
■あらためて、foltiaを再インストールする
「foltia ANIME LOCKERのディスクを検査する(再構築編②)」で故障ディスクを特定しました。
さらに、今回はバックアップした既存データの容量から考えて、故障ディスクを取り除いても(その分容量が減っても)レストアは可能と判断し、まずはレストアを優先し、あとから新しいHDDを増設することにしました。
■起動領域はSSDで再構成
もともとのfoltia ANIME LOCKERは当初Ver.2.0の時に インストールしたものでしたが、今回は最初から最新の4.0で構成することもあり、手持ちの128GB SSDを新たに起動領域用に取り付けインストールを実施。
インストール方法は、オンラインマニュアルに従い、実施します。
まずはDVD-RにLiveDVD(体験版と同じもの)を焼き、サーバで起動、既存のHDDのまずは消去します。
あとはSSD+HDD構成で途中手持ちのライセンスキーを入力しインストールを進めます。
ついさっきまでfoltiaが稼働していたサーバですので、当然何の問題もなくインストールおよびセットアップは完了します。
■バックアップデータのレストア
とりあえずセットアップが無事完了したら、「foltia ANIME LOCKERのバックアップをしよう(再構築編①)」で取ったバックアップデータをレストアします。まず、新しいサーバでもコンソールでログインし、/mnt/backupパスを作成し、NFSでNASをマウントします。
login: rootPassword: foltiaroot ←非表示[root@foltia foltia]# mkdir /mnt/backup[root@foltia foltia]# mount -t nfs 172.19.2.15:/backupdisk/backup /mnt/backup[root@foltia foltia]#
PostgreSQLサービスを停止し、現在入っている初期データを削除(または待避)させます。
# service postgresql stopStopping postgresql service: [ OK ]## mkdir /home/foltia/php/tv/backup# cd /home/foltia/php/tv# mv -R ./live ./backup/# mv ./live ./backup/# mv ./mita ./backup/# mv ./nas ./backup/# lsbackup
そのうえで、バックアップの時とは逆方向でrsyncを実行しデータをレストアします。
# rsync -av /mnt/backup/tv/ /home/foltia/php/tv/
もともとバックアップ時に.m2tファイルは除外していたため、レストア時には指定は不要です。
データのレストアが完了したら、PostgreSQLサービスを起動し、データベースダンプをレストアします。
# service postgresql startStarting postgresql service: [ OK ]# exit
foltia ユーザで再ログインしレストアを実施。
login: foltiaPassword: foltiaadmin$ dropdb foltia$ createdb -T template0 foltia$ pg_restore -Fc -C -d foltia /mnt/backup/db/foltia-DB-Dump.dat.MP4
レストア時にアラートがでますがインポートは無事完了しました。
ブラウザでfoltia ANIME LOCKERにアクセスし、正常に環境が戻っていることを確認します。
問題なければ、最後に、DLNAの再構築を行います。
login: rootPassword: foltiaroot## service minidlna stopStopping minidlna service: [ OK ]# rm -rf /var/cache/minidlna/files.db# sudo -u foltia /home/foltia/perl/makedlnastructure.pl REBUILD
数TBクラスのデータがある場合、リビルドには数時間を要します。
完了したら、サービスを再度スタートさせます。
# service minidlna startStarting minidlna : [ OK ]
これでレストアは完了です。ここまでのバックアップとレストアについてはオンラインマニュアルもあわせてご参照ください。
■HDDの増設
今回はレストアを優先したため、HDDは後日、foltia復旧後に行いました。
まずいったんマシンをシャットダウンし、HDDを増設します。今回は3TBを2台増設しました。
再度電源を投入し、起動したらrootでログインします。今回はSSHでログインしました。
ログイン後、dmesgコマンドで、増設したHDDを確認します。
ホスト: foltia ANIME LOCKERのアドレス
ユーザ名: foltia
パスワード: foltiaadmin


$ su -Password: foltiaroot ←非表示# dmesg
新たにsdd、sdeが追加されていることが確認できました。
現在の録画領域のボリュームを確認します。
# pvdisplay--- Physical volume ---PV Name /dev/sdbVG Name tankPV Size 2.73 TiB / not usable 4.46 MiB~~~~--- Physical volume ---PV Name /dev/sdcVG Name tankPV Size 2.73 TiB / not usable 4.46 MiB~~~~
増設HDDを追加します。
# pvcreate /dev/sddPhysical volume "/dev/sdd" successfully created# pvcreate /dev/sdePhysical volume "/dev/sde" successfully created
# pvdisplay--- Physical volume ---PV Name /dev/sdb~~~~PV Name /dev/sdc~~~~"/dev/sdd" is a new physical volume of "2.73 TiB"--- NEW Physical volume ---PV Name /dev/sdcVG NamePV Size 2.73 TiBAllocatable NOPE Size 0Total PE 0Free PE 0Allocated PE 0PV UUID ~~"/dev/sde" is a new physical volume of "2.73 TiB"--- NEW Physical volume ---PV Name /dev/sdeVG NamePV Size 2.73 TiBAllocatable NOPE Size 0Total PE 0Free PE 0Allocated PE 0PV UUID ~~
次に、他のボリューム同様にVG「tank」に登録します。
# vgextend tank /dev/sddVolume group "tank" successfully extended# vgextend tank /dev/sdeVolume group "tank" successfully extended
再度pvdisplayで確認すると、増設HDDも同様にVG「tank」に登録されています。
最後に、論理領域の拡張を行います。
foltia ANIME LOCKERを新規でインストールすると、録画領域はXFSでフォーマットされているため、以下のコマンドを実行します。
# xfs_growfs /dev/tank/tv
処理はほぼ一瞬で終了します。
foltia ANIME LOCKERにアクセスし、無事容量が増えていることを確認できれば完了です。