1️⃣ 2025年という1年は、これまでの反動的な政治に加え、いじめっ子気質が大手を振る状態となりました。言葉を言い換えれば「ウィークネス・フォビア(弱者嫌悪)」という言葉が当てはまりましょうか。
これまでの社会であればそうしたいじめっ子気質、気づいたら集団で矯正されるものでした。しかし、「これまでの正しいことはすべて間違いだ」という思考回路を機械的に当てはめ、そこにウィークネス・フォビアをぶつけるから、非強者にとっては立つ瀬がなくなる。
2️⃣ 近日の高額療養費制度やOTC医薬品の負担増の議論の中でも、それぞれの施策が現役世代の負担増につながる、そうさせているのは「怠け者の低所得者層だ」という意見が相次いでいます。現役世代の労働者の負担増の事実はその通りです。だけども、その解決の方法が「富裕層などの収奪主義者に適切な負担を求める」のではなく、「自分たちの足手まといとなっている低所得者・弱者が邪魔だ」という言い方で自分たちを慰めようとしている。問題の解決に結ばないそのやり方に「一体何なんだ」という思いでいます。
特に高額療養費の部分でSNSのタイムラインを見ると、もはや乱暴というか、暴力的としか思いません。実際は高齢者や非強者を叩けば、その負担を被るのはそうした人たちの家族である現役世代なんですよ。これを話すと今度は「家族を持たない奴らが云々」と言い出しますが、では、そういう人は惨めにくたばればいいんでしょうかね。
3️⃣ 最近の一連の議論には、そういう部分の容赦のなさが目立ちます。富裕層や大きな利益を上げている人については「その人たちは努力をしてきた」と言いますが、その経営者団体などが政権などに働きかけて、自分たちに優位な社会制度にしているという側面を抜きにして、無邪気に「よく働いたから」と言うのは何だかな、という思いでいます。
そうでなくても、今年に入ってから左派主義・人権主義的な意見は、それが出されただけで否定に持っていくような論調が目立っています。「寄らば大樹の陰」という言葉がありますが、いくら支持率が7割、8割あろうが「そういうやり方に納得しない」という思いを消すことはできません。苦しい生活の実態があれば、それと戦うのが社会活動と考えております。
4️⃣ ここ3ヶ月、拙稿では筆を鈍らせてきました。正直、自分自身を守るのが精一杯でしたし、この間にあった色々なストレスを振り払う時間が欲しかった。今後すぐに以前のようなペースで記事を作れるかといえば、すぐにはそうなりませんが、少なくとも「存在する意志」を変えないこと。それだけは愚直に追求してまいります。