WGZBLON FAT GIRL

こんにちは。今回は「WGZBLON FAT GIRL」です。中国のイヤホンブランド「WGZBLON(あるいは「BLON」)の千円台の最廉価モデル ながら10mmサイズの大口径複合振動板ダイナミックドライバーを搭載したイヤホンになります。気軽に使えるストレートタイプのカナル型イヤホンで手頃な価格のものを探している方には最適です。今回Web会議やオンラインゲーム向けでも需要がありそうなマイク付きモデルでオーダーしてみました。
■ 製品の概要について

WGZBLON(BLON)」は、金属ハウジングを使用した低価格帯の製品をリリースしている中華イヤホンブランド。パワフルな低域に特徴のある評価の高いモデルから強烈な外観がマニアの間でも大きな話題となったモデルまで、そのバリエーションはとても個性的ですが、ベースとなる技術力は高く低価格でも手堅い製品を常にリリースしている印象です。
過去記事(一覧): WGZBLON(BLON)製イヤホンのレビュー

今回の「WGZBLON FAT GIRL」は同社でも最廉価モデルにあたるしんぷるなカナル型イヤホン。同社が得意とする金属ハウジングのモデルです。しかもシェルはアルミニウム合金をCNC切削加工で見た目にも美しいデザインかつ軽量に仕上げるなど低価格ながら妥協しないアプローチはさすがですね。
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ドライバーは10mmサイズの複合振動板ダイナミックドライバーをシングルで搭載。クラスを超えた解像感とパワフルな低域、魅力的なボーカルを実現しています。製品名が「FAT GIRL」なのもこの大口径ドライバーを搭載したデザインから来ていると思います。まあ英語圏の方なら製品名には絶対に使わないであろうなかなかなセンスではあります(^^)。
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WGZBLON FAT GIRL」の本体デザインは人間工学に基づき長時間でも快適に利用できる設計となっています。またマイク付きモデルでは高精細コンデンサーマイクにより、ノイズを抑えた明瞭な通話とワンボタンによるコントロールを可能にしています。
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WGZBLON FAT GIRL」のカラーバリエーションは「シルバー」と「ブラック」の2色。また「マイク付き」「マイク無し」の選択が可能です。購入はAliExpressの「Easy Earphones」、またはアマゾンの「WTSUN Audio」にて。
価格はAliExpressが9.79ドル、アマゾンが1,999円です。
AliExpress(Easy Earphones): WGZBLON FAT GIRL

アマゾンではプライム扱いのため国内倉庫より発送されます。
Amazon.co.jp(WTSUN Audio):  WGZBLON FAT GIRL
※アマゾンでは現在15% OFFクーポンを配布中です。


■ パッケージ構成、製品の外観および内容について

今回私は「シルバー」の「マイク付き」モデルをオーダーしました。パッケージは非常にコンパクトな白箱でラインアートのみのシンプルなデザイン。このシンプルデザインもWGZBLONの最近の特徴ですね。
WGZBLON FAT GIRLWGZBLON FAT GIRL
パッケージ内容はイヤホン本体、イヤーピース(装着済み含め3サイズ)、説明書と必要最小限となっています。
WGZBLON FAT GIRLWGZBLON FAT GIRL

WGZBLON FAT GIRL」の本体はアルミニウム製ということもあり非常に軽量です。10mmサイズとこの価格帯のストレートタイプとしてはかなり大口径のドライバーを搭載しているため、6mmドライバーの「final E1000」などはもちろん、低価格帯に多い8mmサイズのドライバー製品と比べても特にドライバーの収納された部分が大きくなっているのがわかります。
WGZBLON FAT GIRLWGZBLON FAT GIRL
ケーブルはプラグから分岐パーツ部分までは布被膜、左右の本体接続部(耳掛け部分)はラバー被膜となっています。耳から垂らす装着方法の場合、多少のタッチノイズが発生しますが耳掛けにすることでかなり抑制できます。なおマイク付きモデルの場合も耳掛け装着でマイク部分が口元付近の高さになるため(リモコン操作は多少使いにくいかもしれませんが)マイクとしての利用は問題ないでしょう。イヤーピースはS/M/Lサイズのものが付属します。必要に応じて他のメーカー品を購入して交換するのもよいでしょう。


■ サウンドインプレッション

WGZBLON FAT GIRLWGZBLON FAT GIRL」の音質傾向は非常に聴きやすい中低域寄りの弱ドンシャリ。同社の「BL-A8」や「BL-Max」といった「見た目のインパクトでつかみはOK」みたいな製品でも同様のサウンドバランスを採用しており、これらの製品は見た目がキワモノでも音質的には非常に使いやすく万人受けしやすいバランスなので結構ユーザーを選ばない、といった特徴がありました。つまり今回の「WGZBLON FAT GIRL」においても「突出した良さ」は無いものの、ライトユーザーからある程度のマニアまで幅広い層が普通に使える良さがあります。また高域の刺激を抑えつつ、中低域や音場感にはある程度厚みがあり、決して淡泊にはならないところも手堅いポイントです。
長時間のリスニングでの聴き疲れを感じさせずに、かつ、飽きさせることもない楽しいサウンドでまとめているという印象です。もちろん、オーディオ的にいえばそれなりの部分も多々あるわけですが、この価格帯の、ライトユーザー向け、日常使い向けの製品と考えれば十分な仕上がりといえます。

WGZBLON FAT GIRL」の高域は天井は高くありませんが比較的明るくドライな印象。刺激を抑えつつ軽快に鳴るシンバル音がボーカル帯域を下支えします。
中音域は癖の無い音を鳴らしほぼ凹むことはありません。ボーカルは比較的近くで定位します。女性ボーカルの高音などの中高域は聴きやすく綺麗ですが、スッキリ感を求める方にはそれなりかも。
WGZBLON FAT GIRLロックやポップス向けのチューニング。アニソンなどはもう少し派手さがあっても良いかもしれませんが聴きやすさという意味ではこれくらいが落ち着いて良いかも。
低域はミッドベースに厚みがあるものの響きは少なくあっさりした印象。重低音はやや軽めですが沈みこみはあり必要十分な印象。やはりボーカルを下支えすることを意識したチューニングですが日常使いでは不満を感じることは少ないでしょう。音場は標準的ですが過度に広がることもないのでゲームでの利用でも問題ないでしょう。また動画視聴で臨場感を向上させたい場合はイヤーピースをウレタンタイプにすると良いかも知れませんね。


■ まとめ

というわけで、「WGZBLON FAT GIRL」は派手な特徴があるわけではありませんが、WGZBLONらしく非常に手堅く聴きやすいサウンドに仕上がった低価格中華イヤホンでした。この価格帯およびタイプで採用されるドライバーより大口径のものを使用し、同社が得意とするハウジングでの箱鳴りを活かした低域の表現などによって、しっかりとした低域表現ができていることも、この価格帯、このタイプのイヤホンとしては大きなポイントでしょう。というのも、同様のイヤホンでは必要以上に低域寄りにチューニングしたり(ダイナミックレンジが狭くなり高域が籠もる)、過度に響きを持たせる(風呂場みたいな不自然な反響音が逆に不快な場合が多い)など、残念なサウンドの製品も少なくないため、「WGZBLON FAT GIRL」の目立たないながら特徴のひとつと言えます。また変な癖や味付けがない分、リスニングだけでなく、ゲームや動画視聴、オンラインミーティングなど幅広い分野で使いやすいのも重要なポイントですね。お手頃価格ですし、ひとつ持っていても損は無いと思いますよ(^^)。


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