
こんにちは。今回は 「ikko ITM02」ポータブルDAC です。10月21日に国内販売を開始した、非常にコンパクトでシンプルなデザインが特徴のオーディオアダプターですね。DACチップにAKM製「AK4377」を採用し、最大32bit/384kHz、DSD128に対応のハイレゾ再生に対応。またSNR:120dB、THD+N:0.0004%と非常にノイズが少ない高音質・高出力設計を実現しています。
■ 製品の概要について
中華ブランドのなかでもイヤホン製品およびオーディオ関連製品で結構独自のポジションを構築しつつある「ikko Audio」ですが、今回紹介する「ikko ITM02」はシンプルで幅広い層に受け入れられるデザイン性に注力したモデルです。イヤホンが中心のブランドのなかで主にスマートデバイス向けのオーディオアダプターやDAC製品を開発・リリースするというアプローチは同社が結構先駆けという印象があります。それだけにこれまでも様々な製品をリリースしており、ブラッシュアップしながら他社との棲み分けが結構ニッチなアプローチが興味深いですね(^^)。


「ikko ITM02」はDACチップにAKM製のヘッドフォンアンプ内蔵DAC「AK4377」を採用。最大32bit/384kHz、DSD128に対応のハイレゾ対応およびSNRが120dB、THD+Nが-108dBと非常にノイズが少ない高音質・高出力設計を実現しています。


本体にはUSB Type-Cポートを搭載しており、付属するUSB Type-C(OTG)ケーブルおよびLightningケーブルを切替えて使用できます。これにより、AndroidおよびiPhoneの両方に標準で対応し、またWindows PC、Macへの接続、そして各種ゲーム機での利用も可能になっています(なお各ゲーム機メーカーのライセンス製品ではありません)。


出力は3.5mmステレオ(シングルエンド)で、出力は最大70mW/32Ωに対応します。本体は軽量なアルミ合金を使用しており、汚れにくい梨地のマット塗装でシンプルなホワイトカラーに仕上げられています。
「ikko ITM02」の購入は各専門店またはアマゾン等のIC-CONNECT直営店にて。
アマゾンでの国内正規品の価格は8,900円です。
Amazon.co.jp(IC-CONNECT直営店): ikko ITM02
■ パッケージ内容について
シンプルなデザインが特徴の「ikko ITM02」ですが、パッケージも段ボールに製品情報をプリントしたおしゃれ系なパッケージです。内容は本体と2種類の接続ケーブル、説明書、保証カードなど。




「ikko ITM02」の本体はアルミ合金製のシンプルなデザイン。外観上の機能もかなり絞っており、ボタンなどは無く、プレーヤー側に繋いで使うだけの簡単操作です。付属のケーブルはType-CとLightningの2種類で「ikko ITM02」の本体接続側はUSB-Type-Cを採用。こちらも専用コネクタを使用する「ITM01」より分かりやすい設計になっていますね。


本体サイズは39mm×17mm×9mmで重量9gというコンパクトサイズ。オーディオアダプターのなかでも相当に軽量ですね。「ITM01」と比較しても非常にコンパクトなことがわかります。


「ikko ITM02」では「ITM01」にあった3種類のモード設定や、ボリューム、ゲインといった操作も一切ありません。余計な操作を排しとにかくシンプルに、わかりやすく、というコンセプトが伺えます。
また、本体のLEDは接続時には点灯せず、出力フォーマットを検知して点灯する仕様。点灯するカラーはPCMではブルー、DSDはレッドの2種類で「ITM01」のように再生周波数ごとにカラーが変わることはありません。
この辺もストリーミング時代の音質特化というか、ストリーミングで聴いている人は再生周波数なんて気にしないだろう、みたいな、なかなかの潔さですね。実際、ロスレスか、ハイレゾかというのはスマートフォン側のアプリの画面でわかることですし、それほど重要ではないのかもしれませんね。
なお3.5mmステレオ端子はTRS(3極)仕様のため、マイクリモコン付き4極プラグを使用した場合も通常のステレオとして認識します(マイクおよびリモコンは利用できません)。この辺は統合チップセットを使用している以上仕方なさそうですが、ゲーム用途などを考慮するとちょっと惜しい部分ですね。
■ サウンドインプレッション
「ikko ITM02」の音質傾向はAKMらしい自然な輪郭を持ったややスッキリした印象のニュートラルサウンド。同じ「AK4377」を搭載する「FiiO M5」あたりのサウンドにも結構近い印象です。他社のESS系の統合チップセットを採用したオーディオアダプターで感じられる、エッジの効いたやや濃いめに誇張された音と比べると、「ikko ITM02」は非常に滑らかなサウンドが特徴的です。またそれほど高出力というわけではありませんが、音量を上げた場合の歪みもかなり少ないので、音量を確保さえできれば鳴らしにくいイヤホンやヘッドホンとの組み合わせでも十分に使えそうです。
また癖が無く自然な音像表現は敏感なCIEMやハイグレードなマルチBAイヤホンなどとも相性が良く、スマートフォンで聴いているとは思えないような、非常に立体的な細やかなサウンドで思わず音量を上げ気味になってしまうかも。同様に「粗が出やすい」ニュートラルバランス、フラット傾向のシングルダイナミックやハイブリッドも結構楽しめます。


シングルエンドのみ仕様だからこその輪郭の滑らかさがDACの傾向とよく合っていて聞き心地が良いという要素も大きいですね。低価格、シンプル、だけじゃ無い、なかなか「玄人好み」の音質傾向だと思います。なお、確認した限りではWindows用のASIOドライバーは供給されていないため、Windowsも他のOS同様にUSB Audio Class 2.0準拠での接続(ドライバー不要)となります。
■ まとめ
というわけで、「ikko ITM02」は、シンプルデザイン、コンパクト軽量、色々なデバイスで手軽に使える、という「潔さ」を感じる機能面の要素に加え、DACとしての基本性能をしっかり押さえており、音質面でも最近の他社製品とは結構差別化できるポイントが印象的でした。
採用する「AK4377」は「ITM01」などでも採用されている最近のESS系統合チップセットと比べると決して目新しいものではありません。そのためMQA等には未対応など、スペック的にも他社と比べて平均的ではありますが、あえてAKMを採用したことで、ESSのサウンドとはひと味違う、自然で上質な印象をスマートフォンやノートPCでお手軽に楽しめるのは現在ではむしろアドバンテージになっているかもしれません。確かに最近増えているTHX AAAアンプのハイパワーはそれはそれで魅力的ですが、より脚色のない、イヤホン本来のサウンドを楽しみたい方には、デザインのスマートさや使い勝手の良さも含めて結構オススメできるアイテムだと感じました。
中華ブランドのなかでもイヤホン製品およびオーディオ関連製品で結構独自のポジションを構築しつつある「ikko Audio」ですが、今回紹介する「ikko ITM02」はシンプルで幅広い層に受け入れられるデザイン性に注力したモデルです。イヤホンが中心のブランドのなかで主にスマートデバイス向けのオーディオアダプターやDAC製品を開発・リリースするというアプローチは同社が結構先駆けという印象があります。それだけにこれまでも様々な製品をリリースしており、ブラッシュアップしながら他社との棲み分けが結構ニッチなアプローチが興味深いですね(^^)。


「ikko ITM02」はDACチップにAKM製のヘッドフォンアンプ内蔵DAC「AK4377」を採用。最大32bit/384kHz、DSD128に対応のハイレゾ対応およびSNRが120dB、THD+Nが-108dBと非常にノイズが少ない高音質・高出力設計を実現しています。


本体にはUSB Type-Cポートを搭載しており、付属するUSB Type-C(OTG)ケーブルおよびLightningケーブルを切替えて使用できます。これにより、AndroidおよびiPhoneの両方に標準で対応し、またWindows PC、Macへの接続、そして各種ゲーム機での利用も可能になっています(なお各ゲーム機メーカーのライセンス製品ではありません)。


出力は3.5mmステレオ(シングルエンド)で、出力は最大70mW/32Ωに対応します。本体は軽量なアルミ合金を使用しており、汚れにくい梨地のマット塗装でシンプルなホワイトカラーに仕上げられています。
「ikko ITM02」の購入は各専門店またはアマゾン等のIC-CONNECT直営店にて。
アマゾンでの国内正規品の価格は8,900円です。
Amazon.co.jp(IC-CONNECT直営店): ikko ITM02
■ パッケージ内容について
シンプルなデザインが特徴の「ikko ITM02」ですが、パッケージも段ボールに製品情報をプリントしたおしゃれ系なパッケージです。内容は本体と2種類の接続ケーブル、説明書、保証カードなど。




「ikko ITM02」の本体はアルミ合金製のシンプルなデザイン。外観上の機能もかなり絞っており、ボタンなどは無く、プレーヤー側に繋いで使うだけの簡単操作です。付属のケーブルはType-CとLightningの2種類で「ikko ITM02」の本体接続側はUSB-Type-Cを採用。こちらも専用コネクタを使用する「ITM01」より分かりやすい設計になっていますね。


本体サイズは39mm×17mm×9mmで重量9gというコンパクトサイズ。オーディオアダプターのなかでも相当に軽量ですね。「ITM01」と比較しても非常にコンパクトなことがわかります。


「ikko ITM02」では「ITM01」にあった3種類のモード設定や、ボリューム、ゲインといった操作も一切ありません。余計な操作を排しとにかくシンプルに、わかりやすく、というコンセプトが伺えます。
また、本体のLEDは接続時には点灯せず、出力フォーマットを検知して点灯する仕様。点灯するカラーはPCMではブルー、DSDはレッドの2種類で「ITM01」のように再生周波数ごとにカラーが変わることはありません。この辺もストリーミング時代の音質特化というか、ストリーミングで聴いている人は再生周波数なんて気にしないだろう、みたいな、なかなかの潔さですね。実際、ロスレスか、ハイレゾかというのはスマートフォン側のアプリの画面でわかることですし、それほど重要ではないのかもしれませんね。
なお3.5mmステレオ端子はTRS(3極)仕様のため、マイクリモコン付き4極プラグを使用した場合も通常のステレオとして認識します(マイクおよびリモコンは利用できません)。この辺は統合チップセットを使用している以上仕方なさそうですが、ゲーム用途などを考慮するとちょっと惜しい部分ですね。
■ サウンドインプレッション
「ikko ITM02」の音質傾向はAKMらしい自然な輪郭を持ったややスッキリした印象のニュートラルサウンド。同じ「AK4377」を搭載する「FiiO M5」あたりのサウンドにも結構近い印象です。他社のESS系の統合チップセットを採用したオーディオアダプターで感じられる、エッジの効いたやや濃いめに誇張された音と比べると、「ikko ITM02」は非常に滑らかなサウンドが特徴的です。またそれほど高出力というわけではありませんが、音量を上げた場合の歪みもかなり少ないので、音量を確保さえできれば鳴らしにくいイヤホンやヘッドホンとの組み合わせでも十分に使えそうです。また癖が無く自然な音像表現は敏感なCIEMやハイグレードなマルチBAイヤホンなどとも相性が良く、スマートフォンで聴いているとは思えないような、非常に立体的な細やかなサウンドで思わず音量を上げ気味になってしまうかも。同様に「粗が出やすい」ニュートラルバランス、フラット傾向のシングルダイナミックやハイブリッドも結構楽しめます。


シングルエンドのみ仕様だからこその輪郭の滑らかさがDACの傾向とよく合っていて聞き心地が良いという要素も大きいですね。低価格、シンプル、だけじゃ無い、なかなか「玄人好み」の音質傾向だと思います。なお、確認した限りではWindows用のASIOドライバーは供給されていないため、Windowsも他のOS同様にUSB Audio Class 2.0準拠での接続(ドライバー不要)となります。
■ まとめ
というわけで、「ikko ITM02」は、シンプルデザイン、コンパクト軽量、色々なデバイスで手軽に使える、という「潔さ」を感じる機能面の要素に加え、DACとしての基本性能をしっかり押さえており、音質面でも最近の他社製品とは結構差別化できるポイントが印象的でした。
採用する「AK4377」は「ITM01」などでも採用されている最近のESS系統合チップセットと比べると決して目新しいものではありません。そのためMQA等には未対応など、スペック的にも他社と比べて平均的ではありますが、あえてAKMを採用したことで、ESSのサウンドとはひと味違う、自然で上質な印象をスマートフォンやノートPCでお手軽に楽しめるのは現在ではむしろアドバンテージになっているかもしれません。確かに最近増えているTHX AAAアンプのハイパワーはそれはそれで魅力的ですが、より脚色のない、イヤホン本来のサウンドを楽しみたい方には、デザインのスマートさや使い勝手の良さも含めて結構オススメできるアイテムだと感じました。