TR4908 / TRI Through

こんにちは。今回は「TR4908(TRI Through)4芯 5N 銀メッキ高純度単結晶銅線ケーブル」です。「TRI」は、最近中華イヤホンの世界でもすっかり浸透した印象のあるEasy系ブランド「KBEAR」のハイグレードモデルを中心とした姉妹ブランドで、こだわりのある製品でマニアからの人気も高い印象ですね。リケーブル製品については「KBEAR」ブランドでは様々な種類のケーブルが販売されていますが、「TRI」としては初のリリースとなりますね。3千円台の銀メッキ単結晶銅線ケーブルという、なかなか利用範囲の広そうなケーブルで、今後定番製品のひとつになりそうな予感です。
購入はAliExpressの「KBEAR Official Store」または「Easy Earphones」、アマゾンの「WTSUN Audio」にて。AliExpressでの購入方法はこちらを参照ください。

[ TR4908 ] TRI Through 4芯 5N 高純度単結晶銅 銀メッキ線 イヤホンケーブル
TRI Through 4 Core High purity 5N Single Crystal Copper winding cable 2pin/MMCX/QDC/TFZ with 2.5/3.5/4.4 Connector
【 MMCX 】【 中華2pin 】【qdc (CIEM極性)】【TFZ】【3.5mm】【2.5mm/4極】【4.4mm/5極】
AliExpress:(KBEAR Official Store) : 24.22ドル~Amazon.co.jp:(WTSUN Audio): 3,250円
※WTSUN Audioにて15% OFFクーポン配付中

TR4908 / TRI ThroughTR4908 / TRI Through
TR4908」(TRI Through)高純度単結晶銅線を使用した銀メッキ線ケーブル。0.06mmの銀メッキが施された高純度単結晶銅線13本からなる線材を7本撚った作られた芯を透明な樹脂被膜にまとめ、これを左右2芯ずつまとめた4芯(合計364線)ケーブルです。ちなみにアマゾンでのみUPOCC線表記がありますが、上位グレードのケーブルとの区別も有り、こちらではAliExpressでの表記に準じて「高純度単結晶銅(High purity Single Crystal Copper)」線として記載します。
(Easy系の製品の場合、AliExpressでは同系列の複数のセラーで販売されますが、これらでの表記とアマゾンでの表記が異なる場合は、担当者が日本語でページを起こす際に盛りぎみでそれっぽく書いてしまうことがあり、結果的にこのような誤表記になります。ケーブルレビューでは繰り返し書いていますが、この辺は両方チェックするなどの周到さと「そういうものだ」と思って解釈する寛容さで解釈してくださいね。)
TR4908 / TRI ThroughTR4908 / TRI Through
コネクタはMMCX、中華2pinに加えて、KZ/CCA/TRNのタイプCの代替としての利用の多いqdc 2pin、TFZ等用のTFZ 2pinの4種類のコネクタが選択可能。各パーツはクローム仕上げの金属製で、プラグは3.5mmステレオのほか2.5mm/4極、4.4mm/5極のバランス接続用が選択できます。
TR4908 / TRI ThroughTR4908 / TRI Through

今回はアマゾンで購入したため、いつもの簡易パッケージで届きました。AliExpress(KBEARのオフィシャルストア)で購入の場合は同社のケースに入って届くようです。線材はやや弾力のある被膜で覆われていて、少し硬めの手触りのケーブルですが、4芯タイプということで、むしろ絡まりにくく取り回しは良好な印象です。コネクタ(MMCX/2pin)はやプラグ等のパーツはクローム仕上げの金属製。qdcおよびTFZコネクタは透明の樹脂製です。4芯タイプのため太すぎず、シルバーカラーということもあり見た目的にもイヤホンの色や形状にとらわれず合せやすいのが良いですね。
TR4908 / TRI ThroughTR4908 / TRI Through

TR4908」にリケーブルした印象は、銀メッキ線らしいスッキリ目の印象を感じつつ、基本はイヤホンの傾向を踏襲しつつ自然な範囲で情報量が向上するタイプ。単結晶銅線らしい傾向と言えるでしょう。低価格帯の銀メッキ線(OFC)ケーブルの様な派手めの変化は無く、メリハリ強めのケーブルとは一線を画します。銀メッキ線と言っても高域についてもバランス自体には大きな変化はありません。しかし、全ての音域について情報量が向上し、見通しが良くなる印象ですので、明瞭感のあるハイブリッドやシングルダイナミックのイヤホンと相性の良さがあります。同じTRIブランドで先日レビューした「TRI Starsea」用のアップグレードケーブルとしては最適で、より透明感のあるサウンドで明瞭感と音場の広さを実感できます。
TR4908 / TRI ThroughTR4908 / TRI Through
また、KZ/CCA/TRNなどでの最近のドライバー数の多い低価格のハイブリッドやマルチBAイヤホンとの相性も抜群に良く、付属ケーブルと比べると空気の膜が取れたようなクリアな印象を持つのではと思います。同社の上位モデルの「KZ ZAX」「KZ ASX」「KZ ASF」、「TRN VX」「TRN BA8」との組み合わせにはまさに最適なケーブルといえるでしょう。またシングルダイナミックでも「TFZ LIVE 1」など中高域寄りの明瞭感のあるイヤホンとの組み合わせが良いですね。
TR4908 / TRI ThroughKBEAR LARK & TR4908 / TRI Through

いっぽうで、もともと中低域が厚く音場感のあるイヤホンでは、中低域がより濃くなり、高域にもう少しキレが欲しいと感じる場合もあります。「TFZ LIVE3」などは今ひとつの印象で、これらは定番の16芯ケーブルやミックス線、純銀線などもう少し中高域に明瞭さの有るケーブルの方が向いているかもしれません。

KZやTRNといった低価格中華イヤホンの各メーカーでは、恐竜的進化さらに加速している印象が有り、前述の上位モデルではメリハリの強い低価格中華ケーブルでは今ひとつ合わないケースも増えてきました。そんななか、「TR4908」は1~2年くらい前の100ドル超えケーブルくらいの品質は確保できている印象で、20ドル台、3千円ほどの価格設定も含めてこれらのモデルに最適なケーブルだと感じます。非常に使い勝手の良い印象ですので、私も11.11で少し買い増ししようと思っています(^^)。


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