
自分がまだ駆け出しの社会人だった頃
年末になると書店や文房具店に足を運び
新しい年の手帳を物色する。
そんな事が恒例行事になっていた時期があった。
最初のうちは毎年発売される目新しいデザインの手帳とか
様々なアイデア手帳とかに手を出していたけれど
そのうちに手帳を見る目も肥えてきてさ
自分の仕事やライフスタイルに一番あったデザインで
実用的で本当に使いやすい手帳だけを選ぶようになった。
その結果自分の場合は何年もの間
能率手帳と呼ばれる縦長サイズの手帳ばかりを
使い続けるようになっていた。
当時は時間刻みのスタジオワークだったので
縦長のスケジュール管理表が使いやすかったんだよね。

その後 FILOFAX のシステム手帳を使うようになり
様々なリフィルを差し替えられる利便性や
手にした時の上質な革の手触りが魅力的で
毎年新しく手帳を買い換える事はなくなった。
ただシステム手帳のあの分厚さだけは
携帯性を考えると悩みのタネで・・・・・
同じリング式でもっと薄くて持ち運びが楽で
シンプルな革の手帳があったら良いのになぁ。
ずっとそう思っていた。
多機能が売りのシステム手帳のような
余計なものは一切要らない。
リフィルも罫線ノートだけがあればそれで良い。
持ち歩くだけで喜びを感じるような
そんな贅沢でシンプルな革のノートが欲しかった。
でもその当時は
そんなものは探しても何処にもなかった。
欲しければ自分で作るしかなかったんだ。

ところが
似たような事を考える人はいるもので・・・・・
まさに自分が望んでいたような革の手帳を
作って売りだす人が現れた。
それがこの緑色のSIRUHA (シルハ) 手帳。
手帳好きの間ではちょっとは知られた存在だ。

”SIRUHA” という
岡山県にある小さな工房。
そこが制作している薄いリング式の革の手帳。
瀬戸内海に面した廃校となった古い小学校。
その小学校の教室を工房にして作られている
ここに SIRUHA 創設者の動画がある。
なんでだろう?
最初にこれを見て
この手帳にちょっと興味を持って
使ってみようかなって思ったんだよ。
従来の手帳から
使い手が書き続け "にくく" なる要素や
無駄な留め金とかポケットとか
使う上で邪魔になる革の段差やアクセサリー。
そのようなマイナス要因をどんどん削ぎ落として
必要最小限な要素だけを残す。
そんな引き算の発想から生まれた SIRUHA の手帳。
見開いてみれば一目瞭然。
シンプルそのもの
余計なものは何もない。

従来のシステム手帳の特長ともされた
多機能なんかはどうでもよくって
とにかく触って使いたくなる手帳を作る。
そんなコンセプト。
これには共感する部分が多かった。
リング式の手帳ではあるけれど
システム手帳とはちょっと違う。
11mm径の小リングを使用しているのでとても薄い。
ジーンズの尻ポケットに余裕で入る。
従来のシステム手帳では出来なかった事だ。

だから自分はこのリング式の手帳を
システム手帳としてではなく
持ち歩き用のメモ帳として使っている。
スマホのAQUOSとほぼ同サイズだから
このような小さなメッシュケースに入れて
手にして持ち歩いたとしても苦にはならない。

一般的なシステム手帳にあるような
革のボケットやカード刺し等は一切無し。
革の表紙シェルと金属リングと紙のノートだけという潔さ。
しかも革はイタリアのワルピエ社が鞣している
ブッテーロという高級レザー。
手にした時の手触り感は最高だ。
自分が現在メインで使用しているシステム手帳は
前回ブログでも紹介したロロマクラシックのミニ六穴タイプ。
このシルハ手帳もそれと同じミニ六穴。
それぞれのリフィルには互換性がある。
なのでシルハに走り書きしたメモの中に
残したいファイルがあれば取り外して
ロロマのシステム手帳に差し替えて保存する。
そんな使い方を今はしている。
実はこれ
年ごとに手帳を変えていた頃から
ずっと思っていた事なんだけど・・・
日々メモ帳になぐり書きする内容って
それを後になってから読み返すと
懐かしい日記のように思える事が多くてね。
「あっ、あの時こんな事を思ってたんだ」
なんて思い出したりする。
そんな大切な内容の書き込みは
毎年手帳を変える度にリセットしないで
ずっと手元に残しておきたいと思っていた。
だからこの2冊の手帳間のメモのやり取りは
忘れたくない記憶の一枚一枚を
末永く保存していくようなものなんだ。

追記:
今回はてなブログでこの記事を書いていて
偶然見つけたんだけど
驚いたことにSIRUHA手帳生みの親のブログが
過去にこの ”はてなブログ” に存在していた。
なんとこの手帳の若き製作者は以前
はてなブログのメンバーだったんだよ。
興味のある方はぜひどうぞ。
説得力のある内容の記事になっている。
よく見ると2015年4月の記事のようだね。
10年前のはてなブログに
タイムトリップしてみてはいかが😊
今日の𝑳𝑶𝑽𝑬ショット

高みの見物

じゃまたね🦜
