
こんにちは。今回は静電(EST)ドライバー搭載低価格ハイブリッドの「CCA NRA」です。前回「かなり長めの余談」を掲載しましたので、今回は通常通りのレビューとなる予定です(笑)。なお、改めて、「CCA NRA」ですが、10月11日より各セラーが無事「制限解除」を迎えましたので、現在は各セラーより本来の価格で購入することが可能です。
「CCA NRA」は独自の「6.8mm 低電圧静電(EST)ドライバー」(Low voltage electrostatic driver)と「10mm トリプル磁気回路ダイナミックドライバー」の組み合わせによるハイブリッドモデルです。ただし静電(EST)ドライバーについては、数万円以上の多くの「EST搭載イヤホン」が採用するSonion製ではなく、KZ/CCA製イヤホンのBAユニット同様に、中華メーカーから供給を受けた「6.8mm 中華ESTドライバー」だと解釈した方がよいでしょう。
「KZ」および「CCA」ブランドしては新しいドライバーを搭載したモデルですが、グレードとしては「CCA」では1BA+1DDハイブリッドモデルの「CCA CSN」(15.99ドル)より少し上で23ドル程度の価格設定となります。4BA+1DDの「CCA C10 Pro」、5BA+1DDの「CCA C12」(32ドル前後)より10ドル、千円ほど安いモデルという位置づけですね。


「静電ドライバー」(EST)というとヘッドホンでは「STAX」のイヤースピーカーやゼンハイザーやHiFiMANの超高級モデル、そしてイヤホンでは主要ドライバーメーカーのひとつ「Sonion」製のユニットを搭載したやはり数万円~数十万円級のイヤホンなど、確かに「高級」というイメージが先行します。
しかし同じ静電ドライバーでも「中華ESTドライバー」については、低価格な静電ドライバーハイブリッドの「SHUOER TAPE」「TAPE PRO」といった製品が既に存在します。「SHUOER」は自社製品よりBGVP、KBEAR/TRI などの一部製品の製造元としてのほうが知られる実力派メーカーで、これらのモデルも「CCA NRA」同様にSonion製とは異なる小型・低電圧仕様の「中華ESTドライバー」と「10mmダイナミック」のハイブリッドで100ドル程度の価格を実現していました。「SHUOER TAPE」は製品として相応にコストがかかっていますし、販売数がKZ/CCA製イヤホンより圧倒的に少ないことを考えると、本体も非常に低コストで、「中華ESTドライバー」もボリュームメリットが考えられる「CCA NRA」およびそ同構成の「KZ ZEX」の価格は非常識とまではいえないかもしれませんね(よくがんばったとは思います)。


ちなみに一般的に「静電型ドライバー(Electrostatic Driver)」は「コンデンサー型」とも呼ばれ、その仕組みは薄い振動膜に電気を溜めておき、前後の電極板からの信号で静電気により振動膜が振動することで音を発生させる方式です。なお、見た目が似た方式に「平面(磁気)ドライバー」がありますが、これは磁気で振動させるダイナミック型のなかで振動板が平面タイプのものを差します。
「静電型ドライバー」では磁気ではなく振動膜自体の静電気で振動することから、膜の大きさにより相応の電力が必要となります(静電型ヘッドホンでは別途電力供給用の専用アンプを必要とする製品も多いですね)。しかしイヤホン用ユニットでは振動膜の小型化や構造の工夫でより低電力で稼働するように作られており、その点を踏まえて「低電圧静電ドライバー」(Low voltage electrostatic driver)として厳密には区別されます(一説によると低電圧で稼働させるために静電気と一緒に磁気も使用する「静磁ドライバー」的なものだという話もあるようですね)。


「CCA」は「KZ」のサブブランドですが、メインのKZからも最近ほぼ同価格で「KZ ZEX」というモデルがリリースされました。「KZ ZEX」も全てのカラーバリエーションを購入済みで手元にも届き始めています。こちらについてもカラバリが揃ったらレビュー予定ですが、両者のインピーダンスや感度などのスペックは全く同じで、ダイナミックドライバー部分が「三重磁気」と「二重磁気」回路の違いはるものの音質傾向もかなり酷似しており、以前のモデルで言うと「KZ ZSX」と「CCA C12」のような双子モデルと考えて良いと思います。とりあえず「CCA NRA」と「KZ ZEX」のどちらを選ぶかは「見た目の好み」と「ネタ度」(笑)で検討いただければとりあえずは大丈夫そうですね。
「CCA NRA」の購入は「既存のKZ/CCA製品同様に」AmazonまたはAliExpressの各セラーにて。
価格は、AliExpressが23ドル程度です。AliExpressの購入方法およびサポートなどについてはこちらを参照ください。
AliExpress(Easy Earphones): CCA NRA
ちなみに、某エディションで同梱されるらしいKZ製ウレタンイヤーピースはAliExpressで3ペア入りが送料込み2.5ドルほど、「スペシャルセット」のKZ製ハードケースが送料込み1.2ドルほどで購入できます(どちらもEasy Earphonesの価格)。AliExpressのEasy Earphonesで全部一緒に買っても27ドル以下ですね(^^)。
また、AmazonではKZ系直営店の各ショップにて 2,700円~ で販売中です。
Amazon.co.jp(KZ official shop): CCA NRA
Amazon.co.jp(GK Offcail Store): CCA NRA ※プライム扱い
Amazon.co.jp(KZ Flagship Store): CCA NRA ※プライム扱い
■ いわれなければいつものKZ/CCAと変わらないパッケージ。ケーブルは今回からリニューアル。
「CCA NRA」のパッケージは例によって本体デザインを掲載したイラストパッケージとなっています。パッケージ内容はイヤホン本体、ケーブル、イヤーピースは本体装着済みMサイズおよびS/Lサイズ、および説明書。


「CCA NRA」の本体は「KZ ZSTX」と同様のサイズ感のハウジング部分に、亜鉛合金製の金属フェイスプレートの組み合わせ。樹脂部分はクリアグリーンでフェイスプレートのデザインは「CCA CKX」風ののつや消しシルバーのデザインです。


そして今回から今回から付属ケーブルが少し前のTFZに付属していたような厚めの被膜で覆われたタイプになりました。 多少好みは分かれるかもしれませんが、しなやかさがあるケーブルで絡まりにくく取り回ししやすいため使い勝手は良いと感じるでしょう。またイヤーピースは最近の柔らかいタイプが付属します。装着性自体は従来のKZと同じなのですが、やはりMサイズ以上のイヤーピースを普段使われている方はこの柔らかいイヤーピースはしっくり来ないことが多いと思います。とりあえず100均のイヤーピースのほうがだいぶマシに感じるかもしれませんね。できれば定番のJVC「スパイラルドット」やAcoustune「AET07」、AZLA「SednaEarfit Light Short」などの耳にフィットするタイプのイヤーピースに交換するのがお勧めです。
■ もっとキワモノ感を期待したのに。20ドル台としては「幸か不幸か」普通に良いサウンド。
「CCA NRA」の音質傾向は寒色系のドンシャリでボーカル帯域にもある程度主張のある最近の中華ハイブリッドの傾向を踏襲しています。しかし同社のBAを組み合わせたハイブリッドモデルと比べて高域がより繊細かつ直線的で、硬質ながら金属質なギラつきのない伸びのある見通しの良い音を鳴らします。中低域のバランスは再生環境など上流によって変化がありますが、全体として20ドル台のイヤホンとしてはかなりバランスの良いサウンドといえるでしょう。興味深いのはそれほど出力が大きくないプレーヤーやDAPのローゲインの場合、ある程度中低域寄りのバランスにはなるものの、それなりに高域が出て鳴ってくれること。低電圧仕様とはいえ静電型のドライバーが比較的鳴らしやすい、というのも結構不思議な印象ではありますね。
「CCA NRA」の高域はスッキリした印象の明瞭な音を鳴らします。中華ESTドライバーによる高域は硬質なシャープな印象を持ちつつも、同価格帯の中華ハイブリッドのBAのような金属質なギラつきなどは無く、非常に見通しの良い音を鳴らします。いっぽうで耳に付くような刺さりを感じさせない印象で歪みの極めて少ない高音で、たしかに20ドル級のイヤホンで出せる音ではないのかも、と感じさせます。ただし、上流による主張の変化が結構大きく、ハイゲインにすると多少暴れ気味になることもあるので、必要に応じてイヤーピースやケーブルを工夫する必要もあるかもしれませんね。
中音域はボーカル帯域に主張のある、最近のイヤホンに多い「W型」の印象です。ボーカルは少し前に出て鳴り、特に女性ボーカルが美しい印象。ただ解像感についてはKZの他のイヤホンと比べてもまずまず、といった感じ。主に男性ボーカルおよび演奏など中低域の解像感が中高域と比べて差を感じるかもしれません。そのため音場は普通からやや狭く、音数の多いライブ音源ではちょっと窮屈に感じます。ただ最近のポップスなどは音数を減らす方向なので、それほど違和感を感じることはないかもしれません。また女性ボーカルのアニソンなどは心地よいと思います。
低域は上流によってかなり印象が異なります。スマートフォン直挿しやDAPのローゲンなどでは結構心地よいバランスとなり低域も全体として厚みのある量感を感じます。一方で出力の高い環境では中華ESTドライバーが元気になるためか、逆に低域は抑えめの印象になります。この辺はイヤーピースやケーブルでかなりバランスが変わるのでいろいろ試してみるのも良いでしょう。「CCA NRA」の低域はミッドベースの主張があり、中高域を下支えします。ミッドベースは力強さと適度な響きがあります。中高域との分離は良く籠もることはあえりません。いっぽう重低音はある程度の沈み込みはありますが、すこし浅めめで早めに減衰する印象があります。低域だけの質感で言えば新たなトリプル磁気ダイナミックドライバーはもう少し改良の余地があるかもしれませんね。それでも全体のバランスとしては調和が取れており、少なくとも20ドル台のイヤホンとは思えないほど自然かつ情報量が多く、心地よいサウンドを演出していると思います。
というわけで色々ありすぎて、変な方向に話題が行ってしまった「CCA NRA」ですが、本来は「20ドルそこそこで、静電ドライバーのイヤホンが!?」的な感じでもっと「キワモノ感」を堪能すべきイヤホンだったなと思います。まあ想像以上にちゃんとした製品だったことが、ある意味災難の始まりだったのか(ぇ)みたいな感じかもしれませんが、今回の件でKZの事は(多少)嫌いになってもイヤホン自体はそうでもない(笑)、みたいな方はとりあえず買ってみても良いのではと思います。まあ、今なら最低限、いろいろ「ネタ」にはなりますよ(そこかい)。


「静電ドライバー」(EST)というとヘッドホンでは「STAX」のイヤースピーカーやゼンハイザーやHiFiMANの超高級モデル、そしてイヤホンでは主要ドライバーメーカーのひとつ「Sonion」製のユニットを搭載したやはり数万円~数十万円級のイヤホンなど、確かに「高級」というイメージが先行します。
しかし同じ静電ドライバーでも「中華ESTドライバー」については、低価格な静電ドライバーハイブリッドの「SHUOER TAPE」「TAPE PRO」といった製品が既に存在します。「SHUOER」は自社製品よりBGVP、KBEAR/TRI などの一部製品の製造元としてのほうが知られる実力派メーカーで、これらのモデルも「CCA NRA」同様にSonion製とは異なる小型・低電圧仕様の「中華ESTドライバー」と「10mmダイナミック」のハイブリッドで100ドル程度の価格を実現していました。「SHUOER TAPE」は製品として相応にコストがかかっていますし、販売数がKZ/CCA製イヤホンより圧倒的に少ないことを考えると、本体も非常に低コストで、「中華ESTドライバー」もボリュームメリットが考えられる「CCA NRA」およびそ同構成の「KZ ZEX」の価格は非常識とまではいえないかもしれませんね(よくがんばったとは思います)。


ちなみに一般的に「静電型ドライバー(Electrostatic Driver)」は「コンデンサー型」とも呼ばれ、その仕組みは薄い振動膜に電気を溜めておき、前後の電極板からの信号で静電気により振動膜が振動することで音を発生させる方式です。なお、見た目が似た方式に「平面(磁気)ドライバー」がありますが、これは磁気で振動させるダイナミック型のなかで振動板が平面タイプのものを差します。
「静電型ドライバー」では磁気ではなく振動膜自体の静電気で振動することから、膜の大きさにより相応の電力が必要となります(静電型ヘッドホンでは別途電力供給用の専用アンプを必要とする製品も多いですね)。しかしイヤホン用ユニットでは振動膜の小型化や構造の工夫でより低電力で稼働するように作られており、その点を踏まえて「低電圧静電ドライバー」(Low voltage electrostatic driver)として厳密には区別されます(一説によると低電圧で稼働させるために静電気と一緒に磁気も使用する「静磁ドライバー」的なものだという話もあるようですね)。


「CCA」は「KZ」のサブブランドですが、メインのKZからも最近ほぼ同価格で「KZ ZEX」というモデルがリリースされました。「KZ ZEX」も全てのカラーバリエーションを購入済みで手元にも届き始めています。こちらについてもカラバリが揃ったらレビュー予定ですが、両者のインピーダンスや感度などのスペックは全く同じで、ダイナミックドライバー部分が「三重磁気」と「二重磁気」回路の違いはるものの音質傾向もかなり酷似しており、以前のモデルで言うと「KZ ZSX」と「CCA C12」のような双子モデルと考えて良いと思います。とりあえず「CCA NRA」と「KZ ZEX」のどちらを選ぶかは「見た目の好み」と「ネタ度」(笑)で検討いただければとりあえずは大丈夫そうですね。
「CCA NRA」の購入は「既存のKZ/CCA製品同様に」AmazonまたはAliExpressの各セラーにて。
価格は、AliExpressが23ドル程度です。AliExpressの購入方法およびサポートなどについてはこちらを参照ください。
AliExpress(Easy Earphones): CCA NRA
ちなみに、某エディションで同梱されるらしいKZ製ウレタンイヤーピースはAliExpressで3ペア入りが送料込み2.5ドルほど、「スペシャルセット」のKZ製ハードケースが送料込み1.2ドルほどで購入できます(どちらもEasy Earphonesの価格)。AliExpressのEasy Earphonesで全部一緒に買っても27ドル以下ですね(^^)。
また、AmazonではKZ系直営店の各ショップにて 2,700円~ で販売中です。
Amazon.co.jp(KZ official shop): CCA NRA
Amazon.co.jp(GK Offcail Store): CCA NRA ※プライム扱い
Amazon.co.jp(KZ Flagship Store): CCA NRA ※プライム扱い
■ いわれなければいつものKZ/CCAと変わらないパッケージ。ケーブルは今回からリニューアル。
「CCA NRA」のパッケージは例によって本体デザインを掲載したイラストパッケージとなっています。パッケージ内容はイヤホン本体、ケーブル、イヤーピースは本体装着済みMサイズおよびS/Lサイズ、および説明書。


「CCA NRA」の本体は「KZ ZSTX」と同様のサイズ感のハウジング部分に、亜鉛合金製の金属フェイスプレートの組み合わせ。樹脂部分はクリアグリーンでフェイスプレートのデザインは「CCA CKX」風ののつや消しシルバーのデザインです。


そして今回から今回から付属ケーブルが少し前のTFZに付属していたような厚めの被膜で覆われたタイプになりました。 多少好みは分かれるかもしれませんが、しなやかさがあるケーブルで絡まりにくく取り回ししやすいため使い勝手は良いと感じるでしょう。またイヤーピースは最近の柔らかいタイプが付属します。装着性自体は従来のKZと同じなのですが、やはりMサイズ以上のイヤーピースを普段使われている方はこの柔らかいイヤーピースはしっくり来ないことが多いと思います。とりあえず100均のイヤーピースのほうがだいぶマシに感じるかもしれませんね。できれば定番のJVC「スパイラルドット」やAcoustune「AET07」、AZLA「SednaEarfit Light Short」などの耳にフィットするタイプのイヤーピースに交換するのがお勧めです。
■ もっとキワモノ感を期待したのに。20ドル台としては「幸か不幸か」普通に良いサウンド。
「CCA NRA」の音質傾向は寒色系のドンシャリでボーカル帯域にもある程度主張のある最近の中華ハイブリッドの傾向を踏襲しています。しかし同社のBAを組み合わせたハイブリッドモデルと比べて高域がより繊細かつ直線的で、硬質ながら金属質なギラつきのない伸びのある見通しの良い音を鳴らします。中低域のバランスは再生環境など上流によって変化がありますが、全体として20ドル台のイヤホンとしてはかなりバランスの良いサウンドといえるでしょう。興味深いのはそれほど出力が大きくないプレーヤーやDAPのローゲインの場合、ある程度中低域寄りのバランスにはなるものの、それなりに高域が出て鳴ってくれること。低電圧仕様とはいえ静電型のドライバーが比較的鳴らしやすい、というのも結構不思議な印象ではありますね。「CCA NRA」の高域はスッキリした印象の明瞭な音を鳴らします。中華ESTドライバーによる高域は硬質なシャープな印象を持ちつつも、同価格帯の中華ハイブリッドのBAのような金属質なギラつきなどは無く、非常に見通しの良い音を鳴らします。いっぽうで耳に付くような刺さりを感じさせない印象で歪みの極めて少ない高音で、たしかに20ドル級のイヤホンで出せる音ではないのかも、と感じさせます。ただし、上流による主張の変化が結構大きく、ハイゲインにすると多少暴れ気味になることもあるので、必要に応じてイヤーピースやケーブルを工夫する必要もあるかもしれませんね。
中音域はボーカル帯域に主張のある、最近のイヤホンに多い「W型」の印象です。ボーカルは少し前に出て鳴り、特に女性ボーカルが美しい印象。ただ解像感についてはKZの他のイヤホンと比べてもまずまず、といった感じ。主に男性ボーカルおよび演奏など中低域の解像感が中高域と比べて差を感じるかもしれません。そのため音場は普通からやや狭く、音数の多いライブ音源ではちょっと窮屈に感じます。ただ最近のポップスなどは音数を減らす方向なので、それほど違和感を感じることはないかもしれません。また女性ボーカルのアニソンなどは心地よいと思います。
低域は上流によってかなり印象が異なります。スマートフォン直挿しやDAPのローゲンなどでは結構心地よいバランスとなり低域も全体として厚みのある量感を感じます。一方で出力の高い環境では中華ESTドライバーが元気になるためか、逆に低域は抑えめの印象になります。この辺はイヤーピースやケーブルでかなりバランスが変わるのでいろいろ試してみるのも良いでしょう。「CCA NRA」の低域はミッドベースの主張があり、中高域を下支えします。ミッドベースは力強さと適度な響きがあります。中高域との分離は良く籠もることはあえりません。いっぽう重低音はある程度の沈み込みはありますが、すこし浅めめで早めに減衰する印象があります。低域だけの質感で言えば新たなトリプル磁気ダイナミックドライバーはもう少し改良の余地があるかもしれませんね。それでも全体のバランスとしては調和が取れており、少なくとも20ドル台のイヤホンとは思えないほど自然かつ情報量が多く、心地よいサウンドを演出していると思います。というわけで色々ありすぎて、変な方向に話題が行ってしまった「CCA NRA」ですが、本来は「20ドルそこそこで、静電ドライバーのイヤホンが!?」的な感じでもっと「キワモノ感」を堪能すべきイヤホンだったなと思います。まあ想像以上にちゃんとした製品だったことが、ある意味災難の始まりだったのか(ぇ)みたいな感じかもしれませんが、今回の件でKZの事は(多少)嫌いになってもイヤホン自体はそうでもない(笑)、みたいな方はとりあえず買ってみても良いのではと思います。まあ、今なら最低限、いろいろ「ネタ」にはなりますよ(そこかい)。