
渋谷109の裏手。
かつてそこにあった恋文横丁の事をブログに書いた。
その旧恋文横丁の辺りに
昔、"G"(仮称)というジャズ喫茶があったんだ。

表向きは喫茶となっていたけれど
実際は細長いL字カウンターの
ジャズが流れるバーだった。
自分はその店に10代の終わり頃から入り浸っていたんだよ。
その店には音楽好きなレコード会社の人間や
音楽雑誌の編集長、音響エンジニアなど
今になって思えばその後の自分の人生を
予感させるような人たちがしょっちゅう出入りしていた。
いわば自分の人生の原点とも言えるような店だったんだ。
そういえばマスターはライカ使いだったっけな。
一度仕事で撮影を頼んだような気がするよ。
その "G" で自分が決まって飲んでいたのが
ペルツォフカというウォッカだった。

瓶の中に激辛トウガラシが入った
度数35度の強いウォッカ。
こいつを店の奥の冷凍庫でキンキンに冷やして
ボトルキープしておいてロックで飲むんだよ。
アルコール度数の高いウォッカだから
マイナス20度くらいの冷凍庫では凍らない。
氷点下に冷えてすこしトロリとなったウォッカに
氷を浮かべてロックでやる。
しかもトウガラシが効いていて強烈に辛い!
辛い熱い冷たい!これ最高!
すきっ腹に一口ゴクリと飲むたびに
胃が悲鳴をあげるんだ。
その快感がたまらなかった。

今思えばその頃からすでに
自分のカラダの奈良漬化が
始まっていたのかもしれないね🤣
今はアルコール無縁の生活をしているけどさ
でもこいつだけはいつも箱買いして
冷蔵庫に入っているよ。

これが今の自分の
ノンアル辛口ウッカソーダなのさ🤣

【追記】
今回、十数年ぶりに "G" のあった場所に行ってみた。
周辺は見事に様変わりしていて
今では風俗店が何軒も入る雑居ビルになっていたよ。
ひとつの時代が終わったんだなって·····
そう思ったね。
