
こんにちは。今回は「NF AUDIO NA2+」です。中国のイヤホンブランド「NF AUDIO」の人気モデル「NA2」のアップグレードバージョンとなります。海外版の発売直後にオーダーしていますので届いたのはGW中とか・・・(^^;)。Twitterをご覧いただいてる方はご存じのとおり、こんな感じで未レビューのイヤホンやオーディオガジェットはたまるいっぽうなので(実は他にツイートしてないイヤホンもいくつかあったり)、少し購入をセーブしようかとも思い始めているこの頃。
それはさておき、「NF AUDIO」の新作イヤホンで、しかも私のブログでも激推しの「NF AUDIO NM2+」と同じく今度は「NA2」のアップグレード版ともなればこれは期待せずにはいられない存在でありますね。そのため春先にリリース情報が流れてオーダーが開始されると同時にポチったのは言うまでもありません。日本でも「NM2+」は同ブランドの製品の中では頭ひとつ抜けたヒットモデルになったようですので、今回の「NF AUDIO NA2+」の近いうちに国内モデルが登場するかもしれませんね。




「NF AUDIO NA2+」は5軸CNC加工されたアルミニウム製金属ハウジングにアップグレードされた「MC2L-10M」10mm ダブルキャビティ・ダイナミックドライバーをシングルで搭載。「MC2L-10M」では「NM2」「NA2」で搭載された「MC2L-10」デュアル磁気回路ダイナミックドライバーをベースにより安定性の高い高精度のチューニングが施されているとのこと。振動版は5μm高分子ポリマー複合ダイアフラムを採用。さらにテスラレベルのデュアル磁気回路を使用し、リアキャビティを追加したダブルキャビティ構造で構成することにより、より精密かつ滑らかなサウンドコントロールを実現し、壮大な音場と豊かなサウンドディテールを実現しているとのことです。またケーブルコネクタは2pin方式で、Litz構造の5N OFC(高純度無酸素銅)銀メッキケーブルが付属します。


「NF AUDIO NA2+」の価格は169ドルです。海外での購入は「HiFiGo」「SHENZHENAUDIO」およびAliExpressの各セラーにて。ただ現在はセラーにより多少ディスカウントされており、150ドル前後で購入できるケースも増えているようです。AmazonでもSHENZHENAUDIOが販売しています。
HiFiGo: NF AUDIO NA2+
SHENZHENAUDIO: NF AUDIO NA2+
Amazon.co.jp(SHENZHENAUDIO): NF AUDIO NA2+
※7月29日から国内版もリリースされました。価格は19,800円程度のようです。
■ NM2+同様のアルミニウム削り出しのデザイン。ブロンズカラーが渋くて格好良い
「NF AUDIO NA2+」も非常にクールなデザインのスクウェアなパッケージで、グレーをベースにした「NM2+」に対して、こちらはブラックとオレンジのカラーリング。ロゴタイプが格好良いですね。


パッケージ内容は、イヤホン本体、ケーブル、イヤーピースがバランスタイプと低域タイプの2タイプ(各S/M/Lサイズ)、6.3mmプラグへの変換コネクタ、ケース、説明書。箱のなかやイヤーピースを固定している円形のシートなど、ひとつひとつにこだわりが感じられます。


「NF AUDIO NA2+」のアルミニウム削り出しのハウジングは、見た目には「NM2+」の色違い、という感じで、側面に彫り込まれた「NA2+ MUSIC」という記載がカラーリング以外では唯一異なるポイント。ブロンズカラーの渋いハウジングに対してロゴの窪みにはオレンジの塗料が施されアクセントになっています。個人的には非常に「カッコイイ」と思っています。


金属製ハウジングなので、樹脂製の「NA2」より重量感はありますが、もともと10mmドライバーを搭載しているイヤホンとしては比較的コンパクトなサイズのため、装着しても耳から落ちることはなく、耳の小さい方でもしっかりとしたホールド感があります。遮音性は一般的なレベルです。


付属ケーブルは「NA2」「NM2」とほぼ同じブラックの被膜の銅線タイプ。こちらは「NM2+」が銀メッキ線タイプを採用しているので同様にグレードアップして欲しかった部分ですが、ケーブル自体の取り回しは良く、使い勝手の良いケーブルです。


ケースは他のモデルと同じ、布張りのハードケース。イヤーピースは白色のバランスタイプと黒色の低域を強調させるタイプの2種類が選択できます。個人的にはバランスタイプのほうがフィット感が良く好みでした。またバランスタイプは形状や質感などもAcoustuneの「AET07」とほぼ同じ印象です。それ以外には同様に定番の定番のJVC「スパイラルドット」やAZLA「SednaEarfit Light Short」、フィット感を高めるタイプではSpinFit「CP100+」などに交換するのも良いでしょう。
■ キレのある高解像度サウンドを継承しつつ中音域にフォーカスしたリスニングイヤホンに。
「NF AUDIO NA2+」の音質傾向はフラット寄りで、ベースとなった「NA2」と比べて全体的に解像感および分離性が向上し、よりニュートラルなサウンドバランスに仕上げられています。いっぽうサウンドモニター的な表現力を高めた「NM2+」に対して、全体的にリスニングを意識したチューニングで、想像以上にキャラクターの違いを感じました。
具体的には「NF AUDIO NA2+」も樹脂ハウジングの「NM2」および「NA2」と比べてキレの良さを感じるサウンドですが、「NM2+」より高域の鋭さが少し控えめになっており、いっぽうで中音域、特に中低域が多少厚めになっています。いっぽうで低域についてはミッドベースが十分な量感を確保し解像度の高いスピード感のある音で鳴るのに対し、重低音は「NM2+」より少しコントロールしている印象で、相対的にボーカル帯域が映えるチューニングになっているといえるでしょう。
個人的にはやはり「NM2+」のキレッキレのサウンドによる演奏も含めて1音1音を精緻に描写する印象は好感を持っていますが、解像感やキレの良さを維持しつつ、ロック、ポップス、アニソンなどのボーカル曲をしっかりリスニングしたいという要望や、「NM2+」はちょっとキツすぎる、と感じる方には「NF AUDIO NA2+」はかなり良い選択肢になるかもしれませんね。ちなみに、低域の量感や響きという点では「NA2」が最も多く、「NF AUDIO NA2+」はむしろスッキリした印象のため、両者は想像以上に印象が異なります。そのためこちらも両方持っていても使い分けができそうです。
「NF AUDIO NA2+」の高域は、非常に明るく非常に見通しの良い伸びやかな音を鳴らします。キレの良さと煌めきを感じつつ比較的聴きやすい印象にまとめられています。金属ハウジングの影響か「NA2」よりドライで硬質な印象を受けますが、解像感と分離の良さは大きく向上しています。ただ「NM2+」と比較すると多少控えめにチューニングされているため、ボーカル帯域を中心に考えると聴きやすくバランスの良さがありますが、より明瞭で鋭さが欲しい場合は「NM2+」のほうが向いていそうです。


中音域も「NM2+」同様にフラット傾向で伸びやかな音を鳴らしますが、「NF AUDIO NA2+」のほうがより中低域に厚みがあり、ボーカル帯域の主張を感じやすいバランスになっています。解像度は非常に高く、高域同様に明瞭な音を鳴らします。女性ボーカルの伸びは良く、男性ボーカルも少し軽く感じる場合もありますが密度感があります。「NF AUDIO NA2+」は「NA2」だけでなく「NM2+」と比較しても低域が少し控えめ感じるバランスのため、相対的に中音域が前面で主張するように感じるのではと思います。それでも音場は広く奥行きもあるため、過度にボーカル寄りのサウンドにはならず、演奏の1音1音を精緻に描写し、正確に定位してくれる印象はとても好感が持てます。非常にニュートラルで自然なサウンドながら、「NM2+」同様の解像感とスピードがあり、この価格帯のリスニングイヤホンとしてはとても絶妙なバランスを実現できていると思います。
低域は「NM2+」よりさらにニュートラルな印象で、非常に高い解像感と分離により明瞭に鳴らします。ミッドベースも特定の帯域が過度に膨らむことは無く直線的で、重低音の締まりのある音を鳴らします。ただし、重低音については「NM2+」のほうがさらに深く、下の方まで明瞭に鳴る印象がありますね。これに対して「NF AUDIO NA2+」の低域は多少コントロールされており、全体としてよりフラットにまとめられていますが、比較すると少し控えめに感じるかもしれません。ハードロックやEDM、音数の多いインストゥルメンタルなどで重低音の量感や深さ、響きなどを重視される方は「NM2+」の低域のほうが相性が良く、「NF AUDIO NA2+」の低域は中音域が上手く引き立つバランスのためボーカル曲などではより聴きやすく感じる方も多そうです。
このように「NF AUDIO NA2+」はフラット寄りながら、相対的に中音域にフォーカスしたサウンドバランスとなっているため、リスニング用のしての「聴きやすさ」は確実に向上しています。いっぽうでよりモニター的なサウンドを求める方には「NM2+」のほうが相性が良いでしょう。
いっぽうで「NF AUDIO NA2+」は「NM2+」よりリケーブルを選びやすい傾向であるともいえます。銀メッキコート線が付属する「NM2+」に対し、「NF AUDIO NA2+」の付属ケーブルは高純度銅線(OFC)ケーブルですので、情報量の多い銀メッキ線ケーブルにリケーブルするだけでも高域の主張が増し、全体的にメリハリのあるサウンドを楽しめます。リケーブルは中華2pinのほか、カバー形状的にqdcコネクタのケーブルが使用できます。具体的には「NICEHCK C8s」シリーズ、「TRI TR4908」、OFC線では「HiFiHear HiF4900」などが挙げられますね。さらには情報量の多い銅線ケーブルの場合、高域および低域の厚みが増してより濃い音を楽しめると思います。「KBEAR KBX4915」やよりグレードの高いケーブルでは「NICEHCK BROCC」「NICEHCK SpaceCloud」などが挙げられるでしょう。他にも色々な組み合わせを試してみるのも楽しいですね。


というわけで、「NF AUDIO NA2+」は「NM2+」とよく似た傾向ながらよりリスニング寄りにまとめられており、より聴きやすくまとめられた印象のイヤホンでした。比較すると個人的にはやはり「NM2+」のほうが好みではありますが、完成度はどちらも高く、「NF AUDIO NA2+」が好みという方も結構多いのではと思います。見た目にも格好良く使い勝手の良いイヤホンですので、フラット傾向で解像度の高いリスニングイヤホンを探している方には良い選択肢になると思いますよ(^^)。


「NF Audio」は中国国内ではCIEMメーカーとしても知られる、2014年設立の古株の中華イヤホンのブランドのひとつとです。私のブログでも「NF Audio NM2」および「NF AUDIO NM2+」をレビューしており、他にも「NA2」も既に購入済みだったりします。
→ 過去記事:「NF Audio NM2+」 卓越した表現力を感じる磨きのかかった抜群のモニターサウンド。シンプルなハウジングも美しい高音質中華イヤホン【レビュー】
→ 過去記事:「NF Audio NM2」 精緻で質の高いモニターサウンド。シンプルながら美しさも感じるデザインも魅力的な高音質中華イヤホン【レビュー】
→ 過去記事:「NF Audio NM2」 精緻で質の高いモニターサウンド。シンプルながら美しさも感じるデザインも魅力的な高音質中華イヤホン【レビュー】
「NM2」および「NM2+」はどちらもモニター系のフラットサウンドですが、金属ハウジングを採用しアップグレードしたドライバーを搭載した「NM2+」は以前掲載した「好みランキング(100ドル台)」で第1位として紹介するなど個人的にも好み度の高いイヤホンです。いっぽう「NA2」は「NM2」より中低域を厚くリスニング寄りにチューニングされたモデルで、特に低域の量感および質感ではこのシリーズのなかでは最も特徴が有ると思っています。今回の「NF AUDIO NA2+」はこの「NA2」のアップグレードバージョンとなります。


「NF AUDIO NA2+」は5軸CNC加工されたアルミニウム製金属ハウジングにアップグレードされた「MC2L-10M」10mm ダブルキャビティ・ダイナミックドライバーをシングルで搭載。「MC2L-10M」では「NM2」「NA2」で搭載された「MC2L-10」デュアル磁気回路ダイナミックドライバーをベースにより安定性の高い高精度のチューニングが施されているとのこと。振動版は5μm高分子ポリマー複合ダイアフラムを採用。さらにテスラレベルのデュアル磁気回路を使用し、リアキャビティを追加したダブルキャビティ構造で構成することにより、より精密かつ滑らかなサウンドコントロールを実現し、壮大な音場と豊かなサウンドディテールを実現しているとのことです。またケーブルコネクタは2pin方式で、Litz構造の5N OFC(高純度無酸素銅)銀メッキケーブルが付属します。


「NF AUDIO NA2+」の価格は169ドルです。海外での購入は「HiFiGo」「SHENZHENAUDIO」およびAliExpressの各セラーにて。ただ現在はセラーにより多少ディスカウントされており、150ドル前後で購入できるケースも増えているようです。AmazonでもSHENZHENAUDIOが販売しています。
HiFiGo: NF AUDIO NA2+
SHENZHENAUDIO: NF AUDIO NA2+
Amazon.co.jp(SHENZHENAUDIO): NF AUDIO NA2+
※7月29日から国内版もリリースされました。価格は19,800円程度のようです。
■ NM2+同様のアルミニウム削り出しのデザイン。ブロンズカラーが渋くて格好良い
「NF AUDIO NA2+」も非常にクールなデザインのスクウェアなパッケージで、グレーをベースにした「NM2+」に対して、こちらはブラックとオレンジのカラーリング。ロゴタイプが格好良いですね。


パッケージ内容は、イヤホン本体、ケーブル、イヤーピースがバランスタイプと低域タイプの2タイプ(各S/M/Lサイズ)、6.3mmプラグへの変換コネクタ、ケース、説明書。箱のなかやイヤーピースを固定している円形のシートなど、ひとつひとつにこだわりが感じられます。


「NF AUDIO NA2+」のアルミニウム削り出しのハウジングは、見た目には「NM2+」の色違い、という感じで、側面に彫り込まれた「NA2+ MUSIC」という記載がカラーリング以外では唯一異なるポイント。ブロンズカラーの渋いハウジングに対してロゴの窪みにはオレンジの塗料が施されアクセントになっています。個人的には非常に「カッコイイ」と思っています。


金属製ハウジングなので、樹脂製の「NA2」より重量感はありますが、もともと10mmドライバーを搭載しているイヤホンとしては比較的コンパクトなサイズのため、装着しても耳から落ちることはなく、耳の小さい方でもしっかりとしたホールド感があります。遮音性は一般的なレベルです。


付属ケーブルは「NA2」「NM2」とほぼ同じブラックの被膜の銅線タイプ。こちらは「NM2+」が銀メッキ線タイプを採用しているので同様にグレードアップして欲しかった部分ですが、ケーブル自体の取り回しは良く、使い勝手の良いケーブルです。


ケースは他のモデルと同じ、布張りのハードケース。イヤーピースは白色のバランスタイプと黒色の低域を強調させるタイプの2種類が選択できます。個人的にはバランスタイプのほうがフィット感が良く好みでした。またバランスタイプは形状や質感などもAcoustuneの「AET07」とほぼ同じ印象です。それ以外には同様に定番の定番のJVC「スパイラルドット」やAZLA「SednaEarfit Light Short」、フィット感を高めるタイプではSpinFit「CP100+」などに交換するのも良いでしょう。
■ キレのある高解像度サウンドを継承しつつ中音域にフォーカスしたリスニングイヤホンに。
「NF AUDIO NA2+」の音質傾向はフラット寄りで、ベースとなった「NA2」と比べて全体的に解像感および分離性が向上し、よりニュートラルなサウンドバランスに仕上げられています。いっぽうサウンドモニター的な表現力を高めた「NM2+」に対して、全体的にリスニングを意識したチューニングで、想像以上にキャラクターの違いを感じました。具体的には「NF AUDIO NA2+」も樹脂ハウジングの「NM2」および「NA2」と比べてキレの良さを感じるサウンドですが、「NM2+」より高域の鋭さが少し控えめになっており、いっぽうで中音域、特に中低域が多少厚めになっています。いっぽうで低域についてはミッドベースが十分な量感を確保し解像度の高いスピード感のある音で鳴るのに対し、重低音は「NM2+」より少しコントロールしている印象で、相対的にボーカル帯域が映えるチューニングになっているといえるでしょう。
個人的にはやはり「NM2+」のキレッキレのサウンドによる演奏も含めて1音1音を精緻に描写する印象は好感を持っていますが、解像感やキレの良さを維持しつつ、ロック、ポップス、アニソンなどのボーカル曲をしっかりリスニングしたいという要望や、「NM2+」はちょっとキツすぎる、と感じる方には「NF AUDIO NA2+」はかなり良い選択肢になるかもしれませんね。ちなみに、低域の量感や響きという点では「NA2」が最も多く、「NF AUDIO NA2+」はむしろスッキリした印象のため、両者は想像以上に印象が異なります。そのためこちらも両方持っていても使い分けができそうです。
「NF AUDIO NA2+」の高域は、非常に明るく非常に見通しの良い伸びやかな音を鳴らします。キレの良さと煌めきを感じつつ比較的聴きやすい印象にまとめられています。金属ハウジングの影響か「NA2」よりドライで硬質な印象を受けますが、解像感と分離の良さは大きく向上しています。ただ「NM2+」と比較すると多少控えめにチューニングされているため、ボーカル帯域を中心に考えると聴きやすくバランスの良さがありますが、より明瞭で鋭さが欲しい場合は「NM2+」のほうが向いていそうです。


中音域も「NM2+」同様にフラット傾向で伸びやかな音を鳴らしますが、「NF AUDIO NA2+」のほうがより中低域に厚みがあり、ボーカル帯域の主張を感じやすいバランスになっています。解像度は非常に高く、高域同様に明瞭な音を鳴らします。女性ボーカルの伸びは良く、男性ボーカルも少し軽く感じる場合もありますが密度感があります。「NF AUDIO NA2+」は「NA2」だけでなく「NM2+」と比較しても低域が少し控えめ感じるバランスのため、相対的に中音域が前面で主張するように感じるのではと思います。それでも音場は広く奥行きもあるため、過度にボーカル寄りのサウンドにはならず、演奏の1音1音を精緻に描写し、正確に定位してくれる印象はとても好感が持てます。非常にニュートラルで自然なサウンドながら、「NM2+」同様の解像感とスピードがあり、この価格帯のリスニングイヤホンとしてはとても絶妙なバランスを実現できていると思います。
低域は「NM2+」よりさらにニュートラルな印象で、非常に高い解像感と分離により明瞭に鳴らします。ミッドベースも特定の帯域が過度に膨らむことは無く直線的で、重低音の締まりのある音を鳴らします。ただし、重低音については「NM2+」のほうがさらに深く、下の方まで明瞭に鳴る印象がありますね。これに対して「NF AUDIO NA2+」の低域は多少コントロールされており、全体としてよりフラットにまとめられていますが、比較すると少し控えめに感じるかもしれません。ハードロックやEDM、音数の多いインストゥルメンタルなどで重低音の量感や深さ、響きなどを重視される方は「NM2+」の低域のほうが相性が良く、「NF AUDIO NA2+」の低域は中音域が上手く引き立つバランスのためボーカル曲などではより聴きやすく感じる方も多そうです。このように「NF AUDIO NA2+」はフラット寄りながら、相対的に中音域にフォーカスしたサウンドバランスとなっているため、リスニング用のしての「聴きやすさ」は確実に向上しています。いっぽうでよりモニター的なサウンドを求める方には「NM2+」のほうが相性が良いでしょう。
いっぽうで「NF AUDIO NA2+」は「NM2+」よりリケーブルを選びやすい傾向であるともいえます。銀メッキコート線が付属する「NM2+」に対し、「NF AUDIO NA2+」の付属ケーブルは高純度銅線(OFC)ケーブルですので、情報量の多い銀メッキ線ケーブルにリケーブルするだけでも高域の主張が増し、全体的にメリハリのあるサウンドを楽しめます。リケーブルは中華2pinのほか、カバー形状的にqdcコネクタのケーブルが使用できます。具体的には「NICEHCK C8s」シリーズ、「TRI TR4908」、OFC線では「HiFiHear HiF4900」などが挙げられますね。さらには情報量の多い銅線ケーブルの場合、高域および低域の厚みが増してより濃い音を楽しめると思います。「KBEAR KBX4915」やよりグレードの高いケーブルでは「NICEHCK BROCC」「NICEHCK SpaceCloud」などが挙げられるでしょう。他にも色々な組み合わせを試してみるのも楽しいですね。


というわけで、「NF AUDIO NA2+」は「NM2+」とよく似た傾向ながらよりリスニング寄りにまとめられており、より聴きやすくまとめられた印象のイヤホンでした。比較すると個人的にはやはり「NM2+」のほうが好みではありますが、完成度はどちらも高く、「NF AUDIO NA2+」が好みという方も結構多いのではと思います。見た目にも格好良く使い勝手の良いイヤホンですので、フラット傾向で解像度の高いリスニングイヤホンを探している方には良い選択肢になると思いますよ(^^)。