
1枚の写真がある。
病室のベッドに力無く
座り込んでいる自分。
長かった闘病生活。
入院中に撮った唯一の写真。

何回見ても息が詰まる。
とても自分だとは思えない。
63キロあった体重は
37キロにまで落ちていた。
そこに写っているモノは
もはや人の姿ではなかった。
まるで骨と皮だけのミイラだ。
間違いなく自分は
そのとき一度死んでいる。

はじまりは下痢と嘔吐の症状だった。
近所のクリニックでの診断は
ごくふつうの急性胃腸炎。
ところがそうではなかった。
仕事帰りの地下鉄の駅
下りのエスカレーターで突然
全身脱力を起こして転げ落ちた。
幸い誰も巻き添えにせず済んだけど
全身打撲と頭蓋骨骨折。
総合病院での精密検査の結果
医師に告げられた病名は複数の合併症による
聞いたことも無い厄介な名前だった。

そこから長い闘病生活が始まった。
不思議なことに入院中の記憶があまり無い。
辛かったこと痛かったこと
それだけは断片的に覚えているけれど
あれだけ長く病院にいたのに
具体的な記憶が残っていない。
それだけ精神的に
追い込まれていたんだと思う。
ただひとつ
今でもはっきり思う事は
「もう二度とあそこには戻りたくない」
その強い気持ち。

そんな闘病生活から解放されて3年が経つ。
回復したから言える事なのかもしれないが
病気は本当に恐ろしい。
体も心もズタボロにする。
どんな体力も気力も
病気の前では無力だ。

退院が決まった時
主治医に頼み込んだ事がある。
定期的な身体の精密検査。
多少の負担は覚悟の上
あの苦しみだけは二度とゴメンだよ。
検査して少しでも悪い兆候があれば
すぐに対処してほしい。
そうお願いした。
その検査が来月またやって来る。
病院までは家から片道30分。
いつも早足で歩いて通う。
その足が続く限り
俺はまだまだ大丈夫だって
そう自分に言い聞かせながらね👍😊

今日は90mmマクロレンズ
花しか撮らないと決めて家を出た。
いつもの公園
あれだけ咲いていた花が
今はもう少ない。
花より緑
成長の季節なんだね。

今日の𝑳𝑶𝑽𝑬ショット
身だしなみ🦜



バイバイ👋また来てね🦜💕