似非Mojo-Poly

こんにちは。今回はいつものレビューはお休みして、ちょっとしたネタ記事です。お盆や年末年始などの時期はだいたい何らかのレビュー記事の「まとめ」を作成するのですが、今年はコロナ禍で帰省などもしていないこともあり、6月~7月からため込んでいた書きかけのレビューを一気に仕上げております。とはいえ、お盆のあいだずっとレビューを書いているのもちょっと寂しいので(^^;)、以前から考えていた件にまつわる「小ネタ」を試してみることにしました。

具体的にはトップの写真の通りです(笑)。コレは一体なんでしょう?
まず、USB-DAC/ポータブルアンプのCHORD「Mojoは発売から5年ほどが経過しているにもかかわらず、いまだに「定番ポータブルアンプ」のひとつとしてお馴染みですね。「Mojo」についての改めての詳細説明は割愛しますが、DACからアンプ部分まで専用ASIC化し可能な限りアナログ部分を廃した独特の設計思想により、ややカマボコ気味の独特の「Mojoの音」に加えて600Ωのヘッドホンでもラクに鳴らす駆動力の高さと、逆に反応の良いIEMでもノイズの無いサウンドを実現するなど、5万円程度(中古なら3万円くらい)の価格帯では唯一無二の個性を持った製品です。

Shanling UP4そして、これは別に「Mojo」に限ったことではないのですが、これた高音質・高出力なデジタルポータブルアンプで最近の音楽ストリーミングサービスをワイヤレス再生したい、という「願望」があります。
有線イヤホンをスマートフォン等に高音質でワイヤレス接続する製品では「Shanling UP4」や「FiiO BTR5」などが人気があり、私自身も「Shanling UP4」を愛用していて、性能には満足しています。とはいえ、それでも「Mojo」でも鳴らしたい!と思うわけです。しかし残念ながら「Shanling UP4」も「FiiO BTR5」もUSB-Audio出力もSPDIF出力も持っていないため、組み合わせることができません。
デジタルポータブルアンプを連携させるためには「Bluetoothレシーバー機能」と「USB Audio出力機能」を両方搭載して、さらに同時に機能するDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を使用して、「Mojo」などのUSB-DACを組み合わせる必要があります。これはこれで機能的には問題は無いのですが、とにかくかさばる、というか外出先に持ち出して使用するにはなかなかのハードルの高さがあります。

Mojo / Shanling M0Mojo / Bluetooth Receiver

同様にBluetoothレシーバー専用機を使ってSPDIF出力でMojoにつなぐというのも試しましたが、これまでリリースされていた製品では44.1kHzや48kHz以上で出力される装置が無くまたサイズ的にもちょっとかさばるため、これもあまり現実的ではありませんでした。
※最近TOPPINGから「TOPPING BC3」という小型レシーバー/アンプが発売され、これが高音質なSPDIF出力を持っていますのでちょっとだけ状況が改善されましたね。

ちなみに「Mojo」には以前より「Poly」という純正オプション製品が存在していて、単独でネットワークプレーヤー化すること自体は可能です。しかし「Poly」も「Mojo」同様に結構年数の経つ製品でBluetoothについてはあまり本気では対応しておらず、基本はWi-FiでUPnP(DLNA)またはAirPlay接続するのが基本になります。
Mojo-Polyそのため外出先などでは「Poly」自体のSSIDにスマートフォン等で手動で接続する、といった使い方になりますし、再生も基本はiPhoneからAirPlayを使用するか、DLNAに対応したプレーヤーアプリなどに限定されます。必然的に、AirPlayの使えないAndroid端末でストリーミング系となるとTIDALやSpotifyなど一部のDLNA再生アプリが対応してるサービス以外は「詰んだ」状態になってしまいますね。そして、「Poly」単体で59,800円と、実売で「Mojo」より高額、というのも「この機能でこの価格?」と発売時点でも思いましたし、現在ではよりその印象は強くなっちゃいましたね。

そんなことを思いながら、ある日棚の整理をしていると、以前「Mojo」用に購入してあった「CHORD Mojo Cable Pack」(当時6,000円くらい。現在は販売終了)を発見しました。これは「Mojo」と組み合わせるさまざまなデバイス用の接続ケーブルやアダプタをセットにしたもので、そのなかに、iPhone接続で必要な「Apple Lightning カメラアダプタ」をきれいに「Mojo」につなげるための「USB ドッキングアダプター」が含まれていました。
CHORD Mojo Cable PackCHORD Mojo Cable Pack
このアダプタを数年ぶりに見たときに、「これってPolyと同じ形状だし、これに穴開けてFiiO M5とかShanling M0とか仕込めば持ち歩きにいい感じになるのでは?」と思いついてしまいました。これが先週、8月7日のこと。
ちょうど同じタイミングで、e★イヤホンの中古の日セールで「FiiO M5」の中古も6千円台でゲットでしました。というわけで、久しぶりにニッパやカッターやリューターでゴリゴリゴリ・・・と。気付いたら完全に「USB ドッキングアダプター」は分解されていました。もともとこのアダプターにはMojoの接続ポートをmicroUSBからカメラアダプタ用のUSB-Aオスに変換し、給電ポートはアダプタの外側に延長する基板がついており、コレを改造して活かせないか、と思っていましたが、サイズ的に厳しいことが判明し、コネクタ部分の小さいL型OTGケーブルを探してそのまま埋め込むことにしました。今回使用したケーブルはこれです。
「U20CU-LN01T」 アイネックス USB Type-Cホストケーブル C - Micro-Bリバーシブル 両端L型 10cm

これであとは「FiiO M5」のサイズに穴を開けて埋め込めば完成!と思ったのですが、FiiO M5はメーカーサイトにあるとおり「Bluetoothレシーバー機能」と「USB Audio出力機能」を両方搭載していて個別に使うときは問題なく利用できるのですが、現在のファームウェアでは同時には使えないことが判明。具体的にはLDACで接続して再生するときにUSB接続した外部デバイスに音が出ません。いちおうレシーバーモード時でも「Mojo」を認識はしている表示は一瞬するのですがケーブルを換えてみても変化は無し。やむを得ないのでストリーミング再生は既にこの方法で使えている「Shanling M0」を連携することで対応し、将来のファームウェアバージョンアップを期待することにしました。実際「Shanling M0」のほうが横幅は「FiiO M5」より僅かに小さいので、側面のダイヤルボタンを押したいときは本体ごとちょっと斜めにしてアダプタの側面で当てることで押す、という方法を取ることにしました。

写真だけみると「それっぽく」見えませんか? お手軽な素人工作ですので仕上がりは適当そのものですが、とりあえず実用性のうえでは問題はありません。こんな感じで、改めてどこかの会社が似たようなアダプタを作ったらまだまだ売れそうな気がしますけど、いかがでしょう(笑)。
似非Poly似非Poly

あと仕上げの粗さと本体の外れやすさを解消するためアユートから販売されている純正の「Mojo Poly用レザーケース」を購入し、適当にカットして装着させてみました。これなら外出先でも問題なく使えそうです(^^)。

似非MojoPoly

というわけで、私の今後のレビューでもちょいちょいこの「似非Mojo Poly」の写真が出てくるかも知れませんね。今回はインターミッションのネタ記事、ということで、次回からまた通常のレビューに戻ります。まだまだ書きかけの記事が結構たまっていますし、新たに届いているものや、新規でオーダーしたものもいろいろ有りますので、ぼちぼち更新していきたいと思います(^^)。