモードの強弱を切替えられるのも便利ですね。「EDIFIER WH950NB」のANCは非常に強力なため、使用する環境にもよりますが、ONとOFFの中間が欲しい、というときもあるんですよね。確かに。
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もちろん、ANCモードが有効の場合も「LDAC」コーデックで24bit/96kHzの接続は正常に行われており、「Amazon Music」のUltraHDの再生時でも96kでヘッドホンに接続できているのが確認出来ています。
また、屋外での利用でも「LDAC」の96Kモードの接続性はかなり良好で、混雑した場所でも安定したリスニングができました。やはりイヤホンとはアンテナの大きさも電波強度も全く違うと思いますので安定性の違いは明白ですね。そして、屋外では「風切り音カット」のモードも結構有効です。冬の東京は乾いた風が冷たい・・・ウチの奥さんもオーバーイヤーのヘッドホンを耳周りの防寒に使ってましたが、「EDIFIER WH950NB」のソフトな耳当たりは柔らかく快適で、さらに高周波の風の音もしっかり消してくれるためなかなか使いやすいと思いました。


■ サウンドインプレッション

EDIFIER WH950NBEDIFIER WH950NB」の音質傾向はやや中低域寄りのU字バランス。最近のEDIFIERらしい、オールラウンドに聴きやすくまとめられたチューニングです。また音色はニュートラルで癖が無くドライバーのポテンシャルも十分に高いため、イコライザで高域を伸ばしても破綻せず綺麗に鳴ってくれます。特に「高ノイズキャンセル」モードでは見通しが良くクリアで、ダイナミックレンジがより広く感じるため、より心地よくリスニングができるのではと思います。ただし、オーディオケーブルで接続した場合は再生環境にもよりますが、ワイヤレスでの良さが失われ、ちょっと籠もりがちの音になってしまうようです。有線接続はオマケ程度に思った方が良いかもですね。
ちなみに、「EDIFIER WH950NB」はスペック的や付属品などを見てもソニーの某有名モデルを強く意識しているのは明らかですが、ソニーが得意とするAIなどのインテリジェントな機能はありませんがANCモードは同等以上に強力で、LDACによる再生は非常に安定しています。また個人的にはアプリも細かいモード設定程度とサウンドチューニングが実質イコライザーの操作くらい、というシンプルな「EDIFIER WH950NB」のほうが好感が持てたりします。

EDIFIER WH950NB」の高域は「クラシック」モードではやや大人しく控えめになります。しかし以前レビューした同社の「WH500」のようにちょっと後ろに下がることは無く、ニュートラルな質感で十分な解像感も感じられます。特に「高ノイズキャンセル」モード時はかなり透明感が高く、刺激を抑えた聴きやすいサウンドながらあまり不満を感じない質感を持っています。伸びやかで明瞭な高域の方が好みですが、これはこれでアリだな、という気がします。あんまり派手にしてもむしろ良さが損なわれるような気がするため、私自身はイコライザでは1dB~2dB程度の若干のプラスで聴いています。

EDIFIER WH950NB中音域は曲によって若干凹むもののボーカル域にフォーカスが当たっている「U字っぽい」印象。EDIFIERらしい柔らかく自然なサウンドで、ボーカルは比較的近くで定位します。やや中低域寄りですが全体としては癖の無い印象で適度に温かく穏やかな印象です。ただし、ノイズキャンセルをOFFにすると解像感や抜け感が一気に下がる感じがします。それでも有線接続の場合の籠もった感じまではならないですが、特に見通しの良さや輪郭の明瞭さという点では静かな屋内でもノイズキャンセルはしっかりONにした方が良いと思います。「それってヘッドホン本来のサウンドじゃ無くてデジタルエフェクトされた人工的な音じゃ無いの?」というツッコミがありそうですが、ワイヤレス製品ってそもそもそういうものじゃいかな?という意味で、快適なリスニングができれば万事オッケーかな、という感想です。中音域についてはイコライザーは特に変更せず聴いています。

低域は厚みのある音を鳴らします。ミッドベースは特に膨らむこと無く、アタックも比較的早くエネルギーがあります。やはりノイズキャンセルを有効にすることで重低音もより深く、沈み込みもしっかりと聴くことができるため、快適感があります。臨場感のあるサウンドという点では非常に良いといえるでしょう。個人的にはイコライザーは変更しないか、もう少し中高域の抜け感をスッキリさせたい場合は2dB程度下げるほうが好みかもです。


■ まとめ

EDIFIER WH950NBというわけで、「EDIFIER WH950NB」は、いかにもEDIFIERらしいハイグレードモデルだな、という印象を持ちました。ピュアオーディオ的なアプローチや、モニター的なサウンドを好まれる方には本来合わない製品だと思いますが、そういったヘッドホンやイヤホンを愛用している方でも、その聴き心地の良さで「これはこれでアリだな」と思わせる説得力がありそうです。これって、どっかで体験したなぁ、と思ったら、競合するソニーのXMモデルのアプローチと似てますね。音作りの成熟度や経験値みたいな部分ではさすがソニー、という印象の差はありそうですが、EDIFIERもANCなどのデジタル処理でなら同じ土俵でも結構勝負できるぜ、みたいなところを見せてくれた感があります。「EDIFIER WH950NB」はWH-1000XM4と比べてもキャンペーン価格なら半額以下で買えるわけですし、個人的には「この手のワイヤレス製品ならこれで十分楽しめるのでは」と感じました。ちょといい音を楽しみたいライトユーザーはもちろん、マニアでも結構楽しめるワイヤレスヘッドホンだと思いますよ(^^)。


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