
9月19日金曜日。
Sさんの運転で「ウニクス南古谷」へ、大友啓史監督の『宝島』を見にいく。Sさんの仕事が終わってから行ったので、最終上映の回(19時35分〜22時56分)を見ることに。
ふだん夕方はわたしがお酒を飲む時間なので、めったにこの時間に映画を見にくることはない。
でも、妻夫木聡ファンのSさんが「早く見たい」というのと、次の土日は予定があるので、この日見ることになった。
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戦後の沖縄を舞台に時代に抗う若者たちの姿を描き、第160回直木賞を受賞した真藤順丈の小説「宝島」を映画化。妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら豪華キャストが共演。「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督がメガホンをとった。
(「映画.com」から)
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結論からいえば、好きな映画ではない。やたら暴力シーンが多い。この監督は「暴力シーン」が売りなのか。何度か目を伏せた。
妻夫木聡、窪塚正孝、瑛太‥‥みな上手な俳優なのに大声で叫んでばかりいる。人物の厚みを感じられない。
ストーリーが緊密に結びついているとは思えない。力こぶの入れどころがズレている感じ。
繰り返すけど、こんなにヤクザ同士の暴力シーンがいるだろうか。
戦後の沖縄の描き方も、わたしには一面的にしか思えない。
原作は、2018年に直木賞を受賞した真藤順丈の『宝島』。原作は、アメリカ統治下の沖縄をどう描いているのだろう?
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悪い予感はあった。
2023年に、同じ大友啓史監督の『レジェンド&バタフライ』という映画を見ている。このときの印象が良くなかった。
結婚したばかりの信長と濃姫が、祭りの日にお忍びで城を出る。
そのとき、ホームレス軍団に囲まれる。そして、危険を感じた信長と濃姫がホームレス軍団を切って切って切り捨てる。
インディアンをためらいなく次々に撃ち殺す、昔の西部劇を連想した。
これほど魅力のない織田信長ははじめて──途中で映画館を出てしまいたくなったのを思い出す。
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映画『国宝』、『遠い山なみの光』と味わい深い傑作が続いたので、作品の差を痛切に感じてしまった。
『国宝』の制作費が12億。『宝島』は25億だという。
壮大な大作、191分──エンドロールまでが長く感じられた。
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映画に描かれた沖縄の扱いについて。共感!(6分01秒)