プロメアBDが届いてからだいぶたっちゃいましたが
改めていい映画です。
BDをじっくりと見返して、よかったところ、気になったところあったので
つらつら垂れ流していきます。
良かったところ
見返していて特に良かったのはオープニングシークエンスですね。
まず前段として彩度を落とした映像で、世界観の説明を淡々と行う。
行う中で〇や△といった記号を視聴者の頭の中に刷り込んでいって
場面が現代に切り替わったところで
さわやかなオープニングソングで本編がスタートします。
私はここからが本編だと思っているのですが
そこで規則正しく並び、中間色を配したビビットなカラーリングの街並みをドローンで撮影したような映像が続くのがとてもセンスがいいと思うんですよね。

今回はこんな感じの味付けですよーというのを目で見て教えてくれるというか
奇麗に並んだ青い消火栓なんて本当に象徴的。

キルラキルの極制服とかもそうだけど、
強調したいものを整然と並べて印象付けるの得意よねTrigger
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2019/06/26
- メディア: Blu-ray
またオープニングソングも含めた劇中歌もどれも素晴らしいですが
登場キャラクターのテーマソングとしても機能していますね。
熱くポジティブなInfernoはガロのテーマ
和訳もバーニングレスキューの業務に触れつつ
ガロからリオへの熱いメッセージになっています。
逆にリオを含むマッドバーニッシュのテーマとしてNEXUSが機能していますね。
和訳もクレイの非道をガロにぶつけるリオの叫びになっていて、
【TRIGGER和訳】プロメア NEXUS 澤野弘之(プロメア鑑賞後のTRIGGER好きの為の和訳)
InfernoとNEXUSも対立構造になっているのが面白い。
名曲だとは思っていましたが、訳を見てよりこの2曲が好きになりましたね
Ashesも燃え尽きれば灰になってしまうバーニッシュの悲哀を美しく歌い上げていて心が震えますね
【TRIGGER和訳】プロメア ΛSHES 澤野弘之(プロメア鑑賞後のTRIGGER好きの為の和訳)
気になったところ
まぁ劇場で見たときもちょっと気になったのですが
個人的にはクレイ・フォーサイトに悪人的側面を付与してしまったのは
テーマがぶれてしまったと思うんですよね。
多分、本作のシナリオの根幹って
異なる正義のぶつかり合いだったと思うんですよ。
おおよそこういった物語りって、
やむにやまれぬ事情で何かを犠牲にしようとする為政者に
それでも!と主人公が熱いパトスをぶつけるのがカタルシスだと思うんですね。
ちょっと前だけど、「それでも」がキーワードだったユニコーンガンダムだったり
- 出版社/メーカー: バンダイナムコアーツ
- 発売日: 2019/02/26
- メディア: Blu-ray
この前見た劇場版リュウソウジャーも犠牲を強いるのが正しいけど、ほかの方法がないのかと葛藤する点で近いものがあるのかなと
本作も、シナリオの構成としては、人類という“種”の存続のために、
大多数の人類を、さらに物語が進んだ段階では地球そのものを犠牲にすべきか
というのが対立構造の柱だと思うんです。
その対立構造の中で、主人公たちの対立者として高く高くそびえたつためには
クレイフォーサイトは完璧なる善人であるべきだと思うんです。
善人、されどリアリストである。
そして、その信念の強さにより狂気と化している。
はたから見ると狂気であるけれど、本人にとっては正義である的な
FGOだと弓ギルみたいに、はたから見ると混沌・悪だけど、
自己申告制で秩序・善みたいな味付けが盛り上がるかなーと思うし、
クレイフォーサイトのキャラづけ的におおよそその方向で進んでいると思うんだけど
1点・殺人に対する彼のリアクションについては喉に小骨が刺さった感じ
過去のクレイの人格について深く言及がないので、そこ次第なところはあるのですが
デウス博士の殺害は現状アイナの言う通り研究結果の横取りにしかなってないんですよね。
もうちょっとこう、博士のプランは悠長すぎるという焦りがあると良かったのかな?という可能性もあるし
博士の殺害はまだ擁護できる点もありそうだけど
ガロの両親を結果として殺したことについて後悔も反省もないのはかなり彼の善性を否定するエピソードかなぁと。
ここも、彼の人生の汚点であり、その象徴でもあるガロを疎んじていたとかいう味付けだともっとすんなり見れたかなと
まぁむむむ、という感情は堺雅人さんの圧力ですべて吹っ飛びますけどねw
氷のようだったクレイフォーサイトが熱く殴り掛かるラストバトルは澤野さんの超絶クオリティのBGMと相まって、もう細かいことはどうでもいいやーやったれーとなるので本当にすかっとします。
ラストシークエンスもガロのテーマソング「Inferno」
夜明けを感じる前奏からの強くポジティブなサビで
グレンラガン譲りのオーバーな演出で盛大に締める
後日談はなく、しっとりとしたSuperflyさんのエンディングソング
「氷に閉じ込めて」でスパッと終わるのも
緩急のつけ方が素晴らしいプロメアらしい終わり方でした。
まぁ繰り返しになるけどいい映画よね
やっぱりTrigger好きだわ
なので今ぐっちゃぐちゃになってるガイナックスから
「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」
の版権奪い返して続編をはよ!はよ!
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/10/25
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- 発売日: 2020/02/05
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